最近、家族のあり方も多様化し、それに併せて家族関係の悩みも増えてるように思います。そんなあなた、改めて家族とは何かをかを考えてみましょう。
『結婚と家族のこれから:共働き社会の限界』
筒井淳也さんの著作『結婚と家族のこれから:共働き社会の限界』は、学術的論文を幅広く引用しながら、結婚と家族の在り方が時代ごとにどのように変遷していったのか、について論じている一冊です。本書では徹底的に、「経済の仕組み」や「社会制度」といったマクロな視点から、結婚観や家族観を紐解いています。「家族」の本質を大枠としてとらえるにはもってこいの一冊ではないでしょうか?
『家族関係を考える』
河合 隼雄さんの著作『家族関係を考える』では父と娘、母と息子、嫁姑問題など、続柄に合わせた考察をしています。その一方で、各章に共通して、頻繁に出てくる言葉があります。「母性」と「父性」です。母性は何となくイメージがつくが、「父性とは?」と聞かれたら、意外と答えられないのではないでしょうか?その「父性」を理解すると、今の家族関係を見直す手掛かりになるかもしれません。
『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ:ツラい関係が“希望”に変わる心の持ちかた』
ブッダは皆さんご存知ですよね?なぜ家族の話題でブッダなのでしょう?それは、ブッダも家族に悩み、悩まされた人物だったから。ブッダの教えは、家族の悩みを解決してくれます。そんな一冊が、草薙 龍瞬さんの著作『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ:ツラい関係が“希望”に変わる心の持ちかた』です。
『すぐそばも幸せにできないで。 – 半径5メートルのレシピ -』
「家族だからこうあらなければならない」という思い込みは、自分にも、相手にも無理を求める結果になることがあります。では、恋人ができたり、愛する人と家族になったりしたとき、どうすれば人は幸せになるのでしょうか?『すぐそばも幸せにできないで:半径5メートルのレシピ』は「半径5メートルの“すぐそば”を幸せにする」をモットーにしている高島 大さんのの著作です。
『夫婦脳』
まずは「家族」の始まりともいえる、夫婦について考えてみましょう。結婚にも、様々な形があることは、近年かなり認知されてきました。昨年末に話題になったドラマでは「契約婚」や「事実婚」といった言葉が登場しましたね。こういう言葉を聞くたび、夫婦とカップルの違いはどこにあるのだろうと思います。そんなことを改めて考えさせられるのが黒川 伊保子さんの著作『夫婦脳』です。
『父の詫び状』
家族とはいえ、イラっと来ることもある。しかし向田 邦子さんの著作『父の詫び状』に出てくる向田一家のように、「まあ仕方ないか」と納得できるポイントを見つけられたら、円満とまではいかなくても、うまく家族が回っていくこともあるかもしれません。一種の妥協も、時には悪くない。そう思える一冊です。
『幸福な食卓』
愛とか平和とか、そういった壮大(に思われる)な言葉についても、定義はあえてあいまいにしておくことが多いように思います。だから、今一度あえて考えてみましょう。「家族愛」って、何なのだろうか、と。瀬尾 まいこさんの著作『幸福な食卓』ではそんなことを考えながら読むとより楽しめるかもしれません。
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