「インスタ映えしなきゃ(涙)」なんて悩む日々はもう終わり!
クリスマス、バレンタイン……。お菓子作りの季節がやってきましたね。手作りお菓子を通して、大切な人に思いを届けられるチャンスの多い冬は、女の子の頑張りどき。
……と、同時に、
SNS上での仁義なき「女子力PR」の戦いでもあります!!!
先日、昼休みに友人のA男が、インスタグラムに投稿された友人のB子の手作りマフィンの画像を見て、何気ない一言を放ちました。

(※画像はイメージ)
A男「なんかまずそうじゃね」
私 「ふぁっ?!」
B子の名誉のために言いますが、彼女料理上手なんです!大学生にしては心なしかババくさい「素朴で家庭の味だな」と感じるくらいです。
たとえどんなに美味しくても、インスタグラムで見栄えの悪いお菓子は、直感的に「マズイ」と思われてしまう。「ただ美味しいお菓子を作れば良い時代は、終わりを告げたのだ」と、自覚した瞬間でした。
「美味しいお菓子を作るだけじゃだめだなんて……」「私手先器用じゃないし」「ズボラだし」「ってか面倒いし」「そもそも時間がないよ〜」。そんな女性たちに、私は言いたい。「戦線離脱するのはまだ早い!」と。
悩める女性たちを救うキラキラお菓子「マシュマロフォンダント」を作るしかないのです!!!
マシュマロフォンダントアメリカ生まれのスイーツデコレーション。写真はこちら!

今、「そっ閉じ」(ブラウザ画面をそっと閉じる)しようとしましたよね?!
え〜っと、あなたの心の声を代弁しましょうか。
「こんなハイクオリティなお菓子、むずかしいに決まってるでしょ」
ま、待ってください!!私は、嘘はつかないんです!本当にカンタンなんです!
今からマシュマロフォンダントの作り方を紹介するので、騙されたと思って、読んでみてください。
教えてくださるのは、日本マシュマロフォンダント協会代表の関有美子さんです。

〜関有美子(せき・ゆみこ)〜 東京医科歯科大学出身。同大学院進学。学生時代より読者モデルとして活躍。現在は1 児の母でもある。産休中に海外の友人とのお菓子作りでマシュマロフォンダントと出会い、独学でレシピを考案。マシュマロフォンダントを使ったオリジナルデザインのカップケーキ等SNSで発信したところ一気に話題を呼び2015年2月からマシュマロフォンダント教室を開校し、身近に手に入る材料を使ってできる新感覚のスイーツ作りが人気となり予約の取れない教室となっている。 同年4月に日本マシュマロフォンダント協会(JMFA)を設立。オフィシャルブログ「Beauteeth Life」(http://ameblo.jp/seki-yumiko/)
お、お美しい……。学生時代から読者モデルとして活躍していた関さんは、実は歯科医師さんなんです。息子さんの子育てをしながら、マシュマロフォンダント教室を開いています。まさに彩色兼備な関さん。お菓子作りに興味がない男性の方も、読んで損はないはずです(笑)。

さて、今回はこの2つのデザインで作りますよ。
<作成イメージ動画>
レンチンして混ぜるだけなんて嘘でしょ?! 〜生地編〜
〜材料〜
・マシュマロ 30g
・粉砂糖 90g
・水 適量
まずは、生地作りから。

- 市販のマシュマロ全体を水で軽く濡らす
- ラップをせずに、電子レンジで1分加熱
- ふわふわになったマシュマロをゴムベラでクリーム状になるまで混ぜる
- 粉砂糖を加え、ゴムベラでよく混ぜる(マシュマロ:粉砂糖は1:3の割合)
- まとまってきたら耳たぶくらいの固さになるまで手で練る
簡単に言えば、「マシュマロをレンチンして粉砂糖を入れ、練る」。それだけで生地が完成してしまいました。ここまでかかった時間は、なんと約8分!あっと言う間ですね。生地は冷蔵保存可能なので1ヶ月程度作り置きが可能です。
「こねこね」「コロコロ」の懐かしさ 〜色付け編〜
〜必要なもの〜
・生地
・食用着色料
・打ち粉(コーンスターチ)
- 食用着色料(液体タイプ)を付ける
- 均等な色味になるまで手でこねる

この時、着色料を入れすぎず、打ち粉は少なめにすると生地のひび割れを抑えることができます。幼い頃によく遊んだ「紙ねんど工作」の懐かしさを感じます。「小さいお子さんがいる方は、親子で作業を楽しむことができます。若い女性や主婦の方、時には男性もフォンダント教室にいらっしゃいます。老若男女楽しめるのが魅力です」と関さん。
子育てのために休職していた頃「子供のパーティー映えするお菓子をつくりたい」と思い、大学生時代に留学生に教えてもらったマシュマロフォンダントを始めました。当時の日本では知名度が低くレシピもない中、記憶を頼りにフォトジェニックなお菓子を目指したそうです。SNSに載せると「教えて欲しい」というメッセージが相次ぎ、教室開設につながりました。

できました!優しい色合いの、パステルカラーが可愛いですね。これを数色作りましょう。
〜型抜き・飾りづくり編〜
続いて、マフィンのサイズに合うように、型抜きや飾り作りをしていきます。

〜必要なもの〜
・打ち粉(コーンスターチ)
・水、油
・道具(麺棒、へら、抜き型、シリコンマット、スケッパー、はけ、定規、口金など)

先ほど作った生地を、打ち粉を使いながら、麺棒で伸ばします。
生地は2〜3mm程度の厚さに伸ばせば大丈夫です。
そして、ここからは、デザインに合わせたパーツ作り。型抜きと飾りづくりをしていきます。

例えば、生地を、薄く油を敷いたシリコンマットに押し付けると、レース模様がついてとってもかわいいんです。
シリコンマットや抜き型は、アマゾンなどのネット通販で手に入ります。

お好みのデザインの型を抜きます。右下の写真のように、口金で縁の部分に穴を開けると、よりレースらしくなりますね。自分でデザインを工夫できるのも、マシュマロフォンダント作りの楽しさです。
〜リボンパーツの作り方〜

- 厚さ2〜3mmのフォンダントを、縦1cm、横11cmの長方形(リボン)サイズにカットする
- リボンを8cmと3cmに分ける
- 8cmのリボンを輪にし、端と端の内側を水で湿らせて、指で真ん中を抑える
- 3cmの生地の片面に水を塗り、先ほど作った輪の中心部分に巻きつける

パーツが完成しました!乾燥を防ぐため、使う直前までジップロックに入れておきましょう。お花は、卵パックの中に入れて、1時間程度乾かしておくとよりお花らしい形になります。
このパーツ作りでも、特別な技術は全く必要ありませんでしたね。可愛くて、この段階で食べちゃいたいくらいですが、あとは、デコレーションだけなので、ガマンガマン!
手先が器用でなくても大丈夫! 〜デコレーション編〜
〜必要なもの〜
・つくったパーツ
・マフィン(市販のものでも手作りでも可)
・少量の水で溶いた粉砂糖
・アラザンなどのデコレーションパーツ

- 水溶き粉砂糖を薄く塗った丸型のフォンダントをマフィンにのせ、指で優しくおさえる→土台が完成
- 1と同じように水溶き粉砂糖を使って、飾りつけをする
(しめらせたハケを使い、フォンダントの上にアザランでデコレーションしてもっと可愛く)
世界一可愛くて簡単なお菓子が完成!


口に入れた途端マシュマロフォンダントの優しい甘さが広がり、とても美味しかったです!
プチプラ、簡単、時短、ハイクオリティ!しかも美味しいなんて……!こんな最高にコスパの良い手作りお菓子はマシュマロフォンダント以外にありません。
「手先を動かすのが得意でなくても嫌いでなければ誰でも楽しめるはずです」と関さん。三歳になる息子さんも「フォンダントやりたい」とおねだりするそうです。火を使わず、口に入っても危なくないフォンダントだからこそ、安心して親子の時間を楽しめるのですね。
〜もっと詳しく〜

→関有美子著『世界一かんたんで愛らしいお菓子-マシュマロフォンダント』があれば、季節ごとの可愛いデザインを簡単に作れちゃいます。
→お子さんもお母さんも笑顔。安心で楽しい時間をやさしいお菓子『マシュディ-ふわふわマシュマロで作る新食感! ソフトキャンディー』(11月13日発売)
💗新発売『マシュディ』、関様よりコメント💗

アメリカ由来のマシュマロフォンダントの色味が日本人には抵抗があるという話を聞き、「日本に馴染める色味」、「体にやさしい」がコンセプトのお菓子を考えました。果物パウダーや野菜パウダー、抹茶、きな粉などを使って着色するので、お子様が食べても安心。味の変化まで楽しめます。
(文・湯川うらら/カメラマン・伊藤広将)
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