あなたはなぜその商品を買ってしまうのか?『買いたがる脳』

買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?

  • 著者:デイビット・ルイス
  • 出版社:日本実業出版社
  • 発売日:2014/10/1

 

今週のテーマは、「わかっているようでわからない?マーケターなら押さえておきたい7冊はこれだ」ということで、マーケティングに関わる人が確実に押さえるべき良書をオススメしていきたいと思います。

マーケティング全般の話、価格の心理学、そして新しいマーケティングの考え方であるグロースハックについての本を紹介してきました。

本日は、マーケティング理論の最後として、マーケティングを、脳科学の視点から考察する『買いたがる脳』をご紹介します。

あなたは、最近どんな買い物をしましたか?
そして、なぜ「それ」を選んだのか説明できますか?

「ニューロマーケティング」はここまで進んでいる

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本書では、脳についての研究が今までどのように行われてきたか、そしてどのぐらい進んでいるかを紹介するとともに、神経経済学・行動経済学・消費者心理学などの周辺学問の研究成果についても解説がされています。

そして、それらの学問が、マーケティングにどのように活用されているか、強力な「脳への売り込み」がどのように行われているか、について紐解いていきます。

例えば、次のようなことが解明されています。

  • うなずけば、買ってしまう人間の脳
  • コトラー教授が発明した「雰囲気」の説得力
  • “暖かい”と“涼しい”-よく売れるのはどっち?
  • ショッピングの知らざれる「右側の法則」
  • マクドナルドのコピーは絶妙な「自己暗示」

1つでも気になった方は、本書を開いて確かめてみてください。それぞれ実証実験や実例を交えてわかりやすく解説がされています。

サブリミナルのプライミング効果

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最後に、よく耳にするけど実はどういうことかあまり知られていない、
「サブリミナル効果」について本書から簡単にご紹介したいと思います。

まず、サブリミナル効果とは、顕在意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで、表れている効果のことで、「認識はしていないけど効果がある」ということを指します。

これだけだとよくわからないのですが、よく出される例が、次の実験です。

“映画の上映時に観客が視認できないスピードで広告(お腹が空いた?ポップコーンを食べなさいというメッセージ)を投影し、広告を見たという認識がないにもかかわらず、潜在意識に影響を与えることで、ポップコーンの売上が増加した。(この実験は、実は実施されていないことが後に判明しています。)”

知らないうちにマインドコントロールされている、といった批判もありアメリカや日本では、映画やテレビ放送などではほとんどの場合サブリミナル広告が禁止されており、また、十分な実証実験が行われておらず効果への疑念から批判の的になりがちです。

しかし、最近の脳科学では、それらの批判が覆されているようです。

サブリミナル広告による消費者への選好への確かな影響が確認されており、本人は意識していないが、意思決定・購買に影響を受けることが解明されつつあるようです。

もしかしたら、あなたの周りにも、サブリミナル広告は存在して、あなたの意思決定にも影響しているかもしれません。

こんな人にオススメ

  • なぜ、「それ」を選んでしまうのか?と買い物をした後に後悔してしまう人
  • 脳科学の視点から、マーケティングを考えたいマーケター
  • サブリミナル効果って都市伝説でしょ?と思っていた人

買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?

  • 著者:デイビット・ルイス
  • 出版社:日本実業出版社
  • 発売日:2014/10/1

 

モデルプロフィール

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  • 名前:丸山志保
  • 生年月日:1993/11/22
  • 出身地:東京都
  • 職業:航空業界
  • 趣味・一言:コーヒーが大好きです
  • 最近の悩み:朝寒くて起きられません

(カメラマン:伊藤広将)

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