TAG 伊藤広将

「書くのも話すのも危険なもの」をあえて書いた『残穢』。あなたは手に取ることができますか?

小野不由美氏は、私が子供時代に愛読していたホラー小説(「屍鬼」や「悪霊」シリーズなど)を書かれていました。個性的な登場人物がコメディのような会話を交わしているテンポの良さと、相反して身がすくむようなホラー描写に、飲み込ま…

「整形シンデレラ」と呼ばれた女性死刑囚は、本当に罪を犯したのか?『イノセント・デイズ』

ニュースを見ると、毎日必ずと言っていいほど流れる殺人事件。特番として、過去の殺人事件と犯人を追うドキュメンタリーも目にすることがあります。しかし、番組で描かれる殺人犯の人物像が、実は歪められた全くの別人だったら――? レ…

囲炉裏端で語られる怖い昔話のよう。『山怪 山人が語る不思議な話』で教訓と背筋の寒さをどうぞ

「光る球体がふわふわしていた」、「木を切り倒す音がして目を凝らすが、そこには誰も、何もない」、「自宅の近くで道に迷ってしまう」。昔話で聞きそうなシチュエーションばかりですよね。これを実際に体験したという方たちの話を集めた…

細い伏線の糸が幾重にも折り重なる。マリオネットを操るその糸を手繰り寄せ、操者を暴くことができるか!?『マリオネットの罠

今週は、夏の夜の暑さをを忘れさせてくれる「ゾクっとするミステリ・ホラー本」をお送りします。  雨の夜、人家もまばらな国道沿いの林の中でトラック運転手が殺され、血まみれの若い女性が雨の林に消えた――。 殺人事件から1か月ほ…

ミスサークルコンテスト2017 グランプリ『原口未帆』編

今回のモデルはミスサークルコンテスト2017 グランプリの原口未帆さんです。 新宿南口から新宿御苑公園にかけて撮影しました 新宿駅待ち合わせて落ち着いたデートしたい方にオススメです! 原口未帆さん出演記事はこちらから 新…

私たちって何なんだ。どこにいるんだ。思考を巡らす楽しさを味わってみない?『到来する共同体』

この本を勧めてもらったのは、五か月前、教育哲学を専攻する先輩から。その先輩もアガンベンについて記事を書いているので、ほんの触りの部分だけを、先輩をはじめとする哲学を本格的に研究されている皆さんに怒られないように紹介してい…

順応するか、抗うか。抉り出すように紡ぎだされた言葉『洗礼ダイアリー』

深夜まで続くアルバイトの帰り道、このエッセイを読むのが密かな楽しみだった。『洗礼ダイアリー』。かつてポプラ文庫のWeb astaで2週に1度新しい記事が更新されていた。  ところで、スマートフォンに慣れている人は長い文章…

平塚らいてうが『青鞜』を通じて呼びかけた女性の自由

十八世紀、ロンドンの女性作家たちが「青い靴下」を履いていた。その時期は男女差別が根強く残っており、差別的な男性たちは彼女らのことを「ブルーストッキング」と呼んでいたそうだ。 ―それから2世紀経過した1911年。ブルースト…