『20 under 20』から学ぶ世界を変える方法とは?

 

20 under 20 答えがない難問に挑むシリコンバレーの人々

  • 著者:アレクサンドラ・ウルフ
  • 出版社:日経BP
  • 発売日:2017年4月17日

 

「どうやって世界を変えるつもりか?」

 

突然聞かれたら、あなたは何と答えますか?

この質問は、「20 under 20」への応募に必要な質問です。

 

20 under 20とは


シリコンバレーのカリスマ、ピーター・ティールが会長を務めるファウンダーズ・ファンドの奨学金プログラム、ティール・フェローシップ。応募条件は起業しようと考えている20歳未満の学生であること。ただし合格者は、大学または学校からドロップアウトするのが条件だ。世界中からクレイジーな20人を選び、ひとり10万ドルの資金を与える。

大学はやめろ。

どうやって世界を変えるつもりか?

 

つまり、20 under 20とは、20歳未満の学生が、「どうやって世界を変えるつもりか?」に答えられないと入れない、超難関の起業家養成プログラムなわけです。

 

ハーバードや、MIT、スタンフォードなど、世界トップの大学を蹴って、参加したアンダー20の天才起業家たちが、いかにアイディアを育み、起業し、もがき苦しみ、そして世界を変えていくのか。彼らの栄光と挫折の日々、そしてシリコンバレーの今を追った一冊が、『20 under 20』なのです。

 

VS アカデミズム


本書に出てくる登場人物は20歳未満(だった)の学生です。20under20に選ばれた世界中の学生たちは、世界のトップ大学に受かった人間ばかり。

 

そんな彼らが、20 under 20へ入る条件。それは、「大学をドロップアウトすること」。

 

シリコンバレーのカリスマであるピーター・ティールは、「大学をドロップアウトすること」を推奨したのです。

 

そのため、ピーター・ティール、そしてこのプログラムに対してアカデミズム側からの激しい批判が繰り返されました。

 

皮肉にも、ティール氏自身は、スタンフォード・ロースクールを卒業しています。ですが、「自分にはスタンフォードは役立った。しかし大学全般は暴利を得ている」と反論しています。

 

彼の主張は一貫して、「いいアイディアがあるなら大学なんて行かずに直接起業すべきだ」ということでしょう。

 

アメリカにおけるアカデミズムと、日本におけるそれとは事情が大きく異なることは百も承知ですが、日本においても、「大学は本当に必要か」という議論はされるべきだと思います。

 

皆さんご存知のように、日本の大学では入るのは難しくて卒業するのは簡単。そんな大学に、4年間すがる意味はあるのでしょうか?

 

とはいえ、私も大卒ですのでなんとも言えませんし、アイディアのなかった当時の自分にとって大学は役に立ったとも思っています。ですが、全員が大学を卒業して、4月に一斉に新社会人になるという日本の社会構造に疑問を持つことは必要かもしれません。

 

 

20 under 20は成功か?

さて、20 under 20に話を戻しましょうか。20 under 20の卒業生は皆、起業して成功しているのでしょうか?

 

成功している人もいれば、失敗して他の道を歩んでいる人もいる、というのが現状のようです。

 

シリコンバレーに行くことで、逆に一般性の高い伝統的な高等教育の価値を再認識し、大学に戻った卒業生もいます。

 

本書の最後には次のようなフレーズがあります。

人の後についていく人間はシリコンバレーでは成功しない。数少ない成功者は、幸運にも恵まれたにせよ、ほぼ全員が極めて優れた知性の持ち主だった。ピーター・ティールもそうしたひとりだった。ティールはまた自分のようなユニークな人間を惹きつける能力があった。しかしそのティールでさえ、そうした人々をゼロから自由に作り出す力はなかった。

 

つまり、「世界を変える」企業や人を生み出す絶対的な方法はなく、世界を変えるためには、もがき苦しむしかないということでしょう。

 

しかし、シリコンバレーから「世界を変える」企業は、確実に生まれ続けています。

 

たまには、広く大きく考えて、「自分だったらどうやって世界を変えるのか?」と真剣に妄想してみても良いかもしれません。

 

本書には、その妄想を現実にした人たちの物語が詰まっています。

20 under 20 答えがない難問に挑むシリコンバレーの人々

  • 著者:アレクサンドラ・ウルフ
  • 出版社:日経BP
  • 発売日:2017年4月17日

モデルプロフィール

  • 名前:さき
  • 生年月日:1991.03.14
  • 出身地:奈良県
  • 職業:歯科衛生士
  • 趣味・一言:ゴルフ・よろしくお願いします(^ ^)
  • 最近の悩み:スタイル
  • Insta:@_.sa.ki._
(カメラマン:伊藤広将)

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