本好きなら行ってみたい「東京国際ブックフェア2016」イベントレポート

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2016年9月23日(金)~25日(日)の三日間で「東京国際ブックフェア」が開催された。場所は東京ビッグサイト。今回で第23回となる、日本最大級の本イベント。
本のメディアとして、取材しないわけにはいかないだろう。

日本中の出版社、書店、図書館、とにかく本にまつわる団体が出版業界を盛り上げようと東京ビッグサイトに集まった。日本最大級の「東京国際ブックフェア」とはどんなイベントなのだろうか? 会場に足を運んだつもりで、是非イベレポを読んで欲しい。

東京国際ブックフェアって?

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簡単に言えば、国内最大級の本の見本市だ。東京ビッグサイト内では、まるで巨大マーケットの如く溢れるのは本、本、本。関連商品もまた、本を盛り上げる物ばかり。本好きにはたまらないイベントになっている。3日間の総来場者数は37,653人。

両国国技館のキャパが11000人と考えると、相撲中継で見る満席の客が約3日分押し寄せた集客をイメージしてもらいたい。だって、会場はこんな感じなのだから。

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普段、本屋に行くようなゆったりと流れる時間はここにはない。
おしゃれなジャズ調の曲もなければ、穏やかに応対してくれる書店員さんもいない。

あるのは、本と活気だ。

ブックフェアの楽しみ方は大きく3つ。

①買う
②見る
③聞く

この3つのポイントを各章で解説していこう。

買う

なんといっても、「買う」が来場時間の大半を占めるだろう。
進む道に所狭しと並んでいるのは本しかない。それも、各出版社が会場に持ち込んだ「イチオシ本」が満載だ。ベストセラーから話題の新作、はたまた掘り出し物の名作まで幅が広い。
さらに、なんと

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お分かりだろうか。大変なことが起きている。

一部例外はあるが、大抵の本が20%OFFで購入できてしまうのだ。出版業界では再販制度によって、本を定価で売ることが当たり前になっている中、東京国際ブックフェアでは新品を安く買えてしまう。
話題の書や、ベストセラーだって例外じゃない。会場特典といったところか。

出版社も数多く出展しており

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小学館、講談社、集英社、KADOKAWAなどの大手出版社の出展はもちろんのこと

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業界の名だたる出版社が集っている。普段我々は書店で本を買うが、出版社で本を買うという経験は新鮮なものだ。編集者の方も「うちの出版社は最高なんだから」と、直接会場で売り込んでいる。話しかけたら、ベストセラーの担当編集者だったなんてこともざらだ。
会場には配達ブースもあるので、安いからって買いすぎちゃっても大丈夫。この日ぐらい、大量購入してもばちは当たらないだろう。

見る

買うだけじゃつまらない。そんなことは書店でもできる。
東京国際ブックフェアは「イベント」なのだ。ブースを見るだけでも楽しめる。

むむ、あそこに本と釣り合わないような怪獣が

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ゴジラだ!漢字では呉爾羅。何故ここに…?

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そういうことか!
トーハンブースでは、シン・ゴジラの巨大フィギュアを独占販売しているらしい。
シン・ゴジラの関連書籍も置いてあり、一大ゴジラブースが作られていた。今回のゴジラは体が赤く、蒸気を発する姿は異形とも神とも捉えられた。
ん、赤といえば

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とても真っ赤なブースだ。
大学受験でお世話になった人も多いのではないか。あの『赤本』がきれいに、新品で(ここ重要)ズラーっと並べられている。入試が近づくと売り切れてしまうので、親御さんはしっかり買っておこう。
また、DNP(大日本印刷)では

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『honto+』での人気企画、ロバート秋山が扮する「クリエイターズ・ファイル」の歴代クリエイター達と写真撮影ができる。世界をリードする(?)クリエイター達とせっかく写真を撮るのだから、身だしなみはしっかりしておこう。(※ほとんどの人がTシャツでした。ご安心を)
そして一際鮮やかだったブースは、こちら。

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会場で一番キラキラしていたのではないだろうか。流石、日本女性のファッションを牽引してきた光文社である。左部にはプリクラが設置されており、なんと自分が『JJ』や『CLASSY』の表紙モデルになれる特別背景を選べるのだ。女子の皆さまは記念に一枚いかがだろうか? ん、この売り子さんってどこかで見た気が……

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おお!「G☆Girls」のメンバーでグラビアアイドルもされている永井里菜さんではないでしょうか。会場のほとんどの人が気づいてないと思うが、とんでもない人が売り子をしている。記念に写真を撮らせて頂いた。

聞く

最後に、「聞く」楽しみもある。それは、会場限定のセミナーだ。
ざっと列挙すると

-人気作家・著名人による講演会-
・作家 林真理子「本と生きる -その幸福な時間を貴方にも」
・神戸女学院大学名誉教授 内田樹「だからいま、本を読む」
・脳科学者 茂木健一郎「人工知能に負けない『本の読み方』」
・作家 湊かなえ「大ベストセラー『告白』はこうして生まれた!」
・作家 朝井リョウ「1度きりの人生にスパイスを!― 本が見せてくれる世界」

-本の新しい楽しみをみつけるトークショー-
・乃木坂46 高山一実、齋藤飛鳥、中元日芽香「『乃木坂活字部!』in 東京国際ブックフェア乃木坂46読書選抜メンバーが語る、女性アイドルと本のはなし」
・『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』作家 伏見つかさ、声優 藤田茜、担当編集 (株)ストレートエッジ 代表取締役 三木一馬「みんなでライトノベルについて語ろう! ~これが我らのラノベ道~」
・千原兄弟 千原せいじ、トータルテンボス 藤田憲右「作家芸人! スペシャルトークショー」

-出版ってどんな仕事セミナー-
・『BRUTUS』編集長 西田善太
・『火花』担当編集者 浅井茉莉子

-パパ・ママ向け講演会-
・花まる学習会代表 高濱正伸「今日から実践! 子どもが読書好きになる方法」

-ビジネスマン向け講演会-
・哲学者 岸見一郎、(株)バトンズ代表 古賀史健「100年後にも読み継がれる物語を目指して 人生を一変させる新しい古典『嫌われる勇気』の誕生」

この他にも、各ブースが用意したスペシャルトークショーも様々だ。

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講演を聞くには、基本的に事前予約をしていた方が無難だろう。人気の講演はすぐに埋まってしまう。せっかくだから、目当ての講演者の本ぐらいは読んでから聞きたいものだ。ゲストは話をもって本を盛り上げようとしてくれる。こんなに人気講師が集まる講演会は、まずないだろう。

本好きのための祭典

ブックフェアの活用の仕方は人それぞれだ。一般読者として入場しても、周辺には編集者だったり出版関係者が普通にうろうろしている。ビジネスの場として、名刺交換・商談の場に使ってもよいだろう。

本を買って、見て、最後はゲストの講演を聞いて。

日本最大級の本の見本市、「東京国際ブックフェア」はいかがだっただろう。
今回行けなかった皆さまも、来年の第24回開催に向けて興味は湧いたであろうか。
以上、本好きなら一度は行ってみたい、「東京国際ブックフェア」のレポートであった。来年の来場者が増え、皆さまの読書ライフを向上させることを願って止まない。

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Myコーデ

WRITERこの記事を書いた人

小幡 道啓

累計2億円以上の借金王の元に生まれ、怒号と罵声が飛び交う家庭で育ったアウトローだが、底ぬけにポジティブ。飲み会でも「父親が行方不明です」と不謹慎なネタを言ってはスベっている。Amazon Kindle販売員時代には年間NO.1売上を達成。現在は、「逆境でのユーモア」をモットーに本to美女編集部編集長。