それは最も汚いけれど美しい、勝負と笑いの世界に生きる職業の人たち「芸人の本」特集

 
お笑い芸人。
それは最も汚いけれど美しい、勝負と笑いの世界に生きる職業の人たち。
今週はそんな芸人たちが書いた本ばかりを集めた「芸人の本」特集だ。
 

『芸人前夜』

 
『芸人前夜』はオリエンタルラジオの中田 敦彦さんの本。親の教育もあり、慶應義塾大学に進んだ優等生あっちゃん。学生時代は取り憑かれたかのように勉強をし、丸メガネを掛け滝廉太郎のあだ名を欲しいままにしていた。このまま官僚にでもなるのかなぁと進路に悩んでいたあっちゃんは、ある記憶を思い出す。慶応の学祭の出し物で漫才をやった思い出だ。人生初の人前でやった漫才は意外にもウケて、それ以降のあっちゃんの人生に大きな影響を与えるものだった。

俺、どうしてもお笑いがやりたい『芸人前夜』

2017.03.20
 
 

『社会人大学 人見知り学部 卒業見込み』

オードリー若林の『社会人大学 人見知り学部 卒業見込み』。人気雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されている人気エッセイが単行本になり、書き下ろしページも盛りだくさん。若林さんの頭の中は、基本的に「自意識過剰」だ。気にしすぎ。スタバでグランデと注文することさえ恥ずかしいと気にする。そんな芸人が書くエッセイは、どこか本質を捉えていて、胸に刺さる文章だ。

オードリー若林の人気連載『社会人大学 人見知り学部 卒業見込み』

2017.03.21
 

『京大芸人』

高学歴コンビ ロザンは相方菅が思い描いたストーリーだった。「芸人の本」特集3冊目はロザン宇治原史規のことを書いた『京大芸人』だ。この本、宇治原のことを相方の菅が書いている。ロザンはコンビ二人とも高学歴で知られていて、宇治原が京都大学で菅が大阪市立大学の出身。まさに絵に描いたような「高学歴コンビ」だ。本書が他の芸人本と異なるのは、芸人になるまでの青春要素に京大に受かるための勉強方法も加わっていてユニークである。

宇治原くん、京大入ってや『京大芸人』

2017.03.22
 

『火花』

「芸人の本」4冊目は、ミリオンヒットを記録した『火花』だ。ピースの又吉 直樹が執筆し、第153回芥川賞を受賞。芸人がこの栄えある賞を受賞したことは初めてで、一気に話題の本となった。火花はどこが面白いのか。漫才に対し、どこまでも純粋な二人の物語に答えがある。

俺の伝記を作って欲しいねん『火花』

2017.03.23
 

『この間。』

偏見?先入観? 人間だからあって当然でしょ。「芸人の本」6冊目は東野幸治の人気ブログが書籍化した『この間。』だ。本書は東野幸治の偏見と先入観がごりっと詰め込まれている本だ。ひねくれもので「血の通ってない」といじられる東野幸治の頭の中を覗き込める。

東野幸治の人気ブログが書籍化『この間。』

2017.03.24
 

『天才になりたい』

凡人の天才になりたい苦悩。「芸人の本」特集5冊目は南海キャンディーズ 山ちゃんこと山里亮太の『僕は天才になりたかった』だ。今でこそMCをこなしたり、トークでバラエティでおなじみとなっているが本書は一言で苦悩の本だ。お笑い芸人として「面白い」とはどうすればなれるのか。凡人代表として、天才に憧れる山ちゃんの頭の中を覗くには最適の一冊だ。

南海 山ちゃん 凡人ゆえに『天才になりたい』

2017.03.25
 

『遺書』

松本人志の言葉はただの毒にあらず。「芸人の本」特集最後の本は松本人志『遺書』。この本の売れ行きたるや凄まじいもので、初版の1994年からずっと重版がかかっているミリオンヒット作だ。習慣朝日に掲載されていたエッセイが書籍化したのが本書のルーツである。
1994年のダウンタウンといえば、最も尖っていたのではないだろうか。紳助さんにも「ダウンタウンは怪物や」と言われ、人気も絶頂の頃。
その時代の松本の思想が詰まった本だ。

松本人志の愛ある毒『遺書』

2017.03.26

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