就活アイドルと学ぶES向上会。通るだけじゃなく”受かるES”を。「トータルイメージ」が選考の鍵!

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(左:なみき マスコミ志望。右:なな メーカー志望)

2月になり、そろそろ就活のES(エントリーシート)を書かなくてはいけない時期に差し掛かってきたのではないでしょうか。今回は就活アイドル「キチョハナカンシャ」と学ぶES向上委員会! 就活アイドルと一緒に”受かるES”を目指していきましょう。

ESを見てくれる人はこちら

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有吉洋平(Yohei Ariyoshi) 株式会社SENSATION 代表取締役。外資系コンサル出身で、今回のESを論理的に向上させてくれるキーパーソン。

今回のES質問事項
①自己PRとあなたのキャッチコピー(100字)
②志望動機(200字)
③学生時代に頑張ったこと(200字)
④100万円の臨時収入が入りました。どう活用しますか?(100字)

有吉:今回、このESを見てどう思いました?

なみき:①~③の質問はよく見ますけども、最後の④は…なんなんでしょう。

なな:200字の字数縛りがキツかったです。
あと、①が全然思い浮かばなくて、書く前日に上野動物園に行ったんですよ。そこで思い浮かんだという感じで、とても苦戦しました。

有吉:では、実際にお二人のESを見てみましょう!

①自分のキャッチコピーと自己PR(100字程度)

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なみき作 キャッチコピー&自己PR
キャッチコピー:「持ち前のポジティブ精神と責任の塊」
自己PR:私は小さい頃からいろんな習い事をしてきたことから失敗を恐れず次へ次へとチャレンジしてきたこと、3人兄弟の長女として今まで妹と弟の手本となるように心がけてきたことから培われたものだと思っています。(95)

有吉:とても良い印象が伝わってきます。前向きな子なんだなって素直に感じました。
ここにもう少し、具体的なエピソードがあるといいかなって。
それとキャッチコピーは、もっと惹くものが必要かなと。

なみき:気を惹く言葉を選ぶのが難しいです。自分のボキャブラリーに自信がなくて。これは、どうやって解決していけばいいんでしょう。

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有吉:これはメモを書いていくしかないですね。浮かばなかったら溜めていくしかない訳で、日々の気付きをメモしていけばいいんじゃないかと。

それと、自分を一言で表すキャッチコピーは、作っておくといいと思います。
今回は割と文字数を少なくしているので、割く文字数=効果を常に考えてください。
なみきさんのESもっとよくするために勝手に向上案を考えてみました!

ES向上案)
キャッチコピー:「〇〇界の安西先生」
理由:ポジティブと責任感だけは負けません。これまで〇〇をやり通してきました。他のメンバーがめげそうなときも「ここで諦めたら試合終了だよ!」と元気付けてきました。とにかく前を向くことがモットーです。(97字)

ポイント:
①キャッチコピーは、イメージしやすいものにする。スラムダンクは誰でも知ってる。
②この文章を見るだけで「あ、この子は安西先生のようにつらいときこそ励ましてくれる子なんだ」と伝えられる。体験も挿入するのもポイント。気持ち(モットー)を書くことも重要です。

なみき:○○界の安西先生とか言葉選びが上手いなって思います。確かに、これが書いてあったら目を惹くなって。素直に、すごいなって思いました。

有吉:次にななさんのESを見てみましょう。

なな作 キャッチコピー&自己PR
キャッチコピー:「肉食シマウマ」
自己PR:周りへの気遣いを忘れず、周囲の動きを察知することや全体を見る目が長けており、シマウマのような性格であるが、闘志や根性を持っており行動力のある点は肉食だから。(78字)

有吉:キャッチコピーが面白いなって思いました。どういうことなの!?って気になってしまいます。

なな:上野動物園で悩んだ甲斐がありました。

有吉:そうですね(笑)。
肉食とシマウマのそれぞれのエピソードは必ず聞かれるので用意しておいてください。

ななさんのES向上案はこちらです。

ES向上案)
キャッチコピー:「肉食シマウマ」
シマウマのように周りを見て気遣いを忘れない性格の反面、闘志や根性を持っている行動力のある点は肉食だからです。友達から「ななはいつも優しいけど、やるときゃやる子だよね」と言われ嬉しくなりました。(96字)

ポイント:
①友達からの意見を入れる
②嬉しくなりました→気持ちの言葉を書くと、人間味が出て親近感が湧く。

なな:友達からのコメントを使って感情の部分を出していて、親しみが湧くなって思いました。ESはカチッと書かなきゃいけないのかなって先入観が自分の中にあって…。

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有吉:気持ちを書くことは大切ですね。
ESは無味乾燥のものが多いので、気持ちを書けば「人となり」を伝えられます。
あと、一つの質問に対して一つのメッセージに絞った方がいいなと私は思っています。色々書くと相手も混乱してしまいますから。
続いて、志望動機もみていきましょう。

②志望動機(200字程度)

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有吉:まず、志望動機を書く上でとても大事なことは業界の志望動機ではなく、御社の志望動機を書くことです。よく、業界の志望動機だけ書いて提出してしまいがちです。

それでは、なみきさんのESから見ていきましょう。

なみき作 テレビ局志望
私は学生時代の経験から言葉と人とのつながりの大切さを感じたことからテレビ局を志望します。私は旅行に行くのが趣味で海外旅行にも行く程でした。今まで全国共通の英語さえ話せればどうにかなると思っていましたが、英語だけでは通じない現実に出会いました。その際に言葉が私たちにどれだけ大切なツールで生活には必要不可欠であると感じ、少しでも皆さんが安心して生活できるように情報提供に携わりたいと思いました。(193)

海外の経験を書かれていますね。
さらに具体的なエピソードを書きましょう。働いてから何をしたいかまで伝えられるとgoodです。

あと、一文目は大切です。
一文目でよく分からないなって判断されると、「あ、これは飛ばそう。よく分からん」と端に投げられてしまう可能性もあります。結論をファーストに書け!なんて、よく言われる理由はここにあります。

こちらの向上案を考えてみました!

ES向上案)
英語の非力さを知って、言葉の多様性を伝えたいからです。海外旅行が趣味でこれまで10カ国以上を旅行してきましたが、英語が通用しない国の多さを実感しました。書店には「TOIEC900点」と書かれた語学本が多く、英語以外の言葉がある事実に気づきにくいです。教養でさえ魅せる番組が多い御局だから志望します。「英語NG!!スクール」と題打ち、5分で世界の言葉を教える番組の企画を考えています。是非面接で話させてください。(203字)

ポイント:
①「英語の非力さ」の一文目で惹く。読んでもらわなければ意味がないので、冒頭はよく考えましょう。
②○カ国という数字。具体性が増します。
③御社だから行きたい理由を書く。
④企画の提案。最後に「面接で話させて下さい」と熱意を伝えてます。

なみき:私の文章は漠然としたものが多かったんですけれども、向上案では具体的なことばかりです。やはり、具体的って大切なんだなって思ったのと、数字が入ってることでより分かりやすくなっています。
あと、「是非面接で話させてください」っていう書き方は全く思いつきませんでした。

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有吉:最後の一文は将棋だったら「なんだこの手は!」って一手ですよね。熱意が文字からも伝わりますし、偉そうに企画考えてきました感を消すことができます。これは、意外とアリです。結構、マスコミとかは企画を聞かれるので、こうやってESに書いてしまうのがいいです。
予想される「言葉の大切さ伝えたいんだったら出版社でもよくない?」って質問にも、書店との比較を例に出しているので回避できます。

続いてはななさんのESを。

なな作 医薬品業界志望
医薬品業界の営業職は、最新の医療情報の媒介者であり研究者にとって第三のスタッフであると考えます。高い専門性をもつ医療機関の間で生命に関わる製品の情報活動を行う為、その社会的責任は大きく、私はその使命感や影響力に魅力を感じております。また私はこれまで「人への思いやり」を非常に大切にしてきました。それは商売的になりがちな営業職においても大事にしたい思いであり、患者様を一番に考えることをモットーにしている御社にて活かしたいと考えます。(216字)

有吉:このESは分かりやすかったなと思います。
さらに、「御社だから入りたい」思いを書きたいですよね。ネットから得られる情報だと誰でも見れるので、そこだけじゃない情報も手に入れられるといいと思います。

なな:本とか雑誌とかで得られる情報ですか?

有吉:そうですね。あとはOB訪問とか実際に社員さんに話しを伺うとか。

なな:ESにOB訪問で聞いた内容は書いていいんでしょうか。

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有吉:全然OKです。裏技で、もっと良い手があります。会社が関わっているオフラインのイベントに行くというものです。例えば、テレビ局だったらお台場夢大陸に行くとか。医薬品業界だったら、セミナーに潜り込んでみるとか。「取締役の〇〇さんのお話面白かったです」なんて情報も手に入れられます。その情報を持っているだけで、本気度をアピールできるので非常に有効です。

業界の志望動機+後半で御社への志望動機っていうフォーマットが書きやすいです。

なな:私は「業界に行きたい」って思いに文字数を割きがちなんですけど、業界と企業はどのぐらいの割合がいいんですか?

有吉:どちらかというと、後者の「企業」への志望動機に文字数を割くべきかなと思います。業界に行きたい理由は端的に書くべきですね。

それでは、実際にななさんのES向上案を見てみましょう。

ES向上案)
医薬品業界は生命に関わる製品の情報活動を行う為、その社会的責任は大きく、私はその使命感や影響力に魅力を感じております。また私はこれまで「人への思いやり」を非常に大切にしてきました。御社との出会いはとある雑誌のインタビューでした。開発者の思いを知って、無味乾燥な医薬品の奥に血の通った優しさを感じたのです。商売的になりがちな営業職においても、患者様を一番に考えることをモットーにしている御社にて活かしたいと考えます。(207字)

ポイント:
①文字数を割いても効果が薄い文は消す。
②御社の「優しさ」イメージと、自分の「思いやり」のモットーを重ねることでより「思いやり」像を強くする。
③開発者のインタビューなど、調べないと分からない情報を出すことで本気度を伝える。他ではOB訪問、イベントで知る等。

なな:御社との出会いは雑誌のインタビューでしたって具体例がいいなと思いました。感情というか、温かみを感じるというか。あと、無駄な箇所がないなって感じます。伝える必要のないところはカットする勇気も必要だなって。

有吉:志望動機は極論を言えば、人事を安心させるために書くんですよ。人事は内定蹴りをかなり恐れています。
志望動機がしっかりとウチの会社に向けられたものだな、と分かると、相手も安心して内定を出すことができますよね。「それ、他社でもできるよね?」って質問で揺らぐようだと危険信号です。

なみき:なるほど。他社でもできる…。

(次は③学生時代に頑張ったこと)

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Myコーデ

WRITERこの記事を書いた人

小幡 道啓

累計2億円以上の借金王の元に生まれ、怒号と罵声が飛び交う家庭で育ったアウトローだが、底ぬけにポジティブ。飲み会でも「父親が行方不明です」と不謹慎なネタを言ってはスベっている。Amazon Kindle販売員時代には年間NO.1売上を達成。現在は、「逆境でのユーモア」をモットーに本to美女編集部編集長。