真面目に目標を立てるより、コイン投げの達人になろう!『仕事は楽しいかね?』

仕事は楽しいかね?

  • 著者:デイル ドーテン
  • 出版社:きこ書房
  • 発売日:2001/12

目標設定なんて意味がない…?

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何冊かビジネス本を読んでみると、いくつかの共通点を見つけることができるかもしれません。例えば、「目標の設定」を行って、「生きる姿勢を変える」といったことです。

本書ではそれらの常識的な考えを重要ではないと否定しています。

何故なら、「今日の目標は明日のマンネリ」であるからです。

目標を設定することで、自己管理ができていると納得しているだけであって、たとえ目標に到達しても満足感は得られないことさえあるというのです。

また、未来を見据えて目標設定をするということ自体が中々骨の折れることであることは、皆さんも体験されたことがあるのではないでしょうか。本書は、「人生はそんなに規則正しいものじゃない」ので、困難であるのももっともであるとしてきます。

では、一体「目標の設定」を行わずに、どうすればいいというのでしょうか? 

試してみる。それ自体に価値がある。

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代わりに、本書におけるメッセージはとてもシンプルです。

つまり、「明日は今日と違う自分になる」ということだけを目標にして、

「あらゆることを試し、チャンスの数を増やす。」ことだけに集中すべきだということです。 

「ホーソーン効果」という言葉があります。人は「試す」こと自体で意欲や生産性が増す、という言葉です。工場で労働者の生産性を調査する実験を行いました。その実験ではどんな(電灯を暗くしたり、休憩時間を短くしたりと)不利な条件を設定しても、生産性が伸びてしまうということが発見されたのです。

つまり、新たなことを「試す」こと自体が、生産性を上げる効果があることが分かったのです。 

また、「空前のヒット商品」の多くは偶然の産物です。たとえばコカ・コーラは、薬屋の従業員がシロップ状の頭痛薬を水で割って飲んでみたことから生まれました。

ジーンズのリーバイスは、ゴールドラッシュで湧くカリフォルニアの鉱夫達に、必需品を売ることで一儲けしようとしていた創業者が、偶然に売れ残ったテント用の帆布を、オーバーオールに仕立ててみたことから始まりました。 

まぐれ当たりで成功者に…?

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成功者はどのようなものであるのかということについて、

「コイン投げ競争」の例えがでてきます。

1千人の参加者が、表が出れば勝ち、裏が出れば負け、というルールで

コインを投げるというものです。

7回投げ終わった時には、たったの8人だけが勝者として残っています。

そうすると、彼らは「コイン投げの達人」だと周囲からほめたたえられ、生い立ちを書かれたり、アドナイスを求められたりするようになります。

成功者とは丁度彼らのようなものだというのです。

彼ら成功者の何が成功の要因かというと、ただ「コインを多く投げた」ことです。 

しかし、決してしこれは簡単に成功できるということを意味しているのではありません。

つまり、“こうやって「コイン投げ」に多く参加することを決意すれば、10中9失敗するところを10中8失敗に向上できるよ。”と。

肩ひじ張って、どうしていいかわからなくなってきたら、

多くの失敗を前提として「試し」続け、「コイン投げの達人」を目指しましょう。 

こんなお悩みを解決!

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  • 頭で分かってるすべきことはたくさんあるけれど、何からどう手を付けたらいいのかわからない……
    ⇒目標を立て、うまくやることよりも、「試す」こと自体に価値があるということを理解しよう!

仕事は楽しいかね?

  • 著者:デイル ドーテン
  • 出版社:きこ書房
  • 発売日:2001/12

モデルプロフィール

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  • 名前:中山美織
  • 生年月日:1993/12/13
  • 出身地:東京都
  • 職業:早稲田大学
  • 受賞歴:ミス理系2013特別賞
  • 趣味:アニメ、映画鑑賞、一人旅
  • 最近の悩み:実験に飽きた
  • Twitter:@miori_micharyo
  • Instagram:@miori_micharyo

(カメラマン・Rimi Sakamoto/個人サイト・http://www.rimisakamoto.net/

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