売れるもマーケ 当たるもマーケ
- 著者:アル ライズ
- 出版社:東急エージェンシー出版部
- 発売日:1994/1
今週のテーマは、「わかっているようでわからない?マーケターなら押さえておきたい7冊はこれだ」ということで、マーケティングに関わる人が確実に押さえるべき良書をオススメしていきたいと思います。
昨日は、コトラーの名著『コトラーの戦略的マーケティング』を紹介しました。
本日は、コトラーと合わせて世界的マーケターである、アル・ライズ、ジャック・トラウト氏の共著である『売れるもマーケ当たるもマーケ』をご紹介します。
彼らの共著には、『ポジショニング』
ポジショニング戦略
- 著者:アル ライズ
- 出版社:海と月社
- 発売日:2008/4/14
『マーケティング戦争』
マーケティング戦争
- 著者:アル ライズ
- 出版社:翔泳社
- 発売日:2007/4/20
などがあり、本書とともに合わせて読みたいマーケティング本です。
マーケティングに法則はない、という意見が強い中で、「マーケティングには、不変の法則がある」と説く両氏。そんな両氏が自信を持って存在すると宣言する法則を少し見ていきましょう。
マーケティング22の法則

本書では、マーケティングにおける22の法則が、実際の多数の事例をとともに説明がされています。
本書が書かれたのは、1994年であり20年も前のことではありますし、アメリカにおける事例が中心ではありますが、そのどれもが、現代の日本でも通用するように思えてならない、というくらい納得感のある説明がされています。
詳しい説明は本書に譲りますが、理路整然とした説明に加え、適切な事例が説明されていること、そして何より彼らが自信を持って説明している、というところが、読んでいて非常に心地が良いです。
(もちろんそのまま信じるべき、と言っているのではありません。笑)
自分の周りのマーケティングはそうなっているだろうか、と考えながら本書を読み進めていくと、理解も深まりオススメです。
一番手の法則

具体的に22の法則の中から、私の中で印象に残った1番目の法則についてご紹介しましょう。
一番手の法則:「一番手になることは、ベターであることに優る」
多くの人が、マーケティングの基本的な課題は、自身の商品やサービスが他よりも優れているということを顧客に納得させることだと信じているが、それは間違っていると本書では説かれています。
マーケティングの基本的な課題は、あなたが先頭を切れる分野を創造することである。
つまり、他よりも優れていることよりも、先頭を切ることの方が大事であるというのです。
他に優っていることよりも、先頭を切ることの方が大切なのだ。最初に顧客の心に入り込むことのほうが、最初に入り込んだ商品より自分の商品の方がベターであると人に納得させることよりもはるかに容易なのである。
特に、今までにない新しいサービスを今始めようと思っている自分にとっては、鼓舞させる法則でした。
本当にそうか?と疑問に思った読者の方は、是非本書を手に取って確かめてみてください。本書にはこの法則以外にも本当か?と疑いたくなる法則がたくさん詰まっています。
こんな人にオススメ
- マーケティングに法則なんてなくてやってみるしかないと思っているマーケター
- マーケティングにおける絶対の法則をおさえておきたい起業家
- 自身の消費活動について理解したい消費者
売れるもマーケ 当たるもマーケ
- 著者:アル ライズ
- 出版社:東急エージェンシー出版部
- 発売日:1994/1
モデルプロフィール

- 名前:渕上舞
- 生年月日:1997/5/25
- 出身地:熊本県
- 職業:青山学院女子短期大学
- 受賞歴:Oasis Campus Collection 2016 fainalist / Campus Collection 2016 東京 Miss fainalist
- 趣味:筋トレ
- Twitter:@0525_9
- Insta:@ma_i0525
(カメラマン:伊藤広将)
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