「現実から逃げたい」
「やる気が出ない」
「こんな仕事なんて、辞めてやる!」
(なんて大口叩きながら、
実際に逃げる勇気なんて持ち合わせてないんだよね……はあ)。
そんな、真面目で頑張り屋さんなあなたに朗報。
本を読むことで、逃げることもできるんですよ。
非日常世界へとあなたを誘う本を7冊ピックアップしました。
『書を捨てよ、町へ出よう』
最後に我を忘れてはしゃいだのはいつですか?
今回ご紹介する本のタイトルは『書を捨てよ、町へ出よう』。
昭和を代表するアジテーター、寺山修司によるアバンギャルドでセンセーショナルなエッセイです。
魅力的なリスクを背負って、あなたの運を試してみませんか?
『暗黒寓話集』
せっかく気持ちは昂っているのに、外はあいにくの雨だし、お金もないし…。
こんな時に読んでいただきたいのが、本日ご紹介する『暗黒寓話集』。
現実なんだけどどこか現実離れしているような…
なんとも言い表すことができない違和感が始終一貫して読み手を苛ませます。
『ホテルローヤル』
この本は、ホテルローヤルというラブホテルを擁する北海道のとある町で、さまざまな男女の物語を描いたチェーンストーリーです。
男であり女であるというだけで、そこにはドラマが生まれてしまう。男女が2人でいるというだけで、そこは日常から隔離されてしまうのです。
いろんな男女の、いろんな非日常を覗いてみませんか。
『桜庭一樹短編集』
この本は直木賞作家桜庭一樹、初の短編集。
厄介だけど、たまらなくクセになる魅力的な作品があなたを非日常へと誘います。
さりげなく読者を物語の奥深くまで誘い込むことに長けた桜庭一樹。あなたも、読んでいるうちに自分が何者か、どこからその景色を覗いているのか、わからなくなってしまうかもしれません。
『配達されたい私たち』
生きているのか死んでいるのか、わからなくなってしまった。そんなあなたにご紹介したいのがこの本。主人公は、うつ病の自殺志願者です。
「死」は「生」と紙一重。日常と常に隣り合わせなのに、なかなか知ることのできない世界。だから怖いし、時々魅力的にも感じられてしまう。生と死について、立ち止まって考えてみませんか?
『イノセント』
島本理生さんの『イノセント』は、悩みが尽きない、消せない過去に苦しんでいる人に読んでほしい一冊です。
3人の登場人物は、それぞれに過去を背負っています。
3人とも、過去を清算しきれず、今も引きずっています。
自分は許されてはいけない…そう思うことで、自分自身を守ることができる。
…でも、本当にそうでしょうか?
自分自身への向き合い方を教えてくれる本です。
『何もかも憂鬱な夜に』
夜中ほど、考えなくてもいい余計なことばかりに頭の中が支配されてしまいますよね。
『何もかも憂鬱な夜に』は、心がモヤモヤして何も手につかなくなった時にこそ、読んでほしい一冊です。
あなたが一旦現実から離れ、自身の過去を振り返るお手伝いをしてくれます。
自分の未来を描くために、夜に打ち勝ちましょう。
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