仕事も恋も『クーベルチュール』に行けば解決!

クーベルチュール

  • 著者:末次由紀
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2009/12/11

 

本書は「COUVERTURE」というチョコレート専門店でおきる様々な人の物語。
イケメン兄弟ショコラティエ(一郎さん、二郎さん)とパートの森田さん(65歳)が見守るこのお店では恋に仕事に家族に、と悩める人々が集まってきます。
本日は、その中から少しだけ紹介しようと思います。

いくつになっても人は輝けるもの

kobayashi8のコピー

 繋がっていた糸は一本一本切れていって もう増えることはないのかもしれない

 これはパートの森田さんが亡くなった義母や旦那さんのことを振り返ったときに思った言葉です。
経営していた駄菓子屋は時代の移り変わりとともになくなり、昔は毎日のように見ていた子供たちとの縁が切れ、娘や孫とはほとんど会うことがなく疎遠になっていく。
歳を重ねるたびに人とのつながりが薄れていくことを感じた森田さん。

そして、パート先は1粒250円のチョコを出すようなキラキラな世界。まるで別世界の出来事のように森田さんはとっています。
確かに、ちょっとお高いチョコレート屋は森田さんでなくても気おくれしてしまうもの。そこで働くならばなおさらです。

 みなさんは昔の友人と連絡はとっていますか?
私も、いま身近にいる友人とは定期的に連絡をとりますが、中学校や高校のときの友人とはほとんど連絡を取っていません。森田さんのようにだんだん人とのつながりが切れていっているのかも……と思わされました。

 そんな森田さんですが、ある事件がきっかけで考えが変わるようになりました。
それは、いつも接客を担当していた一郎さんが倒れて店に出られなくなったことです。
一郎さんと二郎さんは森田さんに接客をしてほしい、と頼むも無理だと断ります。
1粒250円のチョコを買ってキラキラした世界を楽しむ。そんなところでこんなおばちゃんがサーブをしたら台無しになる!そう考えたからです。

そこで、いつから自分はこんなに卑屈になってしまったのだろう。そう思ってしまいます。

 自分が失敗したら、自分のせいでなにか起こってしまったら。そう思って行動にうつれないときってないですか?
昔はすぐに行動にうつせたのに、今では後先を悪い方に考えてしまってなにもできない。

そんなことはないんですよ。あなたが行動を起こすことで助かる人はたくさんいます。

 森田さんも、次郎さんとのやり取りを経て接客に挑戦してみます(どんなやりとりかはぜひ本書を読んで確認してみてください!)。
そうしてたどり着いた答えがこちら。

kobayashi7のコピー

 バカねぇ 世界が違うなんて 私もまた だれかと繋がれるかしら……? 

世界と線を引いていたのは自分。そう思うことになります。

いくつになってもあなたの世界は広げていけるもの。自分でこれが限界だと思わず、一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか?

変化しないと停滞する

kobayashi2のコピー

「COUVERTURE」の常連・パトちゃんはカプリ島出身の英語講師。彼の好きなものはアニメにマンガ!キャプ翼を見て来日するほどのオタクであり、恋人はマンガ家という徹底ぶり。
そんな彼の恋人・ミキの描く作品はいつも学園もので似たり寄ったり。いつも家に閉じこもってマンガを描いている彼女のためになにかできないかとパトちゃんは考えます。

 なんていい彼氏…!私もこんな彼氏が欲しかったです。(ムリ)

 パトちゃんが考えたのは、故郷のカプリ島にミキを連れていくこと。「COUVERTURE」でチョコを食べているときに、森田さんが「私ももっといろんなところに行っておけばよかった」という一言をいったことがきっかけです。
そこで、パトちゃんはカプリ島へ行くプランを必死で考えます。パスポートの取り方に、旅券の予約、ミキのためのスケジュールプラン。

こんなことをしてくれる彼がいたら結婚したいです。だれか紹介してください(笑)

 しかし、こんなにも手を尽くしたにも関わらず、ミキは行くのを断ります。
外国とか無理していってもなにに生かしていいの、と。

 そんなミキにパトちゃんが言った言葉はこうです。

 ミキのマンガが売れないのは ミキに自分を変える気が全然ないからだ

心にぐさっとくる一言ですね。

できないことを「仕方がないから」とあきらめていませんか?それでは自分を変えられない。パトちゃんはそのことをミキだけでなく、私たちに言っているのではないでしょうか。

その言葉に突き動かされ、ミキはパトちゃんと一緒にカプリ島に行くことを決意します。
そこから彼女のマンガがどう変化していくのか……。それは知る人ぞ知ることです。

 自分を変えたいなら諦めないことが肝心。そして、動いてみることをしてみてはいかがでしょう?
自分自身を変えることをしなければ、人は停滞してしまいます。そして、どんどんとパフォーマンスは低下していく。
そうならないためにも、なにか行動を変えてみてください。もしくは、パトちゃんみたいな素敵な彼氏を見つけてみてください!

こんなお悩みを解決!

  1. 考えすぎて行動にうつせない
    →悪い方向にだけ考えていませんか?とりあえず飛び込んでみろ!と言いたいですが、それも難しいというときはいい方向になると考えてみてください。それだけでもちょっとは変わるものですよ。
  2. 変わらない自分を変えたい!
    →普段の生活を思い返してみてください。あなたの生活はなにか変化がありましたか?
    もし、ないようでしたらいつもは行かないところに無理をしてでも行ってみてください。それがきっかけになるかもしれませんよ。

クーベルチュール

  • 著者:末次由紀
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2009/12/11

モデルプロフィール

kobayashi_profile
  • 名前: 小林綾那
  • 生年月日:1993/05/13
  • 出身地:長野県
  • 職業:慶應義塾大学大学院
  • 出演歴: with girls
  • 趣味:マンガ・ミュージカル鑑賞
  • 最近の悩み:清楚にみられない
  • Twitter::@aynaa5
  • Instagram: aynaa5
  • with girls 小林綾那

(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

本to美女選書

WRITERこの記事を書いた人

土田 遥香

物心ついたときから家に少年ジャンプがある環境で育ち、見事オタクになる。一日一冊はマンガを読まないと生きていけない体になってしまった。オススメ本・マンガは「魔王(伊坂幸太郎)」「X(CLAMP)」。好きなことは実家で飼いだした犬とのビデオ通話と全国各地の美味しいもの食べ歩き。インドアもアウトドアも任せてください。