【本質を掴む】なぜ私達の視野は狭くて、プロの視野は広いのか『2050年の技術』に学ぶ、批評する力

2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

  • 著者:英『エコノミスト』編集部
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日: 2017/4/14

 

イギリスのエコノミスト誌が出版した『2050年の技術:英エコノミスト誌は予測する』。

AI、VR、代替エネルギーの可能性、食糧問題に対する農畜産業の自動化など、近い未来に起こるであろう問題と解決策を、その先端で取材を続ける記者やSF作家、学者が執筆している。

 内容はかなり専門的だが、近い未来のトピックスは社会に出る者として損はない。その点、余すところなく記載されていることは、浅い理解で終わらないという部分では良いだろう。

と、ここまでが本書の表面的な解説。今回の目的は、本から社会に出るために必要な何かを学ぶこと。僕は「物事を批評する力」を学べると考えている。

批評とは、話の要点を掴み、それに対して自分の意見を述べられること。ただ、要点を掴もうとするときに一面からしか物事を見られないと、「視野が狭いね」と言われることになる。

広い視野から物事の本質を見極めることを知るのに、本書はピッタリの教材だ。

物事はドミノ倒しである

 どんな出来事もドミノのように、色々な方面、時には予想すらしなかったところへ影響を及ぼす、と僕は思っている。

「風吹けば桶屋が儲かる」的な話で、一つの出来事が原因→結果で終わることはない。 

たとえば、本書にも出てくる「AIの台頭」について考えてみよう。

 

将棋の電王戦、GoogleのAlpha Go(アルファ碁)など、複雑な思考を必要とするゲームでAIが勝利した、というニュースはここ1年の大きな話題になっている。

それ以外にも、AIに小説を作らせてみる、広告コピーを書かせてみるなど、いわゆる「クリエイティブ」と言われてきた仕事をAIに行わせる試みも始まっている。

 上記のような取り組みは、その仕事を代替させるというよりも、AIに人間と同じような思考力を持たせる一つの過程だ。

 AIがそのように進化を遂げた場合、どうなるだろう?

本書の内容を、僕の視点も加えながら以下のようにまとめてみた。

汚い図で恐縮だが、要するにAIの出現=人間の仕事を助けてくれる、というシンプルな結末にはならないということだ

このように一つの出来事が与える影響は多岐にわたる。一面から見ればよく見えることも、他の面から見ると悪く見えることがある。

本質を掴んだ上で、自分の意見を述べる。これが批評する力だ。どのような視点でプロが最新技術を見つめているのか。そして、それについてどの様に語るのか。

視野の広さと本質を抜き取る言葉の鋭さを学んでみよう。

 こんなお悩みを解決

面接やES、普段の会話で『視野が狭いね』と言われることが多い

→物事は一つの側面だけでは判断できるものではない。一つの出来事が広い領域に影響を及ぼすことを知り、広い視野から本質を掴もう。

モデルプロフィール

  • 名前:上田風薫
  • 生年月日:1995/4/10
  • 出身地:東京都
  • 職業:学生
  • 受賞歴:動画編集、野球観戦
  • 趣味:お酒が弱くなった
  • 最近の悩み:
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  • Blog:「ふわゆるでぃず。」

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WRITERこの記事を書いた人

庭野蹴

同級生に同級生と見られない老け顔(両親譲り)眼鏡(父親譲り)の男性。お母さん方の井戸端会議によく顔を出しつつ、平和な青春時代を過ごす。 血のにじむような努力(とカロリー過多な食事)の末、早稲田大学に入学。授業に来なくなる友人を尻目にいそいそ学問に励む。結果、ちゃっかり論文で入賞したことも。また、(若さゆえ)関係各所に噛みつきながらフリーペーパーの制作もしていた。現在は社会人。