買うは天国、捨てるは地獄 『服を買うなら、捨てなさい』

服を買うなら、捨てなさい

  • 著者:地曳いく子
  • 出版社: 宝島社
  • 発売日:2015/2/23

 

「所詮ファッションは眼の錯覚と思い込みの自己満足」

これを逆手に取れば、「眼の錯覚を利用して着こなしで3~5キロ着やせして見せることも可能だし、自分の好きなスタイルを貫くが勝ち!」

そう断言するのは、数多くの女優のスタイリングを手がけ、『MORE』『SPUR』『eclat』(集英社)、『oggi』(小学館)、『FRaU』(講談社)などのファッション誌でキャリア30年超を誇るスタイリストであり、「着やせ」など実用的なテーマに定評のある「大人の女性の服選び」の第一人者でもある、地曳いく子さん。

地曳さんの主張はこうだ。
流行やトレンドには流されず、「自分が本当に好きだと思えるスタイル」を見つける。そのために、ときめかない服は処分し、少数精鋭でいく。これが本書の趣旨だ。

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ワードローブ(衣装部屋)は偏っていていい。様々な服をたくさん持っているから幸せに、おしゃれになれると思ったら大間違い。自分を美しく見せる服だけを持っていればいい。

大量に服を買い、所有し、何十年もスタイリストをしてきた著者だから言えるファッション名言をいくつか紹介していこう。

服を増やすとださくなる?

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服を増やすとださくなる。
いや正確に言うと、「ださい印象」を与える可能性が高くなるのだ。

「おしゃれであろうとする人の陥りやすい罠」の一つに「毎日違う恰好をしなければならない」という思い込みがある。

そこでつい混ぜてしまうイマイチな服が、あなたのおしゃれ度大きく下げる原因となるである。いつもおしゃれに着こなしている人が、たまにイケていないものを付けると「あれ?」「意外とださいのね」という印象のほうが「いつもおしゃれ」という印象より強く人の頭に残ってしまう。

これが「服を増やすとださくなる」正体だ。

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そんなリスクを冒してまで、毎日違う服装にこだわることに何の意味があるだろうか。

それなら自分によく似合う服を週に2度3度着ているほうが、はるかによく見えるのである。周りの人達の心の中で減点されていくこともなく、「いつもおしゃれで素敵な人」という印象を保つことができるのだ。

つまり「おしゃれな人=ださいものを着ない人」のことなのである。

買うは天国、捨てるは地獄

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著者は「イマイチな服」を捨てることで、おしゃれ度は3割増しになる。

ではその服を減らすために、

「いらないものは捨てる」
「どうでもいいものを買わない」

この2点に尽きると著者は言う。普段ショッピングで、買う時は楽しいが、捨てるときはものすごくパワーが必要なのである。

そこで大事なのが、「買い足し」より「買い替え」だ。

クローゼットが増えていく理由のひとつに、「今まで持っていなかったデザインの服を買いたい」という欲求がある。

しかし、これが先ほど述べたあなたを「ださくする」原因の一つでもある。

「グレーやネイビーのニットはもう持っているから、今度は違うタイプにしたほうがいいかな」と思って、つい普段着ないし似合うかわからないような赤や黄色、ピンクなどの色物や柄物に手を出してしまったことはないだろうか。

断言しよう。それらのニットは、もともと持っていたグレーやネイビーのニット以上に活躍することはないのである。

だからこそ「買い足す」のではなくすでに持っている定番ものを「買い替え」という意識で買い物をするといい。そのほうが服の数を一定に保て、ファッション全体もずっと良く見えるようになるのである。

さらにセンスを上げるために

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ファッションが合う人は、男性でも女性でも意外と話が合うもの。それは自分とセンスが似ているから。そういったセンスの合う自分が素敵だなと思えるちょっと上の世代の先輩と、一緒に飲みにいったりし、その人がどんな服装をしているのかさりげなく観察することがいいと著者は言う。

何に一番お金をかけていて、どんな小物を身に付けているのか。メイクやネイル、また腕時計はどんなものなのか。もっと言うと、仕事の仕方、時間の使い方、食べ方、お店の選び方など。

人は、30代、40代、50代と新たな人生の節目に立ったとき、「私はこれからどうなるのか」と自分の進むべき道に迷う時がある。そんなときのために、少し上の先輩の姿を観察して様子を掴んでおくべきなのである。

最後に著者・地曳さんはファッションにゴールはないと言う。

ゴールはないからこそ、どんなに出遅れても、いつどこからでも始められるのだ。ファッションを楽しもう!

こんなお悩みを解決!

  1. 服が捨てるべきということはわかったけど、何を捨てればいいかわかりません
    →朝、鏡の前で脱ぎ捨てた服、実は着ていない服、似合わなくなった服、この3点をまずは捨ててみましょう!そうすれば、何が大事な服か見えてくると思います。

服を買うなら、捨てなさい

  • 著者:地曳いく子
  • 出版社: 宝島社
  • 発売日:2015/2/23

モデルプロフィール

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  • 名前:天野真夢
  • 生年月日:1994/10/25
  • 出身地:東京都
  • 職業:青山学院大学
  • 趣味:美味しいご飯巡り・漫画を読むこと
  • 最近の悩み:物がなかなか捨てられない、、、
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本to美女選書

WRITERこの記事を書いた人

森井 悠太

「本to美女」副編集長。 1990年生まれ。慶應卒。一浪、一留、一休学と余すことなく学生生活を送る。2016年1月から株式会社SENSATIONにジョイン。 芸能事務所のスカウトマンを経験。渋谷でNo.1スカウトマンになれた経験を書き、第10回出版甲子園で準グランプリを受賞。モラトリアム症候群で、某大手IT企業の内定を入社ギリギリで辞退。結果、ニートとなる。その後、銀座で会員制のバーテンダーを経て、「本to美女」に参画。 キャッチコピーはアクティブなヒキコモリ。生粋のHONZ被害者でもある。