死を通じて生きることを考える絵本特集

今回は重いテーマである「死」について、そして「生きること」について考えるきっかけになる本を、絵本から選んでみました。

昔読んだことのある絵本もあるのではないでしょうか?今読み返してみると、また違った感想を持つかもしれません。

『かないくん』

「死」を題材にしたものは、親や恋人もしくは自分自身など身近な人の死を扱うことがほとんどですが、今回は紹介する『かないくん』は少し違います。ある日、隣の席のかないくんが入院し、亡くなってしまいます。
しかし、かないくんは特別仲のいい友だちではありません。ただの友だち。それ以上でも以下でもありません。だからこそ、主人公は「死とはなにか」を客観的に見つめ考えることができるのです。それでもどこか心に穴が開いたような喪失感を抱える主人公。一体どのようにかないくんの死に向き合うのでしょうか?

「死ぬ」っていったい何なんだろう?『かないくん』

2016.05.23

『ずーっとずっとだいすきだよ』

近年は空前のペットブームですが、みなさんはペットを飼っていますか?ペットショップを覗くとあまりのかわいらしさに、つい連れて帰りたい衝動に駆られますが、小さくても一つの命です。飼うとなるとそれ相応の覚悟が求められます。最近だと寿命も長くなってきていますし、躾るのも一苦労……。まさに、子どもが一人できるようなものです。時には、かわいさ余って憎さ100倍! なんてこともざらにあります。それでも、家に帰ると当然のようにそばにいてくれる存在は、何にも代えがたいですよね。しかし、あまりに自然に自分の生活に馴染んでいるため、ついその大切さを忘れてしまうことも。今回は、ペットの大切さを改めて思い出させてくれる絵本『ずーっとずっとだいきだよ』をご紹介します。

大切な存在を思い出させてくれる『ずーっとずっとだいすきだよ』

2016.05.24

『ちいさいあなたへ』

「死ぬ」ということは「生きている」ということの証明でもあります。今回は、死ぬことの前提である生きるとはどういうことかを考えさせてくれる一冊をご紹介します。詩的な表現と海外絵本らしいシックなイラストで生きるとは何かを教えてくれる絵本『ちいさいあなたへ』は内容が子どもには少し難しく、どちらかというとお母さんの心をとらえているということで話題になっています。

成長を振り返る『ちいさいあなたへ』

2016.05.25

『このあと どうしちゃおう』

みなさんは、死んだあとどうなると思いますか?星になる、生まれ変わる、幽霊になる、天国や地獄に行く……。そもそも、死後の世界は存在するのか、しないのか??いろんな説があって、何が正解なのかわかりませんよね。わからないということは何でもありということです。思いっきり楽しい死後の世界を想像してみましょう。死んだ後のことなんて不謹慎であまり話のネタにはしませんが、「亡くなった後、こんな供養をしてほしい!」「私が行きたい天国はこんなところ」などそういう話を気軽にしてみるのもいいと思います。そうすれば、本当に亡くなったときにいい供養ができるようにもなります。でも、いきなりそんな話を切り出すのも気が引けますよね。今回、紹介するヨシタケシンスケさんの『このあと どうしちゃおう』は楽しい死後の世界が満載です!ぜひ、話のきっかけにしてみてください。

死ぬのが楽しみになる『このあと どうしちゃおう』

2016.05.26

『人魚姫』

アンデルセン童話の代表作『人魚姫』。みなさんも小さいころに一度は開いたことのある絵本だと思います。
人魚姫は、たくさんいるプリンセスの中で唯一王子と結ばれない悲劇のプリンセスです。ディズニーアニメ『リトル・マーメイド』の原作としても知られていますが、『リトル・マーメイド』では、王子と結ばれるハッピーエンドとなっています。ディズニーが原作にここまでアレンジを加えたのは珍しいのではないでしょうか?自分の命よりも愛する人の命を選んだ人魚姫はどのプリンセスよりも王子を愛していたのではないかと思います。王子と結ばれないからこそ人魚姫は他のプリンセスと一線を画す存在なのではないかとも。

自分の命より大切なものを教えてくれる『人魚姫』

2016.05.27

『100万回生きたねこ』

初版が発売されてから40年近く経った今も、高い人気を誇っている『100万回生きたねこ』。みなさんも一度は読んだことがあるのではないでしょうか?この絵本が名作として版を重ねる理由は子どもだけでなく、大人も楽しめる絵本だから。いや、大人になったからこそ意味がわかる絵本だからなのです。小さい頃に読んだきりという人は、今回をきっかけに、ぜひもう一度『100万回生きたねこ』を開いてみてください。

後悔しない生き方『100万回生きたねこ』

2016.05.28

『ママがおばけになっちゃった!』

みなさんは、毎日どのくらい交通事故が起こっているか知っていますか?なんと平均して1067件。そのうち12件は死亡しています。さらに、震災や通り魔など……。なんの予兆もなく、ある日突然、死んでしまうことがあるのです。なんとなく「死」は遠い存在で、今日の自分とは無縁なものに思えてしまいますが意外とそうでもないようです。今回紹介する『ママがおばけになっちゃった!』はそんな当然のことなのに、つい忘れてしまいがちな事実をユーモラスに再確認させてくれます。

突然の死に備えよう『ママがおばけになっちゃった!』

2016.05.29

今回は、死を考えることのできる、絵本を7冊紹介しました。絵本を通して、死、そして生きることを考えてみてください。

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