突然の死に備えよう『ママがおばけになっちゃった!』

ママがおばけになっちゃった!

  • 著者:のぶみ
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2015/7/17

「死」は突然やってくる

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みなさんは、毎日どのくらい交通事故が起こっているか知っていますか?
なんと平均して1067件。そのうち12件は死亡しています。
さらに、震災や通り魔など……。
なんの予兆もなく、ある日突然、死んでしまうことがあるのです。
なんとなく「死」は遠い存在で、今日の自分とは無縁なものに思えてしまいますが意外とそうでもないようです。
今回紹介する『ママがおばけになっちゃった!』はそんな当然のことなのに、つい忘れてしまいがちな事実をユーモラスに再確認させてくれます。

残した家族が心残り

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ママは、くるまに ぶつかって、おばけに なりました。(中略)こう なると、やっぱり きに なるのは、4さいの かんたろうの ことです。「あの こ 、ママが いなくても いきて いけるのかしら」

小さい子どもはお母さんにべったりですから、残して死んでしまうのは本当に心配ですし不安ですよね。それだけでなく、間近で成長を見守ることができなくなるのも寂しいものがあります……。
さらには、これから仕事と子育ての両立をしなければならなくなる旦那さんも気がかりです。
そこでママは、おばけになってかんたろうに会いに行きました。

「ねえ、おばあちゃん。ママ、どこに いったの?」(中略)「うわあああん! ママに あいたいよーーー!」

不安は的中。
家ではかんたろうが号泣していました。
まだ4歳のかんたろうはまだ死ぬということがどういうことかも理解できていないので、おばあちゃんもどう慰めたらいいのか困り顔です。
夜になり、不思議なことにママの姿がかんたろうに見えるようになると二人はお互いの不安をさらけ出し、想いを伝え合います。

きちんと気持ちを伝えよう!

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「ぼくが ママの こどもで よかった?」
「もちろんよ! ママは かんたろうで よかった。この ての、この かおの、この からだの、あなたじゃ なきゃ ダメなのよ。いま おもうと、かんたろうの いい ところも すきだけど、ダメな ところが たまらなく すきだった」

絵本では死んだあとおばけになって、かんたろうに想いを伝えることができましたが、現実では死んでしまえば最期。
泣いている家族を慰めることも、感謝を伝えることなどできません。

たしかに、想いを伝えるという行為は少し非日常です。
しかし、ちゃんと言葉にしなければ思っていないのと同じです。
言われる側からすれば、言葉にしてもらえることで安心できますし、「自分も大切に思ってるよ」と言いやすくなります。
近い存在だから言わなくても伝わっている。
大切な存在だから照れてしまう。
その気持ちはわかりますが、たまには素直に自分の気持ちを伝えましょう。
今回のお話はお母さんと子どもでしたが、友人関係でも恋人関係でも同じことです。
また、死んでしまうのは自分とは限りません。
当たり前のことですが、事故に遭う可能性を相手も持っているのですから。

こんなお悩みを解決!

  1. 急逝したくない!
    →同じ「死」でも、やはり急逝は嫌ですよね。
    伝えていない想いがある、貯金を使えばよかった、見られたら恥ずかしいアレを処分していない! など後悔が無数に浮かびます。
    しかし、常に「今日死んだって悔いがありません!」と生きるのは至難の業。
    なので「気持ちは1年以上溜めない」「貯金は一定額を超えたら使う」など定期的に整理してみるのはいかがでしょう?
  2. 気持ちを伝えるなんて恥ずかしくてムリ!!
    →そんな人は、誕生日や記念日など特別な日だと少しは言いやすいと思います。
    また、面と向かってはちょっと……。という人は手紙にして伝えてみてはいかがでしょう?
    ただし、手紙にすると一生残ってしまうのでどちらが恥ずかしいかはその人次第だと思いますが(笑)

ママがおばけになっちゃった!

  • 著者:のぶみ
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2015/7/17

モデルプロフィール

Fukunaga_profile
  • 名前:福永真依
  • 生年月日:1996/11/14
  • 出身地:兵庫県
  • 職業:慶應義塾大学
  • 趣味:ピアノ、バレエ、ダンス
  • 最近の悩み:恋愛、進路
  • Twitter:@96_1114mai

(カメラマン・横須賀馨介)

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WRITERこの記事を書いた人

石橋 愛加

5人兄弟の末っ子に生まれ、親兄弟にべたべたに甘やかされて育った生粋のゆとりGirl。「恋がしたい!」が口グセなくせにいつも女友だちとつるんでいるので、浮いた話はない。仕方なく少女マンガや恋愛小説で自家発電して、なんとか今日を生きている。好きなマンガは『シュガーズ』いつかあんな恋ができると信じている。