あなたは文化にも恋愛にも本気で向き合ってる?背筋を正される指南書『文化系女子の生き方~ポスト恋愛時代宣言!~』

身体を動かすことより、家で本を読んでいたい、音楽を聞いていたい、映画を観ていたい。そんな文学や映画、演劇など文化全般を好んでいる女性のことを「文化系女子」という。近年、このタイプの女性は増加傾向にある。

そこで、今回紹介する本は湯山玲子著の「文化系女子という生き方」。彼女によると、今や「文化系」は恋愛から逃げ出した女性たちの新たな居場所だという。彼女自身は文化系でありながら、肉食系でもあるといった、「バイリンガル」。そんな彼女から見た「文化系女子」をこの本は痛いほど斬っていく。

文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」

  • 著者:湯山玲子
  • 出版社:大和書房
  • 発売日:2014/4/20

文化系のダークサイド


増殖傾向にある「文化系女子」。しかし、その中には「黒文化系女子」といった文化を利用する人間もちらほらいると筆者は指摘している。彼女らの本音は「文化はアクセサリー」。ファッションとも言い換えられる。「歌舞伎が好きな私ってカッコいい」「クラシック音楽が好きな私ってイケてる」など、自己陶酔型で文化をただ私的利用している層だ。

しかし、自分の胸に手を当てて考えてほしい。そして、自分には心当たりはないかと自問してほしい。筆者は心当たりが、あった。昔、「古典文学が好きな私って何か…イイよね」という理由で「日本書紀」に手を出した。しかし、わずか数ページであっけなく挫折。それはそのはず、ファッションとして読み始めたのだから。知的好奇心よりも自己陶酔が上回っている状態で文化と向き合った過去は、まさに黒文化系歴史だった。

 

 実はモテる文化系女子?

 
これは「モテない」と思い込んでいた女子たちに朗報かもしれない。

一般的には、モテないジャンルにいることになっている「文化系女子」。でも、実はモテるらしい。

文化系女子は基本、男に好かれる、選ばれるためのエネルギーを出さない人たちです。その理由は、「オンナ」を頑張ったところで、自分は絶対に選ばれないから、その道をあきらめて、確実に自分に快楽を与えてくれるものを選ぶ」

 

それは「草食系男子」の登場と深く関係という。「草食系男子」はカワイイの塊みたいな女性に対し、ある種の恐怖心を抱く。だが、「文化系女子」は最初から、彼らをビビらせることもせず、「○○、私も好き!」と共通の趣味の話から、徐々に関係を築いていけるという。

 

 「文化と向き合う」ということ


この本は「文化系女子」の詳しい生態とともに、文化を享受する姿勢や「文化的教養」とは何かにも言及している

自分の感性にビビビときたものを、徹底的に掘ること。「文化的教養」とは、けっして逃げ道や居場所ではないこと。そして、「自分に違和感のある文化教養に出会ったときが、最大のチャンス」。

この本は手厳しい。作者から喝を入れられている感覚だ。だからこそ、文化系を自称している自分自身を振り返ることが出来る。一回、立ち止まって「文化」について向き合えるオススメの一冊である。

こんな人にオススメ

 

・「ファション文化系」の自覚がある人

・モテないと思っている人

モデルプロフィール

  • 名前:岩崎琴美
  • 生年月日:1997/11/21
  • 職業:実践女子大学
  • 出身地:静岡県
  • 受賞歴:ミスオブサークル2017・non-no大学生読者モデル
  • 趣味:歌・ダンス
  • Twitter:@koto_1121
  • Insta:@kotominn1121
(カメラマン:伊藤広将)

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