心ときめく生活を送っていますか?『リメイク』から見る心の潤い

リメイク

  • 著者:六多 いくみ
  • 出版社:マッグガーデン
  • 発売日:2013/4/13

違う自分になりたい

本書は派遣のOL・奥村かのこが一人前のビューティー・アドバイザー(BA)になっていく話。
みなさんはBAって知っていますか?デパートの化粧品店に行くと、美容部員さんがいるのを見たことがあると思います。ただ、接客をして化粧品を売るだけではなく、お客さんにメイクを行ってもくれる彼女たち。
ばっちしメイクをして、キレイに決まっている彼女たちはキラキラ輝いて見えませんか?

毎日おなじ仕事を繰り返す日々に明け暮れていたかのこは、ふらりと入ったコスメカウンターでBAさんに話しかけられます。
あれよあれよと流されるままにメイクをされ、気づけば買う予定のなかったコスメまで購入。
そのBAさんの姿に憧れ、相談し、自分に自信を持ちたいと思うようになります。
そして、彼女はBAへと転職しようと決意します

1回のメイクが彼女の生活を変える。
いつも薄化粧で毎日同じ事務の仕事をして、そんな毎日にうんざりしていた彼女。
メイク一つをばっちり決めるだけで、ここまで変化を遂げることができる!

確かに、アイラインがうまく引けた日、チークが思い通り入った日はテンションがあがります。フルメイクを毎日しっかり決められると気持ちも引き締まって、やる気がでるのではないでしょうか。

華やかな世界はしんどい!

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一見煌びやかに見える世界は、その裏側はどこも地道で厳しいもの。
AKB48だって、今はテレビで素敵な笑顔を振りまいてくれていますが、最初は小さな劇場で掃除からはじまっていました。
それと同じで、BAの世界も店頭では笑顔で憧れになる姿を見せていますが、その裏では勉強漬けの日々が待っているのです。

例えば、化粧品を売るために皮膚サイクルの勉強をしたり、食生活の勉強をしたり。なんだか理系のようなことをしています。他にも、商品のことを理解するために、1つ1つどんな効果があるのか、どういう人に使ってほしいかなど。
考えてみれば当たり前のことなのですが、それをこなしていくのはやはり根気がいります。

かのこも一度、その現実の壁にぶち当たるのですが、上司である五十崎課長にこんなことを言われます。

理想に近づきたいのなら腹括らなきゃ 「思ってたのと違う!!」なんていうのは言い訳にならないよ

この一言に図星を刺され、彼女は必死に勉強するようになりました。

若いころならば、できないことに手を出さなくても笑って許してもらえる。しかし、相応の歳になれば誰もがやらなくてはいけないことを見極めなければいけない。

理想と現実には乖離があるのは仕方のないこと。しかし、それをどうやって埋めていくか考えることでその後を踏ん張っていけるか変わるのではないでしょうか。

慣れてきたころこそ気を付ける!

仕事でちょっとしたミスをして落ち込んだことはないでしょうか?
人間だれしもミスをするものです。ちょっと慣れてきて気が緩んできたころは特に。

かのこも、BAの研修を終えて数か月したあと、お客様への接客の仕方について先輩と口論をしてしまいます。もう新人の頃の自分ではないのだから、接客の仕方も自分で工夫をして、早く一人前だと認められたい。そんな気持ちからつい、先輩と対立してしまいます。
自分だって仕事ができる!そう思っていたとき、持っていたファンデーションをお客さんの足にこぼしてしまいます。

ビギナーズラックという言葉があるでしょう もう新人とも呼べなくなるこの時期が一番ミスをしやすいんです
一人前気取って意見するくらいなら しっかり仕事してください!!

対立していた先輩に言われたこの一言。言い返せないほどの正論ですね。
頭をがつん、と殴られたようなかのこですが、先輩と一緒に1人のお客さんを接客し、ご飯を一緒にして変わっていきます。

どんなことを話したのか、は是非読んで確認してほしいのですが、雨降って地固まるという言葉があるように二人の間にあったギスギスとした空気がやわらいでいきます。
自分がまだ一人前ではなく、駆け出したばかり。その自覚を持つことでかのこは変われたと感じました。
自分のいまいる立ち位置をしっかり認識できて、ようやく一人前になるスタート地点に立てるのではないでしょうか。

こんな悩みを解決

  1. 昨日までの自分を変えたい!
    →昨日までの自分を思い返してください。「こうしたかった」「あんな風になりたかった」といった、なにかしらなりたい自分はいませんでしたか?理想を理想のままに片付けず、それに向かってなにか行動を起こしてみてください。
    女性ならば、かのこのようにメイクをきっちりしたり、少し雰囲気を変えてみたりするのもいいでしょう。
  2.  一人前っていつから?
    →自分で一人前、と思うときはまだまだ一人前ではないのでしょう。自分のことを評価するのは自分自身でもありますが、他人からの評価の方が大きいです。
    自分から見ても、他人から見ても仕事ができている。だれしもスタートは半人前、ひよっこです。焦って一人前になろうとしなくてもいいんですよ。

リメイク

  • 著者:六多 いくみ
  • 出版社:マッグガーデン
  • 発売日:2013/4/13

モデルプロフィール

  • 名前:池田麗衣
  • 生年月日:1997/03/21
  • 出身地:東京都
  • 職業:学習院大学
  • 趣味:ダイビング、韓国語
  • 最近の悩み:よく忘れ物をする
  • Twitter:@lxxxxyk

(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

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WRITERこの記事を書いた人

土田 遥香

物心ついたときから家に少年ジャンプがある環境で育ち、見事オタクになる。一日一冊はマンガを読まないと生きていけない体になってしまった。オススメ本・マンガは「魔王(伊坂幸太郎)」「X(CLAMP)」。好きなことは実家で飼いだした犬とのビデオ通話と全国各地の美味しいもの食べ歩き。インドアもアウトドアも任せてください。