人類の進化に立ち向かえ! 『ジェノサイド』

ジェノサイド

  • 著者:高野 和明
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2011/3/30

 

圧倒的な知性をもつ新人類を前に
現生人類はどう立ち向かうのか?!
アフリカ・アメリカ・日本を舞台に繰り広げられる
壮大なSFミステリー。
是非、徹夜する覚悟で読んでほしい!

ヌース

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ある日、アメリカ大統領のもとに
「人類滅亡の可能性 アフリカに新種の生物出現」
という報告が届いた。
人智を超越した新人類が誕生した可能性があるというのだ。
アメリカ政府はその存在に「ヌース」という名をつけ、抹殺命令を下す。
そして現地に4人の傭兵を派遣したのだった。

現代を生きる私たちに
この事態が想像できるだろうか?
進化と遂げた新人類の誕生。
このような状況が明日起きる可能性も…。
そんなとき、あなただったらどうするだろうか?

アキリ

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治療法のない難病「肺胞上皮細胞硬化症」の息子をもつ
ジョナサン・イエーガーは、最新の医療を受けさせるべく
奇妙な極秘任務を引き受ける。
数日後に明かされた任務内容は
大量殺戮(ジェノサイド)が続くアフリカの先住民族「ピグミー」の殲滅と
“未知の生物”の殺害・回収。
そして4人の傭兵が現地で目にしたのは
3歳児に酷似した身体に不釣り合いなほど、大きく発達した頭部と目をもち
驚くべき知能を持った「アキリ」と名付けられた生物だった。
イエーガーたちはアキリの情報網によって
任務後に自分たちも殺されると知り
アフリカ脱出を試みる。

紛争の無い、世界でも有数の平和な国・日本で暮らす私たちに

-誰かを殺さなければ自分が殺される-

そんな状況を理解できるだろうか。
本書では、かなり鮮明に戦闘シーンが繰り広げられている。
情報に支配され、危機を目の前にした人間は
一体どうなってしまうのか…?
目まぐるしく展開するストーリーに目が離せなくなるはずだ。

10万人の子ども達を救え!

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日本の大学院で薬学の研究をする古賀研人。
ウイルス学研究者の父を亡くし、葬儀を済ませた研人のもとに
死んだはずの父からのメールが届く。
「アイスキャンディで汚した本を開け。」
そこには父が残した2台のPCとノート。
そしてそのノートに書かれていたのは
“肺胞上皮細胞硬化症”の特効薬開発を託す文章と
「ハイズマン・レポ―ト5」というメモ書きだった。
その後、突如始まった警察による捜査の手を逃れながら
韓国人留学生の李正勲(リ・ジョンフン)と共に父の残した研究を続けていく。
唐突に現れた『パピー』と名乗る謎の援助者。
いきなり繋がれたアフリカの戦闘地域との中継。
迫りくる新薬開発までの期限。
自分の置かれた状況理解もままならぬまま
「目の前の難病に苦しむ子供たちを救いたい。」という気持ち一心で
先の見えない課題に、寝る間も惜しんで取り掛かる研人と正勲。
父が残した研究の結末とは…?!

人類滅亡の危機…?!

本書は、圧倒的な知性を有する新人類「ヌース」の誕生により
種族としての人類とはどういうものかを考えさせられるような場面が
多く描かれている。
それは自分の立場を守るための虚栄心だったり
自己の身ではないことにかこつけた残虐性だったり…

そんな人間の性質を巧妙に利用した
「ヌース」の、神の全知を思わせるような手立てに
翻弄されるアメリカ政府と、何度も窮地を救われる傭兵。
そして新薬開発に奮闘する日本人大学院生の
主に3つの視点から描かれている。

大量殺戮(ジェノサイド)の地から始まる、人類の壮大な物語が
ハイスピードで展開されていく、究極の徹夜本!!

ジェノサイド

  • 著者:高野 和明
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2011/3/30

モデルプロフィール

kawanabe_profile
  • 名前:川奈部舞
  • 生年月日:1996/7/18
  • 出身地:埼玉県
  • 職業:埼玉大学
  • 受賞歴:Saidai Collection 2016
  • 趣味:読書
  • 最近の悩み:時間が足りない!!
  • Twitter:@mmmai3024
  • Instagram:@mai_kwnb

(カメラマン:伊藤広将)

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