つまらない生活。破りたいルール。ただよう時間。狂ったままの人生のバランス。『東京怪童』“生きること”への意味をもう一度問う。

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東京怪童(1)

  • 著者:望月 ミネタロウ
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2009/6/23

つまらない生活。
破りたいルール。
ただよう時間。
狂ったままの人生のバランス。

 

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舞台はとある医院。

そこでは脳に問題を持った少年少女達の治療とケアを目的に日々研究が行われている。

患者の1人19歳の「ハシ」は事故で小さな破片が脳に残存してしまい、それが原因で、感じた事思った事を何でも全て口外してしまう症状をもつ。

21歳の「ハナ」は大脳疾患が原因で、時所かまわず人前でも勝手にオーガズムが来てしまう症状をもつ。

6歳の「マリ」は他人を脳が認識しない故に、自分以外の人間が誰1人いない世界にすんでいる。

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10歳の「英雄」は自分にスーパーパワーがあり、自分は神や宇宙人とコンタクトがとれるスーパーマンであると信じてやまないでいる。

そんな彼ら彼女らを見続けているスーパードクターの「玉木」。

医院を舞台にその内と外を、そして人間の内と外を、屈折した世界とその終わりと始まりを描き、その答えとなる糸口を探し続ける作品である。

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問題も起こさないし静かに品行方正でいようとしてる

以前はみんなに受け入れてほしかったけど、

でも今は世の中の人間全てがあたしを無視してほしい。(ハナ)

これがきっと世間で“大人になる感覚” “大人になってしまう感覚”なのかもしれない。

こんなにも屈折した世界ならば、その世界の正解。品行方正でいればいい。

こんな世界であれば、目立たず、認めて貰う必要はない。

ただ、淡々と、静かに生きることをするだけだ。

お前に足りないのは人を信じる心だな

皆 自己中で嘘つきでくだらない人間だと

お前は他人も自分と同じだと思ってる

しかしそれはお前だけだとそうは思わないのか?(二本木)

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自分や他人に対して諦めること。

そう思い込むことが一番楽で、簡単なのかもしれない。

多くを知って、鬱ぎ込むのか、それとも開いていくのか。

重要な分岐点がそこにある。

嘘がつけないこと

正直であること

は違うらしい(ハシ)

感じた事思った事を何でも全て口外してしまう症状であるハシ。

自分と他者、自分と世の中のジレンマに悩まされる。

嘘がつけることも正直であること。

なのかもしれない。

普通の人ばかりの世界で、救ってくれるものを求めてる。

普通の人でも、認めてくれるのかな。

変な人なら、認めてくれるだろう。きっと。

そんなゆめ。(ハシの漫画)

 

かわりもののスカイウォーカーは夢をみてる。

夢をみ続ける。夢をおう。

変わりたくて、おいつづける。

変われることを信じて。

そーゆーひとに焦がれながら、現実にもどって、誠実に生きるひとがほとんど。

プライドウッドはニワトリになった。(ハシ)

夢と現実。普通と変な人。

現実ってなんだ。普通ってなんだろう。

生きるとはなんだ。

生きないとはなんだ。

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そんな解決を見つけることが生きることなのか。

死ぬことは終わることなのか。始まることなのか。

つまらない生活。

破りたいルール。

ただよう時間。

狂ったままの人生のバランス。

“生きる”ことへの救いの糸口が見つかるかもしれない。

東京怪童(1)

  • 著者:望月 ミネタロウ
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2009/6/23

モデルプロフィール

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  • 名前:高井ひろえ
  • 生年月日:1993/08/28
  • 出身地:岐阜県
  • 職業:首都大学東京
  • 受賞歴:ミス首都大・ミスオブミスフジテレビスポンサー賞・ファシオPR大使・TGC
  • 趣味:お笑い・散歩
  • 最近の悩み:愛犬に会えない
  • Twitter:@hiroe03

(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

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