ねこと暮らすだけで、仕事も人生もうまくいく。『幸せになりたければねこと暮らしなさい』

ネコノミクスと呼ばれるほどの猫ブームのいま、どこを見ても猫、猫、猫。書店ではカレンダーや写真集、インターネットでは写真や動画があふれています。

本書『幸せになりたければねこと暮らしなさい』も、そんな猫好きのための一冊かと思っていましたが、良い意味で予想を裏切ってくれました。幸せな社会生活を送るための「啓発本」だったのです。

そして実は、ねこと暮らすことは、自己啓発本を読むのと同じか、それ以上の効果が得られます。その効果を本書では、「ねこ啓発」と名づけたいと思います。

「ねこと暮らすことによりあなたの潜在的な能力が引き出され、精神面でも成長すること」を表す造語です。

幸せになりたければねこと暮らしなさい

  • 著者:樺木 宏(著)、かばき みなこ(監修)
  • 出版社:自由国民社
  • 発売日:2016/12/21

「幸せ」にはホルモンバランスが重要!?

最近「幸せ」感じてますか?

私は日向ぼっこをして丸くなっている猫を見ると、ほっこりした気持ちになります。太陽の光を浴びてキラキラする、ふんわりした毛並み。三日月形につぶった目。本当に気持ち良さそうで、こちらもリラックスさせてもらえます。 

猫を見て感じるほっこり幸せな気持ちは、幸せホルモン「セロトニン」が分泌されている影響なのだとか。その他にも、怒りや興奮を抑えてくれる効果もあるそうです。ペットと一緒に過ごすと癒しを得られるからくりは、ホルモンだったんですね。

ストレスをゼロにするのは難しいもの。私たちは日々なんらかのストレスを感じます。その対策は日常的に行われることが大切。ねことの生活をストレス対策として捉えるという視点が今後、もっと増えていくと素晴らしいですね。

 自由気ままな「猫」だから、効果が高い


犬好きだから犬でもいい? もちろん構いません。しかし、猫のほうが効果が高いそうです。

猫に対して「自由気ままで自分勝手」と思うことはありませんか? それがストレス解消に、とても良いのだとか。群れで生活する犬と違い、単独生活を送る猫には上下関係がありません。服従するのではなく、心から気遣っているから側にいるのです。

ねこがどうやって感じ取っているのか、微妙な声のトーンなどの変化を察知しているのか、それは分かりません。しかし確かに、ねこは人間が考えている以上に表情や態度、声色を理解します。

自分勝手に主張するくせに、意外と気遣い上手な一面もあるようです。上下関係でもなく、仕方ないからでもない。自由に行動する猫だからこそ、側にいる時は「いたいからいてくれる」と信じられるのでしょう。本当に落ち込んだ時、そっと寄り添ってくれるぬくもり。おしゃべりできるわけではないけれど、元気になれそうです。

悪いクセを直すためには、「猫セラピー」がいい


アニマルセラピーでも猫はポピュラーな存在です。一例としてイギリスの自閉症の少女の話や、タバコなどの依存症を治す話が掲載されていました。このあとご紹介する『ボブという名のストリート・キャット』は、まさにドラッグ依存症を克服した実話です。ドラッグ依存症は更生施設に入っても再発する印象でした。それを治す手助けもできるとは、猫の側で暮らしてセラピーされたくなってきます。

一緒に暮らすと気苦労も増えそうですが、猫の自分勝手な行動に振り回されるのは仕事や人間関係に役立つそうです。

外でご飯を食べていた時のこと。影が動いたように見えて隣を見ると、猫がいました。ぎりぎり手が届かないところから、こちらを凝視しています。「おなかすいた?」と声をかけると、するりと近寄ってきました。その仕草が可愛くて、つい食べ物を分けていました。

「つい」、何かしてあげたくなってしまう。猫のすごいところです。人間関係に置き換えてみると、とてつもない強みになりそうですね。 

猫の幸せ効果、コミュニケーション能力の高さ。猫派ではなくても、見過ごせないノウハウの詰まった一冊です。

幸せになりたければねこと暮らしなさい

  • 著者:樺木 宏(著)、かばき みなこ(監修)
  • 出版社:自由国民社
  • 発売日:2016/12/21

モデルプロフィール

  • 名前:鈴木康代
  • 生年月日:1997/6/14
  • 出身地:宮城県
  • 職業:大学生
  • 受賞歴:ミスオブサークル協賛賞、non-no読者モデル
  • 趣味・一言:読書、カラオケ
  • 最近の悩み:甘いものが好きなのにダイエットしないといけないこと
  • Twitte:@miss2chuo_2017
  • インスタ:@yaya_stagram

 

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WRITERこの記事を書いた人

神谷京香

子どもの頃は200文字の作文にも苦労していたが、小学5年生の時にCLAMPさんの漫画に出会い、唐突に覚醒。いきなり2000文字以上の大作を書きあげるようになる。幼少時は童話で文字を、小学生の時は漫画で漢字と歴史を学び、高校生になる頃には弁当箱サイズのミステリ小説を読みあさるように。現在はジャンルを問わず活字なら何でも読む節操なし。趣味は寺社仏閣/滝めぐり、猫、夜散歩、声楽、一人カラオケ、日本酒とワイン。