瞑想を理解する 『あなたという習慣を断つ―脳科学が教える新しい自分になる方法』

あなたという習慣を断つ―脳科学が教える新しい自分になる方法

  • 著者:ジョー・ディスペンザ
  • 出版社:ナチュラルスピリット
  • 発売日:2015/7/9

 

さて、今日までにご紹介した本で、自分について知り、自分がどのような才能をもっているのか、何がしたいのか知るためのメソッドを学び、自分を知るためには、外部の雑音を遮断する必要があることも学びました。

いままで蓋をしてきた自分の本心を知るためには、世間一般で常識、とされているようなこと、親や周りの期待などをいったん脇へおいて考えてみる必要があります。
そして、本当の自分を、ぼんやりとでも知ることが出来た後で、自分が生きたい人生を生きるためには、今までの習慣を断ち切って行動を変える必要もあるでしょう。

「音楽で食べていけるわけがない」
「会計士? そんな難しい試験に、お前に合格するわけがないだろう」
そんな刷り込みを一度クリアにして、自分の内面と向き合う必要があるのです。

内面と向き合うために

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では、自分の内面としっかり向き合うためには、どうしたらいいでしょうか。

2日目にご紹介した『才能を磨く ~自分の素質の生かし方、殺し方』で紹介されていたAction1が何だったか、覚えていますでしょうか。Action1は、「瞑想」でした。自分を知ることを始めるために一番最初にするべきことは、「瞑想」をある程度マスターすることなのかもしれません。
世界のトップリーダーたち、スティーブ・ジョブスや松下幸之助も、瞑想を習慣にしていたことが知られています。

では、どうやって瞑想したらいいのでしょう?
『あなたという習慣を断つ―脳科学が教える新しい自分になる方法』の著者、ジョー・ディスペンザ氏はカイロプラクテック博士で神経化学、脳の機能についての専門家。
脳の使い方をほんの少し変えることが、私たちの身体、人生、人間関係にポジティブな変化を引き起こす、といいます。
「あなたという習慣を断つ」という、ちょっと衝撃的なタイトルはつまり、瞑想によって
あなたの変化を妨げている思いこみなどから自由になろう、ということです。

ディスペンザ博士の研究によると、8週間の間毎日瞑想を行うと、休息時の前頭前野が強くなり、記憶力が良くなる、とのこと。

瞑想によって自分の変化を妨げている思い込みから自由になり、頭が良くなって記憶力も上がるのなら。ちょっと試してみたくなりませんか?

変化について、そして脳について

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この本ではまず、どうして変化が困難なのか学びます。せっかく今まで読んできた本で本当の自分について知っても、本当に自分にふさわしい人生を送ることが出来るような変化を起こせなければ、何も変わりません。
だから、自分を知るためにも、その先の行動をとるためにも、この本で書かれていることを学ぶことは有効と思えます。

そして思考から行動、存在へ至る3つの「脳」の概念について学びます。自分の環境や時間を、自分の関心の埒外に置く?
なんだか難しい話になってきました。
それでも、脳の機能について知り、自分が意識を向ける望ましい未来を実現するために、いままで自動的に反復してきた習慣や態度、そのほかのネガティブな行動パターンを引き起こす無意識のプログラムの書き換えをすることは、本当の自分を知り、生きるためにとても大切なことです。

そして、これらについて理解したうえで、瞑想スキルを学ぶ。理論について先に学ぶことは回りくどいような気もします。理論なんて知らなくても、ただやってみることも時には大切です。やらないより、やった方がずっと良いのですから。
ただ、納得したうえで行動するのと、なんとなくやってみる気とでは、効果が異なります。ですから、ざっとでもよいので、この本を読んでみてから瞑想をしてみてください。本当の自分を知ってそれに従った生き方をしていくことに、とても役に立つことでしょう。

常識を疑う

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さて、この本の本文は、いきなり量子論から入ります。そうです、物理学。難しいですが、完全に理解する必要はありません。量子について学ぶことで、あなたが「常識だ」と思いこんでいるかもしれないものに、少しヒビを入れてあげることが目的です。ふーん、と思って読んでおいてよいでしょう。もし、「そうなのか!!」と目からうろこがぼろぼろ落ちるような経験になれば、それはそれに越したことはありません。
どうやら意識が客観的な外界に影響を与えるらしい。つまり、原因と結果の法則、や引き寄せの法則、といわれているものに、どうやら科学的な根拠もあるようだ、ということが意識できれば良いだけです。
それはきっと、あなたが納得して行動を移すことに役立ちます。

どうして瞑想すべきなのか

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そして瞑想がどのように、変化に役立つのか。
あなたが本当の自分を生きよう、などと変化を求める時、私たちのエネルギーは外界で得たすべての経験とつながっています。これまで記憶されてきた多くの感情や常識の中毒症状を断つとき、また本当の自分という真実と向き合おうとするとき、そこには大きなエネルギーが必要になります。

周囲の人々との間で結ばれた感情のつながりを断つのに、エネルギーが必要になるのです。
そのエネルギーを得るために、そして自らの否定的な面を解体して肯定的で生産的な面と差し替えるために。
そして瞑想が脳にどのように働きかけるのか、脳波の機能についてまで学んでいきます。

瞑想の実践

さて、瞑想がどう働くかについて理解したら、実践ですね。
この本では、4週間かけて、本格的な瞑想を学ぶプロセスが紹介されています。もし、これをすべて実践することができたら、それがベストです。あなたの人生は、きっと劇的に変わることでしょう。
ただ、もしそこまでやりたくないよ、と言う方は、一日に3分でも、5分でもいいので時間を取って、気持ちを落ち着けて試してみましょう。瞑想をする、というより瞑想の真似、のつもりでもよいのです。はじめの3日間だけ試してみて止めてしまうよりは、3分でもよいので続ける方が大切です。
そして、もしもっとやりたいな、と思ったら、この本に戻って瞑想のための音声を利用するなど試してみてください。英語であれば、無料でダウンロード可能です。そして、この本に書かれたエクササイズで自分の思い込みや、自分のしたいこと、本当の自分を表現することを妨げてしまっている常識などの枠を外すことができるように。
本当のあなたを表現できることに、この本が役立つと信じています。

あなたという習慣を断つ―脳科学が教える新しい自分になる方法

  • 著者:ジョー・ディスペンザ
  • 出版社:ナチュラルスピリット
  • 発売日:2015/7/9

モデルプロフィール

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(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

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