いつから「おいくつですか?」に怯えるようになったのか『フランス人は年をとるほど美しい』

フランス人は年をとるほど美しい

  • 著者:ドラ・トーザン
  • 出版社:大和書房
  • 発売日:2015/6/28

今週1週間のテーマは、「大人の女性に必要なものを拾っていくための本特集。」

何ができたら大人の女性?
美容・ファッション・身の回りのこと。あなたが理想の女性に近づいていくために必要なことを教えます。

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「おいくつですか?」

いつからこの質問に怯えるようになったでしょうか。

まだまだ若いから気にしたことがない方もいるとは思いますが、これからどんどん年をとっていったら聞かれるのが怖くなるはず。

年上のお姉さんに年を聞いたら教えてくれなかったり、「いくつだと思う?」という特に年下の男性にとって魔の質問に対して、実年齢より高く答えてしまったときのきまずさときたらもう……。

そんな日本人の女性は、自分の年齢に気にし過ぎではないかと主張するのが『フランス人は年をとるほど美しい』の著者、ドラ・トーザンさんです。

年を隠したがる日本人、年をとるほど美しいフランス人

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魅力的であり、知性があって話していて素敵だと思う人は必ず、背景があります。

挫折経験はもちろんこと、悲しみも苦しみも憎しみも。人生の酸いも甘いも経験したからこそ出せる色気があります。むしろ色気は、ただの見た目の美しさからだけでは出せない大人の女性の背景に現れます。だから苦労を経験していないただ可愛いだけの子は1週間で飽きるなんて言いますよね。

大人の色気は、年齢をともに増していきます。フレッシュさだけでは味わえない「深み」こそが、女に与えられた最高の美。

それにも関わらず、日本人の女性に年齢を聞くことはタブーとされています。

一方で、著者のドラ・トーザンさんは、美味しいボルドーワインと同じように、本当は女性も年を重ねるほど美しくなると言います。

「まるでボルドーワインのような女性だ」というのは、フランスでは最高の褒め言葉。日本人の私達にとってとても信じがたいのですが、フランスでは正しく年を重ねた女性は美しいとされ、モテるのだそうです。

誰でも年をとるからこそ、どうやって年をとるか、つまり、どうやって今を生きるかというほうが大切です。

正しく年をとるとは?

murakami_profileそれでは正しく年をとるとはどういうことでしょうか。

「自由に生きる。自分らしく生きる。我慢しない。わがままになる。いつまでも女であり続ける。美味しいものを食べる。アムール(愛)を忘れない」

たったこれだけだと著者は言います。

20代でもいつも浮かない顔をしている女性もいれば、70代と年をとっても溌剌と元気いっぱいの女性もいます。

その差はずばり「自分らしく、好きなことをして生きているか」

そんな人は、年をとってもなお、ますます輝きが増すのです。

日本人の頑張ると、フランス人の頑張るの意味の違い

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著者が翻訳に困るのは「頑張る」を訳すとき。

というのもフランス語には「頑張る」という単語が存在しません。

「頑張る」には、努力して自分を犠牲にして何かのために尽くすというニュアンスがあります。

フランスの女性の生き方はもっと肩の力が抜けています。仕事でどんなに忙しくても、同僚とユーモアを言い合うのは忘れないし、教師や弁護士といった職業でもセクシーさは忘れません。

頑張りすぎず、ほどほどでいい。そしてやりたいことは貪欲にし、やりたくないことはやらない。

もっとわがままに生きてみてはどうでしょうか?

ただこのわがままとは、自己中心的な振る舞いではなく、自分らしく生きるための、ちょっとした自己主張の方法なのです。

幸せになることに我慢しない

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「頑張る」以外に、もう一つ日本人とフランス人の違いを紹介します。

日本とフランスでは「幸せ」の定義が正反対。フランスでは個人の幸せが、皆の幸せにつながると考えます。

一方で、日本には「和」という考えがあるので、皆の幸せが個人の幸せにつながると考えます。

それゆえ、個人が幸せになることに少し我慢してしまっているのではないでしょうか。

日本人女性は、我慢せずにもっと自分の幸せを追求していいのです。

たとえわがままと言われようと、我慢せずに自分の幸せを追い求める。自分が幸せになってはじめて、周りの人を幸せにできるのです。

子どもがいても、たまには夫婦だけでデートしたらいい。仮に「子どもを置いていくなんて」と言われても、悪いことをしているわけではありません。誰かに預ける準備をした後、堂々と出かければいいのですから。

最後に

年をとるほど美しくなるために、もっと自由に、もっとわがままに生きてみる

そうすれば、

「おいくつですか?」

という質問に対して、堂々と返事をでき、そして年をとることに誇りを持つことができるのではないでしょうか。

こんなお悩み解決!

  1. 自由に生きることがいいことはなんとなくわかった。では具体的に何をすれば、美しくなれるのか。
    →まずは姿勢から変えてみましょう。フランス人には猫背がいません。パリジェンヌは人からどう見られているかを意識しています。見られることを意識することで、女性は美しくなれるのです。

フランス人は年をとるほど美しい

  • 著者:ドラ・トーザン
  • 出版社:大和書房
  • 発売日:2015/6/28

モデルプロフィール

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名前:村上ありさ
生年月日:1992/07/07
出身地:富山県
職業:会社員
受賞歴:ワセコレファイナリスト 
趣味:読書
最近の悩み:アイドルのLIVEに行けてないこと

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本to美女選書

WRITERこの記事を書いた人

森井 悠太

「本to美女」副編集長。 1990年生まれ。慶應卒。一浪、一留、一休学と余すことなく学生生活を送る。2016年1月から株式会社SENSATIONにジョイン。 芸能事務所のスカウトマンを経験。渋谷でNo.1スカウトマンになれた経験を書き、第10回出版甲子園で準グランプリを受賞。モラトリアム症候群で、某大手IT企業の内定を入社ギリギリで辞退。結果、ニートとなる。その後、銀座で会員制のバーテンダーを経て、「本to美女」に参画。 キャッチコピーはアクティブなヒキコモリ。生粋のHONZ被害者でもある。