いつから塾に行かせる?『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!』

子育てをするうえで、重要な時期を知っていますか?
最近では早期教育が激化し、0歳教育まで出てきていますね。早いうち、早いうちに教育を受けさせることで子どもを頭のいい子に育てたいという親の気持ちはわかります。前回の記事でも紹介した通り、頭のよさ、ひいては学力があるほど子どもの未来にとって、より良い選択ができます。

しかし、子どもの才能を伸ばしてあげるには、早く教育を受けさせるよりも、その「時期」が一番大切なのです!
じゃあ、一体いつからやればいいの?

その疑問に答えてくれるのがこの本『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!』です。
タイトルだけ見て、3、7、10歳の時期にピアノを習わせたり塾に行かせたりすればいいの? と思ったあなた。ちょっと待ってください。
この時期にすることには医学的な脳の発達過程で明らかになっているのだと、日本大学総合科学研究科教授でもあり、この本の著者である林成之氏は言っています。

◆0~3歳は本能!

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3歳までは脳の神経回路が未熟なため、無理にそろばんや塾に通わせると脳への負担になってしまうそうです。さらに、お母さんに厳しく怒られたりなどしたら「学ぶことはつらい。おもしろくない」と感じるようになってしまうのです。
なら、この時期はなにもしなくていいの?
いえいえ、この時期だからこそできることがあります。

脳神経細胞には
・生きたい
・知りたい
・仲間になりたい

この3つの本能があるんです。この3つを本能をくすぐってあげることで家庭(生きたい)・教育(知りたい)・社会(仲間になりたい)の生活していくうえで必要なことを自分から習得しようとするのです。

たとえば公園に行って、「あの木まで競争しよう!」と言うと子どもは喜んで駆けていきます。これは、生きたいという本能が生む、競争したがる特徴による反応なのです。

他にも、大人の真似をしたがったりモノを作りたがったりします。こういった行動を褒めてあげることが脳の発育に良い効果を表します。
ここでの注意が、「誰かと比べてよかったか」「たくさんできたからよかったか」ということをしないことです。私たち大人でさえ、他人と比較されることは気持ちのいいものではないのですから、子どもだったらなおさらです。
手放しで褒めてあげることこそ重要なのですね。

◆3~7歳は脳を作る

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この時期になると脳の不要な神経細胞が減少していきます。ここから大人の脳になるための準備が始まっていくのです。
脳の「土台」を作ると言ってもいいこの時期には悪い習慣を止めることが鍵になってくるそうです。
脳を鍛えるためには10の方法があるのですが、今回はそのうちの1つをお伝えします。

それは、「物事に興味をもたない・感動しない」ことを止めること。
子どもが面白くない、とか、つまんない、とかをよく口にするようにしていたら要チェックです!
興味や感動は脳を働かせるための最初の鍵になるのです。

もし、子どもが先ほどのような言葉を口にしたら、「本当は面白いんだよ」と教えてあげることが大切です。面白いと人は笑顔になります。この笑顔は脳のパフォーマンスをあげることにもつながるんですよ。
朝いちばん、起きてから子どもと一緒に笑顔の練習をするのも1つの手です。お母さんが笑いかけてあげれば、子どもも自然と笑顔になりますよ。

◆7~10歳のNGワード

この時期の子どもにとっては小学校が生活のほとんどとなってきます。そうなってくると、お母さんが口にするのは「宿題をしなさい・勉強をしなさい」という言葉ですよね。
実はこれ、NGワードなのです!

勉強しなさい、と言われると「いまやろうとしてたとこだったのに……」と、勉強をする気力がなくなったことはありませんか? 私も勉強が好きではなかったので、この言葉は何度も言いました。
これは決して子どもが天邪鬼などではなく、脳の正常な反応なのです。脳が発達してくると、「ああしなさい。こうしなさい」という指示を嫌がり、反発します。

これとは逆に、「あれをしよう。これをしよう」と自分からやることを決め、それを達成することをごほうびだと思うようになります。つまり、自主性・主体性をもったときに嬉しいと感じるのです。
しかし、何も言わなかったら子どもはずっと遊んでしまうもの。そういったときに鍵となるのが
「よい質問をなげかけること」
なのです。

たとえば、宿題をさせたいときに「いまから宿題をすれば夕飯までにはおわるのだけれど、ゲームと宿題どっちを先にやりたい?」と質問してみてください。物事の選択肢と順番を与えてあげることで、子どもが自分で考えて行動するようになります。
その結果、自主性をもって宿題をやるため、子どもはうれしいと感じます。

子育てで悩むお母さんの行動の中に、こんなことやっていたなぁ、というものがいくつも見られました。本書を読んで自分の行動を振り返ってみるのも、一つの楽しみ方かもしれませんね。

あなたの悩みを解決する3ヶ条

  1. 塾に通わすのではなく本能を育てる
  2. 否定的な言葉を子供に言わない。ポジティブなことを話す
  3. うまく疑問を作って自主的な行動をさせる

子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法

  • 著者:林成之
  • 出版日:2011/1
  • 出版社:幻冬舎新書

モデルプロフィール

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  • 名前:佐藤春佳
  • 生年月日:1995/04/14
  • 出身地:秋田県
  • 職業: 慶應義塾大学
  •  受賞歴:国際一輪車競技大会 優勝(ペア)
  •  趣味:ミュージカル鑑賞。特にディズニーが好きです。
  • Twitter:@riiiinrin8l

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本to美女選書

WRITERこの記事を書いた人

土田 遥香

物心ついたときから家に少年ジャンプがある環境で育ち、見事オタクになる。一日一冊はマンガを読まないと生きていけない体になってしまった。オススメ本・マンガは「魔王(伊坂幸太郎)」「X(CLAMP)」。好きなことは実家で飼いだした犬とのビデオ通話と全国各地の美味しいもの食べ歩き。インドアもアウトドアも任せてください。