原作もチェックしてる?『プラダを着た悪魔』

プラダを着た悪魔・上

  • 著者:ワイズバーガー,ローレン
  • 出版社:早川書房
  • 発売日:2006/10

 

ミーハー女子のバイブル

takarisa_1

スタバでアルバイトしている友達は、通学のお供としてケータイで何回も観ていると言っていたし、社会人の彼氏が欲しくてオフィス街でアルバイトに励む大学生の友達も、ワンダイレクションの熱狂的なファンで洋楽洋画ラブの友達も、とにかくおしゃれな肩書きに憧れている女子はみんな観たであろう2006年公開の映画『プラダを着た悪魔』のまさしく原作だ。あの映画を観て
“アンハサウェイになりたい!”
“ピンヒールの足元でNYのオフィスから「タクシー!」と叫びたい”
なんて思った女子もきっと多いだろう。
知っている人も多い物語ですが、だからこそ楽しめる原作の面白みをご紹介する。

なりたくないけど憧れるヒロイン

takarisa_2

文学に惹かれ、雑誌『ニューヨーカー』に自分の書いた記事を載せることを夢見るアンドレア・サックスが主人公の物語。23歳の彼女は、たまたま見つけた、世界有数の売上を誇るファッション雑誌『ランウェイ』のアシスタントという仕事に申し込む。この仕事を1年間続けた人は、絶大な力を持つ『ランウェイ』の編集長、ミランダ・プリーストリーの口利きでどんな希望の仕事にも就けると聞いたからだ。

アンドレアが働き始めた『ランウェイ』は、177センチ52キロの彼女が、背が低く、太っていると言われる世界。みんながこぞってブランド物を身につけている世界。

そして『ランウェイ』のアシスタントを任される。
分かりやすく言えば、編集長ミランダのお世話係で、労働時間14時間。ハリーポッター新作発売日の前日までにミランダの双子の娘に1冊ずつ新作を届け彼女たちがドミニカ共和国へ行く飛行機の中で読めるようにする。数少ないミランダからのヒントを元に、アンティークの雑貨を買い求めNY中を駆け回る。オフィスビルから出る前にまだなのかと急き立てるミランダからの電話を受けながらスタバを買いに行く。“ハードな仕事”なんて言葉では足りないだろう。しかし、周りは口を揃えてこう言う。

「百万人の女子が憧れる仕事じゃないか!」

私は映画「プラダを着た悪魔」を見て、ピンヒールを買い、誕生日にプラダの財布をねだった典型的ミーハー女子だが、この作品には女子のおしゃれ心をくすぐる何かがある。アンドレアのような女性になりたいとも、なれるとも思わないが、でも、彼女のように芯が強く、輝きたい、そんな風に思いました。

映画と本の違う楽しみ方

takarisa_3

映画では何より、数百足のハイヒールや数百枚のブランド服が収納されたクローゼットや、アンハサウェイが着こなすブランド品コーディネートなどの映像美が目を引いた。

しかし、原作本では映像としてみることができないため、細かな服の描写から各登場人物の服装を想像する。それに、原作本の方がさらに主人公アンドレアのアシスタントとしての仕事が過酷に描かれているし、編集長ミランダへの恨みも皮肉を込めた言い回しで強く伝わってくる。だが、次第にミランダへの恨みに、ファッション界を率いてきた女性としての尊敬が含まれてくる様子が細かく描かれていて面白い。

自分磨きのきっかけ

大学時代は文学に打ち込みおしゃれと無縁だった主人公アンドレアは、とにかく過酷な世界、上司に囲まれるファッション界へと足を踏み入れたわけだが、自分を磨くことを知り、次第に身につけるファッション、仕事が認められ、成長していく。さらには仕事と恋愛の両立、友情など等身大の女性の悩みも描かれている。

仕事、勉強、部活、なんでもいいから何か自分にとってしんどいことがある人。この作品を読むとアンドレアに比べたら私まだマシかも。なんて思えるかもしれません。
明日は朝か夜ランニングしよう。今日はパックして寝よう。新しい服を買いに行こう。ついでに流行ってる化粧品も買っちゃおう。
自分を磨きたくなる作品間違いなしだ。

プラダを着た悪魔・上

  • 著者:ワイズバーガー,ローレン
  • 出版社:早川書房
  • 発売日:2006/10

モデルプロフィール

risataka_profile
  • 名前:高橋里彩子
  • 生年月日:1993/8/27
  • 出身地:秋田県
  • 職業:芸能系
  • 趣味・一言:カラオケに行く
  • Twitter:@konkonwanwan
  • アメブロ:s.ameblo.jp/conconwanwan/

(カメラマン:伊藤広将)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

本to美女選書