挫折したって生きていく『ぼく、オタリーマン。』

ぼく、オタリーマン。

  • 著者:よしたに
  • 出版社:中経出版
  • 発売日:2007/03/15

 この本は僕がー 仕事や 恋愛や 友情や

 そういったものにちょっとずつ挫折していく過程を描いた日記まんがです

この冒頭から入るサラリーマンの、本当に誰にでもありそうな日常のワンシーン。

よくあることなのに、読んでいてどこか心にちくっときたり、思わずくすっとなったりするエッセイまんがです。

 主人公であり、著者であるよしたにさんはオタリーマン(オタクなサラリーマン)。
電車で隣になった人にたまたまこういう人がいるかもしれない、ぐらいにはオタリーマンっていそうじゃないですか?
今回は、そんな『ぼく、オタリーマン。』からいくつか紹介をします。

 VS会社

serizawa5のコピー

 新卒一年目。輝かしい社会人生活のスタートを迎えるための入社式をした人は少なくないはず。
同期と仲良くなり、仕事終わりには飲み会、休日にはみんなでバーベキュー!
そんな日々を想像しながら入社式でよしたにさんがしていたのは……

「ぼっちで本を読む」

冷静に考えなくてもツッコミをしたいですね。 

周りの同期はそれぞれ話しているのに、一人で本を読んでいる。
みなさんでしたら、そんな人に話しかけたいと思うでしょうか?
もし、自分もその本が大好きで、是が非でも感想を語り合いたい!というのでしたら別ですが、普通は「この人話したくないのかな?」と思ってしまいますよね。

 その後も、同期の飲み会では誰とも話すことができず一人でコースの刺身をもくもくと食べるよしたにさん。
帰り道で同期の女性と一緒になるも、会話がもたず無言の沈黙。
そんなことをしているうちに、同期飲みには誘われなくなったそうです。

 もちろん、人それぞれ向き不向きがあるのですから一概にこれはダメ、あれはいい、なんて言えません。
しかし、会社の仲間と円滑な関係を築きたいとおもっているのならば、最初のときから人と関わっていくのがいいのかもしれませんね。 

VSからだ

serizawa8のコピー

 社会人になると、学生のときよりも生活が不規則になったと感じませんか?
残業続きで家に帰れない。二日酔いで頭がいたい。自炊が面倒で三食コンビニ弁当。
挙げればキリがありませんが、思い当たる節はあると思います。

 SEをしていたよしたにさんも不健康な暮らしをして

・首元のボタンがはじけ飛ぶ(脂肪により)
・尿酸値以上により25歳ながら痛風になりかける(毎日お酒を飲んでいたため)
・スーツにデブ穴ができる(内股がこすれるため)
などなど、日常に支障をきたしていました。
(つまりこれってデブになったということ) 

忙しいから、ということにかまけて自分の生活をしっかり管理していないと、こんなことが起きてしまうのですね。

 本書では、椅子が体重をかけた椅子がギシッと音をたてて壊れたり、しゃがんだ拍子にお尻が破れたりとマンガのようなことが描かれています(実際、マンガなのですが……)。

なにかしらの改善策が書いてあるわけではなく、ただあったままを面白おかしく描かれている。これはマンガの醍醐味ですね。
ちらっと見て、自分はこうはならないでおこう。そう思うだけで改善につながるのではないでしょうか。 

VS恋愛

serizawa4のコピー

いい歳になってくると友人や先輩が結婚する、なんてことよくありますよね。

24~25歳あたりが第一次結婚ラッシュと言われています。つまり、会社に入って2、3年すればご祝儀貧乏なんてことも……。
会社の仲間や先輩の結婚式であれば、知り合いは会社の人ぐらいでしょう。
しかし、学生時代の友人だと、うっかり元カノ・元カレと出くわしちゃうことがあるのです。

よしたにさんは大学時代の先輩の結婚式で、余興としてショッカーを演じたそうです。
ショッカーってわかりますかね…?仮面ライダーの悪役です。
そんな恰好で会場を動き回っていると、偶然「よしたにさん?」と声をかけられます。
振り返ってみると、そこにいたのは大学時代の元カノ(しかも音信不通で別れた)。
自分はショッカーだと言い張り、なんとか逃げ切るも、帰り道では泣きながら家までダッシュ。うーん、偶然ってこわい。

これは私の知人の話ですが、先輩の結婚式に行ったら、結婚相手が元カノだったということがあったそうです。ドラマのような話ですが、実際にあるとなると気まずさしかないですね。

学生時代の恋愛って、意外と社会人になってもなにかしらの形で(半強制的に)思いだされてしまうもの。
まだ学生の人は後々、後悔しない恋愛の終わらせ方をしましょう。
もう社会人になってしまった!という人はうまいかわし方を今から練習しておきましょう。

合わせて読みたい


鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!

サラリーマンと猫のほのぼの(?)日記マンガ。
振り回される人生も悪くないかも?と思わせてくれる。

こんなお悩みを解決!

  1. 会社の同期と仲良くなりたい!
    →何事も最初が肝心です。
    とりあえず、入社式で本を読むのはやめましょう。今ならスマホも控えてコミュニケーションをとってみましょう。
    初めての人と話すのが怖い、というのはわかります。そういうときは相手の方をちらっと見てみると話しかけてくれるかもしれません。
  2. 不規則な生活をなおしたい!
    →具体的に、あなたの生活はどのように不規則なんでしょうか?
    よしたにさんのように、不規則な生活によって生じた困ったことを挙げてみるといいかもしれません。
    そこから1つずつ改善策を考えてみましょう。

ぼく、オタリーマン。

  • 著者:よしたに
  • 出版社:中経出版
  • 発売日:2007/03/15

モデルプロフィール

serizawa_profile
  • 名前:芦澤万柚
  • 生年月日:1997/01/24
  • 出身地:東京都
  • 職業:慶應義塾大学
  • 趣味:音楽を聴くこと、絵を描くこと
  • 最近の悩み:自信を持ちたい。ゆったりと余裕のある人になりたい。
  • Instagram:@o_omayu

(カメラマン・横須賀馨介)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

WRITERこの記事を書いた人

土田 遥香

物心ついたときから家に少年ジャンプがある環境で育ち、見事オタクになる。一日一冊はマンガを読まないと生きていけない体になってしまった。オススメ本・マンガは「魔王(伊坂幸太郎)」「X(CLAMP)」。好きなことは実家で飼いだした犬とのビデオ通話と全国各地の美味しいもの食べ歩き。インドアもアウトドアも任せてください。