木の上にいるセミはおいしい!?『昆虫を食べてわかったこと』

昆虫を食べてわかったこと

  • 著者:内山昭一
  • 出版社:サイゾー
  • 発売日:2015/11/2

 

生物を学んで「生きる」意味を知る。
生きることに苦しくなった時、ふと立ち止まって手に取ってほしい本特集。

今週1週間は、生物の「環境・時間・多様性・食・命・進化・歴史」という7つの観点から、生物、生きることについてを学んでいきたいと思います。

生きる意味の直接的な答えは書いていないかもしれませんが、「生きる意味ってなんだっけ」とふと立ち止まって考えるきっかけとなるような、少しだけ元気が出るような本を紹介していきます。

本日紹介する一冊はこちら。
『昆虫を食べてわかったこと』

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今日は、食から「生きる」ことを探っていきたいのですが、まず帯がぶっとんでいます。

「木の上のほうにいるセミはおいしい。」
「カブトムシの幼虫は最高にまずい。」

今まで二十数年生きてきて、幼少期は香川県の田舎で育った僕でも、一度も言ったことのない、そして今後も言わないであろう発言です(笑)

「自給自足が可能な昆虫食を食べて来るべき食糧危機に備えよう!」

とも書かれており、この異常な帯にやられて思わず手に取ってしまいました。

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本書は、昆虫料理研究家である内山昭一さんがふだんどんな活動をしているのか、昆虫食あるある、おいしい昆虫ベスト10、昆虫食の実態などが書かれています。

普通に生活し、普通に食事をする人にとって価値観を揺さぶられ、食について考えさせられます。

昆虫(食)が世界を救う!

……かもしれません。

うまいセミ、まずいセミ

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美味しいセミの見分け方があります。

それは木の上のほうにいるセミは美味しく、地面に落ちているセミはまずいらしい。

若いセミほどタンパク質や脂肪が充実していて美味しくいただけるとのこと。そんな羽化したばかりのセミは、鳥などの天敵に見つからないために、木の上のほうにいます。

一方で、交尾を終え生殖の役目を終えたセミは、身を守るセンサーが鈍くなり、木の下のほうにいることが多くなります。

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地面に落ちて死んでいると思って近くを通ると急に鳴いて暴れるセミがいます。
これ著者の内山さんは「セミ爆弾」と言っているのですが(笑)、これはかなり弱って死期が近いので味も一段とまずくなると言います。

なので子どもでもすぐに捕まえられるようなセミはあまり美味しくない可能性があるので要注意です!笑

死ぬ前にこれだけは食べておけ!カミキリムシの幼虫

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著者、内山さんはこれまで130種類以上の昆虫を食べてきたと言います。その中でも最もおいしいと感じた虫が、「カミキリムシの幼虫」だそうです。

カミキリムシの幼虫の美味しさを例えると「マグロのトロ」の味にたとえられると(本当か?)
トロリとした脂肪の甘みが特徴です。

カミキリムシの幼虫は、生木を食べて育ちます。この生木がポイントで、生木を餌にしている昆虫は木の香りがして臭みがなく美味しく食べられます。

カミキリムシの幼虫の調理法を書いておくので、もし食べてみたくなったら挑戦してみてください!

「カミキリムシの幼虫の簡単調理法」

・照り焼き
焼き色がつくまでカリカリに焼き、砂糖、醤油をかけて仕上げる。

・寿司ネタ
ネギトロ風の食べ方。蒸した幼虫をカットしてぺースト状の中身を取り出す。それを軍艦巻きにのせ、上から刻んだネギを散らす。

・ホイル焼き
アルミホイルに包んで網の上に置く。キッチンバサミなどで硬い外皮に切れ目を入れ、指でギュッと左右に開く。すると胸部に赤身の肉がついているのがわかるので、スプーンなどで取る。見た目はマグロのフレーク、噛みしめるとさっぱりとした旨味が味わえます!

昆虫=気持ち悪い、というバイアス

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昆虫は、タンパク質、脂肪、ビタミンとバランスの取れた高栄養食品です。

虫嫌いの女の子も多いと思いますが、ここまで書いていると良い意味で感覚がおかしくなってくるというか、虫=気持ち悪いというのもなんだか先入観で作られたような気がしてきました。

本書を読むことによってそんなバイアス、見事に打ち砕かれます。改めて、昆虫食を通して、「生きる」ことについて考えさせられます。

今後もしかしたら地球人類の食料危機を救う救世主として取り扱われる日が、そう遠くない将来、来るかもしれませんね。

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合わせて読みたい

今日のポイント

  1. 昆虫=気持ち悪いというバイアスを取り除く
  2. 昆虫は、タンパク質、脂肪、ビタミンとバランスの取れた高栄養食品
  3. 自給自足が可能な昆虫食を食べて食糧危機に備える

 

昆虫を食べてわかったこと

  • 著者:内山昭一
  • 出版社:サイゾー
  • 発売日:2015/11/2

モデルプロフィール

Shimoda_profile
  • 名前:下田ありさ
  • 生年月日:1991/8/13
  • 出身地:神奈川県
  • 職業:客室乗務員
  • 受賞歴:ミス東洋英和2014グランプリ・ミスオブミス2015 ファイナリスト
  • 趣味・一言:フラワーアレンジメント
  • 最近の悩み:時差ボケがつらい
  • Twitter:@eiwa2_Arisa
  • Instagram:ari_813

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WRITERこの記事を書いた人

森井 悠太

「本to美女」副編集長。 1990年生まれ。慶應卒。一浪、一留、一休学と余すことなく学生生活を送る。2016年1月から株式会社SENSATIONにジョイン。 芸能事務所のスカウトマンを経験。渋谷でNo.1スカウトマンになれた経験を書き、第10回出版甲子園で準グランプリを受賞。モラトリアム症候群で、某大手IT企業の内定を入社ギリギリで辞退。結果、ニートとなる。その後、銀座で会員制のバーテンダーを経て、「本to美女」に参画。 キャッチコピーはアクティブなヒキコモリ。生粋のHONZ被害者でもある。