死ぬのが楽しみになる『このあと どうしちゃおう』

このあと どうしちゃおう

  • 著者:ヨシタケシンスケ
  • 出版社:ブロンズ新社
  • 発売日:2016/4/22

謎多き死後の世界……

みなさんは、死んだあとどうなると思いますか?

星になる、生まれ変わる、幽霊になる、天国や地獄に行く……。
そもそも、死後の世界は存在するのか、しないのか??
いろんな説があって、何が正解なのかわかりませんよね。
わからないということは何でもありということです。
思いっきり楽しい死後の世界を想像してみましょう。

死んだ後のことなんて不謹慎であまり話のネタにはしませんが、
「亡くなった後、こんな供養をしてほしい!」
「私が行きたい天国はこんなところ」
などそういう話を気軽にしてみるのもいいと思います。
そうすれば、本当に亡くなったときにいい供養ができるようにもなります。
でも、いきなりそんな話を切り出すのも気が引けますよね。

今回、紹介するヨシタケシンスケさんの『このあと どうしちゃおう』は楽しい死後の世界が満載です!
ぜひ、話のきっかけにしてみてください。

「死ぬ」=「悲しいこと」じゃない!?

この絵本は死んだおじいちゃんが残した
「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいかどうしてほしいか」
が書かれたノートをみつけるところからスタートします。
そこには「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」など思わず笑ってしまうような内容がかわいらしいイラストで描かれています。
まるでちょっとした旅行に行くような軽さ。

「てんごくってきっとこんなところ」「いじわるなアイツはきっとこんなじごくにいく」
では「この世でもできちゃうんじゃない? なんならこの世あるあるでしょ!」とツッコミたくなるようなものばかり!
「死ぬ」ということをあえて楽しみにしているかのようにさえ見えます。

おじいちゃんは しぬのが たのしみだったんだろうか? でも ちょっとまてよ と おもった。 もしかしたら ぎゃくだったのかもしれない。おじいちゃんは もしかしたら ほんとは すごく さみしくて すごく しぬのが こわかったのかもしれない。

死後の世界をどんなに楽しく想像したからと言って「死ぬのが楽しみ」と思える人なんているのでしょうか?
長く生きていれば、それだけこの世に思い出や情がありますし、別れを告げる寂しさはどうしても払拭できないと思います。
おじいちゃんが残してくれたノートは「死んでも、きっと楽しくやるから! 自分が死んだからってあんまり悲しまないでね」というおじいちゃんのやさしさだったのかもしれません。

死んだら、より生きているうちに!

しんじゃった あとのことを かんがえようとすると いまいきているうちに やりたいことが いっぱい あることに きがついた。

この絵本を読むとこの世とあの世に、そんなに大きな差はないのではないかと思えてきます。
ただ生きている人が暮らしているこの世、死んでしまった人が暮らしているあの世。
その程度の違いしかないのかもしれません。
しかし、この世でしかできないこともきっとたくさんあるはずです。
生きているうちは、生きているうちにやりたいことをノートにまとめてみる方が先決かもしれませんね。

こんなお悩みを解決!

  1. 将来が不安で仕方ない!
    →「一寸先は闇」という言葉があるように、何があっても不思議ではない世の中。
    たしかに不安ですよね。しかし、悩んだところで未来を覗くことができるわけでもありません。死後の世界同様、どうなるかわからないなら思いっきりポジティブな未来を想像してみては?
    悩んでいるより、やりたいことをやった方が悔いのない人生を送れるはずです!
  2. 大切な人の死にどうやって向き合えばいいのか?
    →頭では「死」を理解しても、なかなか心に空いた穴はふさがりませんよね。
    無理に埋める必要はないと思います。
    悲しみに耐えられないなら生前の好物をお供えしてあげたり、死んでからでもその人のためにしてみてはどうでしょう?
    少しは気持ちが楽になるはずです。

このあと どうしちゃおう

  • 著者:ヨシタケシンスケ
  • 出版社:ブロンズ新社
  • 発売日:2016/4/22

モデルプロフィール

Matsuzaki_profile
  • 名前:Hayuru
  • 生年月日:1991/03/12
  • 出身地:東京都
  • 職業:金融OL
  • 趣味:愛犬と散歩
  • 最近の悩み:キャリア形成、マネープラン

(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

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WRITERこの記事を書いた人

石橋 愛加

5人兄弟の末っ子に生まれ、親兄弟にべたべたに甘やかされて育った生粋のゆとりGirl。「恋がしたい!」が口グセなくせにいつも女友だちとつるんでいるので、浮いた話はない。仕方なく少女マンガや恋愛小説で自家発電して、なんとか今日を生きている。好きなマンガは『シュガーズ』いつかあんな恋ができると信じている。