「不可能」を「可能」にする『イーロン・マスク 未来を創る男』の半生から学ぶ未来の創り方

イーロン・マスク 未来を創る男

  • 著者:アシュリー・バンス
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2015/9/16

 

今週のテーマは、『起業家から学ぶ、起業の「苦しみ」と「楽しみ」』ということで、

前半は日本の起業家、後半は海外の起業家を見ていくことで、日本・そして世界で活躍する起業家が経験した、起業の「苦しみ」と、それを上回る「楽しみ」「希望」を伝えていきます。

今まで起業家自身が、自ら書いた書籍を紹介してきましたが、最後の2冊は、起業家自身ではなく、起業家への綿密なインタビューを基に第三者が客観的に、起業家を記述した本を紹介します。

昨日は、『ZERO to ONE』から、ゼロから1(新しい未来)をどうやって作っていくか、を紹介しました。

ゼロからあなたは何を生み出すことができるか?『ZERO to ONE』

2016.10.21

本日は、それを体現し、ゼロから1を作り続けているイーロン・マスクの半生を描いた『イーロン・マスク 未来を創る男』を紹介します。

イーロン・マスクは昨日紹介した、ピーター・ティール達と共にPayPalを共同創業した、ペイパル・マフィアの1人でもあります。

そして、現在は、電気自動車・自動運転の「テスラモーターズ」、最近壮大な火星移住計画を発表した、ロケット事業の「スペースX」を経営する経営者です。

そんな未来を創り続ける、彼の半生を振り返ることは、不可能を可能にする方法を探るとも言えるでしょう。

イーロン・マスクの世界

emorena_1「イーロン・マスクは、救世主か大ボラ吹きか」

マスク氏は、常に波風を起こすため、そんな論争の的になるそうです。

彼は電気自動車、太陽光発電、ロケットなど壮大な夢を説いて回っているのです。

「どうせなら人類の未来は明るいと考えながら死にたいね。我々が持続可能エネルギーの問題を解決して、別の惑星にまたがって活動する種に近づいているとしようか。それでも人間としての意識の消失という最悪のシナリオ」と語ったこともあるというマスク氏は、シリコンバレーでは半ば神格化されていて、グーグルのラリー・ペイジのようなCEO仲間などからも崇め奉られているほどであるそうです。

その一方で、彼のことを大ボラ吹きだと侮辱する人もたくさんいます。

著者のアシュリー氏も、最初はマスク氏に決して良い印象を抱いていなかったそうです。

最初の頃、シリコンバレーのイベントでマスクをつかまえて話を聞いても、テクノユートピア思想そのままの、教科書通りの答えが返ってきて閉口したものだ。しかも、彼は地球を救うかのような触れ込みの会社をいくつも持っているが、成果を上げているようにはとても思えなかった。

そんな中、彼は不可能と思われるような彼の理想を実現していきます。

スペースXは、国際宇宙ステーションに宇宙船を打ち上げ、見事に任務を完了して無事地球に帰還させ、テスラモーターズは、セダンタイプの電気自動車「モデルS」を発売、自動車業界を震撼させました。

マスク氏は、激しすぎる情熱とパワーであらゆることを実現していきます。

マスク氏の最初の妻であるジャスティンは、マスク氏のことを次のように表現します。

やると決めたら実行する人で、簡単には諦めない。それがイーロン・マスクの世界であって、その世界に暮らすのが私たちなの

強い意志を持ち諦めない。シンプルですが、彼ほど貫き通すことは難しくもありますが、本書を読めば意志の偉大な力を感じ取ることができるでしょう。

宇宙を目指せ

emorena_2

 少し時間軸を戻し、マスク氏がロケット事業を始めた頃の話を紹介します。

PayPalを共同創業し、その後PayPalを追われて以降、マスク氏は少年時代に夢中になった宇宙船や宇宙旅行への思いを再び感じており、突然「インターネットのサービスをやってる場合ではない」と悟ったということです。

そしてマスク氏の野望は最初から大きかったと言います。

マウスを直接火星に送りこもうと考え、そして惑星間旅行を大真面目に考えていました。

そして、幾多の困難を、彼の持ち前の驚異的な頭脳と集中力、激しすぎる情熱とパワーで、宇宙産業で大きな実績を作っていったのです。

終わることのない「次なる野望」

emorena_3

スペースXのロケット事業と同時に、テスラモーターズでの電気自動車での成功。

富と名誉。あらゆるものを欲しいままにした彼の野望は終わることがありません。

人類の発展・進歩に貢献すると考えられるものであれば、マスク氏はとことん追求をします。

マスク氏の究極のゴール・野望は、人類を国際人ならぬ“惑星間人”にすることにある、つまり、地球にとどまらず惑星をまたにかけて活躍する種に進化させることである、と言います。

また、彼のことを、馬鹿げていると笑い飛ばす人もいるでしょう。

ただ、確実に彼は、火星へ人を送り込むための計画を立て実行しています。

彼はこう言います。

人類が辿る道は2つしかない。ひとつは地球に永久に残って滅亡を待つこと。あとひとつは多惑星に住める種になることだ。

近い将来、火星など他の惑星へ旅行・移住をすることが可能になる世界が来ることを楽しみに、自分自身も人類の貢献に何かできることをしたい、と思わせる一冊です。

悩みを解決する3ヶ条

  1. イーロン・マスク氏のように、笑われることを恐れず大きな理想を掲げることが世界を変えるためには必要
  2. 理想を実現するために、激しすぎる情熱・パワーが大きな助けになる
  3. たまには、人類のために何ができるか、という大きな視点で考えてみると自分の将来を考えるヒントになる

 

イーロン・マスク 未来を創る男

  • 著者:アシュリー・バンス
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2015/9/16

モデルプロフィール

emorena_profile
  • 名前:Reina
  • 出身地:埼玉県
  • 職業:受付
  • 一言:アロマの勉強中です♡
  • 最近の悩み:突然辛いものが食べたくなる
  • Instagram:@wataame.pink

(カメラマン:伊藤広将)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

本to美女選書