『僕がコントや演劇のために考えていること』 小林賢太郎が教えてくれた“つくることは生きること”

僕がコントや演劇のために考えていること

  • 著者:小林 賢太郎
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日:2014/9/10

 

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突然ですが、僕について書きます。
一般大学を卒業し、広告制作会社に入社。
好きだった世界に入り、がむしゃらに働いて2年が経ち、社会人3年目になって、突然、会社を辞めた。

それは、“真剣に自分と向き合って生きよう”という決意の証明だった。

そんな新たな道を歩み始めた頃、大学の後輩にふと紹介して貰ったのがこの本だった。

最近、自分が何のために“生きるのか”。
友人や家族や恋人、他人が何のために“生きているのか”また、今後どう“生きていくのか”ということにとても興味がある。

今だって毎日四六時中、“生きること”について思考し、悩み、闘い続けている。

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アイデアは思いつくというよりたどりつくもの。
面白くて、美しくて、不思議であるための、99の思考。

小林賢太郎氏の世界に感銘を受けたほんの一部をご紹介したいと思います。

小林賢太郎という職業

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コントや演劇を自作自演するのが小林賢太郎氏の仕事です。
全国の劇場で上映することで生活しています。テレビにはあんまり出ません。
舞台を中心に活動しています。
「面白くて、美しくて、不思議であること」。いまだにこれが、小林賢太郎氏の好きな作品世界です。
小林賢太郎氏曰く、肩書きは「劇作家」とか「パフォーミングアーティスト」です。必要に迫られてそう名乗っていますが、とくにこだわりがあるわけではありません。置かれた状況から自然にこうなりました。けれど、どうにも言い表せていない感じがしています。もしかしたら、僕がやっているこんな職業は、ないのかもしれません。
小林賢太郎氏はデビューしてから一貫して、やりたいことは変わっていません。
「自分がつくったもので、目の前の観客を楽しませたい」、これだけです。

職業って一体何なんでしょう。

会社四季報に掲載してあるもの?会社と呼ばれているもの?公務員などの国の公的な機関のもの?なんでしょう。

僕は、“自分自身が何かを生業として、他者へ向けて表現しているもの”。なのではないかと思います。

だから、大きな企業に属しているとか、大きいことやっているとかが問題ではない。

“あなたが何を以って何をしているか”。

それでいいと思うのです。

「面白い」の領域は無限

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面白くて、美しくて、不思議であること。これが小林賢太郎氏が作品をつくるうえで大切にしていることです。
「面白い」と「美しい」と「不思議」には境界線がない。
「かっこいい」も「かわいい」も、「快感」も「恐怖」も、「美しい」も「酷い」も、「不思議」も「わかりやすい」も、そして「笑い」も、みんなみんな「面白い」に入るのです。
いろいろな「面白い」が何層にも重なった作品。これが小林賢太郎氏が目指しているエンターテインメントです。

「面白い」にはいろんな領域や理由がある。面白いと感じることは、人の数だけあると思います。
人が「面白い」と思う感情は、一生無くなることがありません。
「面白がらせる人」がいて「面白いと思う人」がいる。
世の中は、シンプルだって思えるのです。

「オリジナルを生み出す」ということから逃げない

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オリジナルの構想があって、それから現象を当てはめる。
ゼロからつくってないというのは一発でわかります。
表現を仕事として選ぶのであれば、そこはきちんと卒業して、オリジナルを生み出せるようにならなければなりません。

“オリジナルであること”これは、僕にとっても人生の命題です。
広告会社にいる頃(今も)、とてもとても沢山の事例というものを研究しました。最終的にアウトプットされた制作物から逆算して、ロジックと世の中の時代性を掴む。
この視点を持っていると、世の中に起こっていることの面白さに気づく機会が多くなります。
勿論、それが誰かのコピーなんかではなく、“オリジナルであること”がとても面白いし、とても楽しいのです。

夢を大人に説明する義務

将来の夢を持ったのなら、叶える前にやっておかなければならないことがあります。それは、自分は何になりたいかをまわりの大人に説明する、ということです。
自分の才能を相手に証明することはとても難しいことです。しかし、その手だてを考えて実行することこそが「表現を仕事にする」ということ。目の前の大人ひとり説明できないようじゃ、やっていけません。

僕はまだまだまだまだ、これができていません。
自分は何者であるのかということを人に伝わって初めて、自己の存在を享受してもらえるのだと思います。
これからも、僕はこれを世の中に表現することで、伝え続けていかなければなりません。

芸術は僕を守ってくれないし、しかし芸術は僕を裏切らない

芸術は常に寄り添っています。
僕から生み出される価値は、僕から遠ざかっていくことは絶対にありません。
芸術をなにか偉大なもののようにとらえる人が多いようですが、芸術は憧れるとかそういうものではありません。また、知っているとか知らないとか、できるとかできないとか、わかるとかわからないとか、そういうものでもありません。アーティスト個人の中から生まれ出てくるものです。
僕にとっては、守っちゃくれないけれど、裏切ったりもしない。そんな存在です。

自分が絶対に裏切ってはいけないし、また自分を絶対に裏切らないもの。
それがあるから、何かを表現し続けることができ、モチベーションにも繋がる。そして、また、頑張ろうと思える。
そういうものを持っている人は、とても優しくて、そして、とても強いのです。

つくることは生きること

つまり、僕にとって、つくることは生きることであり、生きることはつくることなのです。つくりたいものを、つくりたいようにつくれていないと、生きている意味がないのです。

小林賢太郎氏は“つくることは生きること”という、生き甲斐を感じることに、自信を与えてくれました。
何だっていいのです。自分が人生を懸けて、これだ!これしかない!と思えるもの。そういうものを見つけられて、いろんな人たちと繋がることができたら、きっともっと“生きたい”と思える日がやってくる。
そう思って、今日も僕は、生きています。

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こんなお悩みを解決!

  1. 表現者としてどう在り続けるか
    表現者としての真髄や本質、取り組む姿をわかりやすく丁寧に教えてくれます。
  2. 自分に正直に真剣になって生きること
    “生きること”に真剣になることとは何か、真剣に“生きること”は面白いと気づかせてくれます。

僕がコントや演劇のために考えていること

  • 著者:小林 賢太郎
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日:2014/9/10

モデルプロフィール

Osawa_profile
  • 名前:大澤咲希
  • 生年月日:1996/09/02
  • 出身地:東京都
  • 職業:慶應義塾大学法学部政治学科 学生団体Sakiiro
  • 受賞歴:GEC2014 日本大会3位・Audubon Entrepreneur Program 最優秀賞・UNIDOL2016 Summer関東予選Day3 第3位
  • 趣味:歌うこと
  • 最近の悩み:すぐ変顔をしてしまう
  • Twitter:@saki_sayomora
  • Blog:http://saisaikenbi.com/archives/saki_osawa/

(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

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