思わずギクリとするようなこの質問。これからご紹介する本の、冒頭の一文です。
「もっと頭が良かったらなあ」と思ったこと?――もちろん、あります。きっとない人の方が少ないのではないでしょうか。
しかし、同時にこんな思いも抱えていませんか?「今さら何をやってもムダなのかも……」「だってジアタマが悪いから……」
そんな悩みがある人にオススメなのが、『世界に一つだけの勉強法』(PHP研究所)。実は、この本の著者は、120万部を突破したベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)の坪田信貴先生です。2015年には、有村架純さん主演で『ビリギャル』として映画化し、大ヒットとなりました。
どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法
- 著者:坪田 信貴
- 出版社:PHP研究所
- 発売日:2018/1/17
ジアタマなんて存在しない!?

『ビリギャル』が話題になった後、坪田先生の下にはこんな質問が寄せられたそうです。「主人公のさやかちゃんは、もともとジアタマが良かっただけじゃないの?」
しかし著者は、本書の中でこれをはっきりと否定しています。
頭のいい人の世界とおバカの世界は、明確に分かれているわけではありません。
言語にせよ計算にせよ身体技能にせよ、人は「繰り返し」によって要領を習得し、「積み重ね」によって優れた能力を備えるようになります。
その繰り返しを早くから行っていた人は、いわゆる「頭のいい子」になります。
学齢に入る前からたくさん反復をしたことで、早々と能力をつけられたのです。
現時点でおバカ界に住んでいても、それと同じ方法で脱出すればいいだけです。
(P.80~81より抜粋)
つまり、「頭の良さ」は持って生まれたものではなく、訓練によって高めていけるということ。そう聞くと、少し希望が湧いてきますね。
でもこれまでも、学校の先生に言われた通りに勉強してきたけれど、うまくいかなかったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
私も、「英語は音読!」と先生に教わって、次の日からせっせと英文を読み続けましたが、まったく効果がなかった苦い思い出が……。
どんな方法で勉強を積み重ねていったら、確実に成果が出るのでしょう?
自分に最適な勉強法を見つける!「勉強PDCAサイクル」と「性格タイプ別勉強法」

その答えも、この本の中に書いてありました。
世間には勉強法について書かれた本が山ほど出版されています。
その多くが理にかなっていて、とても参考になる方法論です。
ただ、ここで注意しなければならないのは、それらはあくまでも「ある特定の人の成功体験を元に確立された方法」であるということ。
その人にとっては素晴らしい方法でも、必ずしもあなたに合う方法かどうかはわかりません。
見方を変えれば、もしあなたがこれまで定期試験や大学受験、資格取得など、学力を問われる場で成功したことがなくても、それはあなたの頭が悪いからではないということです。
つまり、あなたに合った勉強法を知らなかっただけなのです。
(P.80~81より抜粋)
著者が言うには、人には個性があるのだから、「成果を上げるための最短のアプローチも一人ひとり異なって当然」とのこと。確かに、理解度や得意不得意の分野、興味の対象も人によって異なりますから、納得ですね。
つまり、この本のタイトルでもある「世界に一つだけの勉強法」とは、「自分にとって最適な勉強法」のこと。本書で紹介される勉強の進め方「勉強PDCAサイクル」や心理学に基づいた「性格タイプ別勉強法」を実践することで、成果の出る、自分にピッタリな勉強法が見つかる仕組みになっているのです。
なんだか今度こそ勉強がうまくいくような気がしてきました。
みなさんも、今までの自分を変えるために、この春から新たな学びにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
(寄稿:PHP研究所)
どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法
- 著者:坪田 信貴
- 出版社:PHP研究所
- 発売日:2018/1/17
モデルプロフィール

- 氏名:長谷川 実咲
- 生年月日:1998年8月31日
- 出身地:名古屋
- 職業:学生(慶應義塾大学)
- 一言:ライブ配信してます♡
- 最近の悩み:方向オンチすぎてよく道に迷う
- Twitter:@misaki_sorehoho
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