子どもの初めての死との対峙 『生きものの飼いかた』

その道のプロに聞く 生きものの飼いかた

  • 著者:松橋 利光
  • 出版社:大和書房
  • 発売日:2016/7/24

 

今週1週間、様々な生物や生物の進化についての本を紹介してきた。

生物の進化を知ることで「ヒト」についてもっと知るきっかけになっただろうか?
今週最後の1冊はこちら。

『その道のプロに聞く ふつうじゃない 生きものの飼いかた』だ。

今日は進化の話とは違い、では実際に生きものを飼ってみようといういわば番外編だ。

では早速、ふつうじゃない生きものの飼い方を見てみよう。

プールに忍び寄る影……

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中学生の頃、年に一度の地味に楽しかった夏前の恒例行事と言えば、そう、プール掃除だ!

夏のプール開きの時期になると、1、2時間使ってクラスの皆と掃除をする。プールに溜まった汚い水を抜き、掃除を始めると必ずいるあの虫。ヤゴだ。

掃除中、水を掛け合いきゃっきゃっ言う男女を横目で、ヤゴを捕まえていたボク。

ヤゴはお尻から水を噴射して進むらしい。(ふむふむ)

もしヤゴ捕まえて飼う機会があったら見てほしい箇所がある。それはヤゴの背中だ。

羽化が始まる合図は背中にある。羽化が近いヤゴの背中のひし形状で一体になっていたものが独立して4つに離れてくる(これがトンボの羽根となる部分)。

そうなったら早くヤゴを入れた容器にわりばしを刺して、水面から出し羽化するための場所を作ってあげよう。

多くの場合は、午後8時から11時にトンボになるみたいなのでお見逃さずに!

スーパーでも買えるあの卵!

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次に紹介するのはスーパーでも買えるウズラの卵だ。本書を読んで一番驚いたのがここ。

なんとこのウズラの卵、受精卵が混ざっているらしい。しかも10個パックの中に1個くらいの割合で!

専用の孵卵器に卵をセットし、電源をオン。孵化までの日数は、37度で17日ほどで卵は孵り、可愛いヒナが生まれるらしい。

半信半疑でAmazonで、初めて聞いた専用の孵卵器とやらを調べてみるとほんとにあった。

↑これにウズラの卵をセットすればいいみたいだ。もし興味がある人はぜひやってみてはどうだろうか。8個の卵が入れられるこちらの専用の孵卵器、6499円とのこと。

ちなみに本書では、ウズラの卵が孵ったときのために、ウズラのヒナの飼いかたまで載っている。専用の孵卵器を買ってもらう気満々だ(笑)

子どもの初めての死との対峙

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ここまで書いていてだんだんと専用の孵卵器欲しくなってきたのだが……スーパーで買えると言えば、なんとアサリも飼えるとのこと。改めて僕たちは生き物を食べて、生きているんだなぁと考えさせられる。

幼少期、香川県に住んでいて山が近くにあったので、特に昆虫は身近な存在だった。

物ごころついたときにはすでに何かを飼っていたが、僕にとって、そしておそらく他の人にとっても、初めての「死との対峙」は、おそらく人ではなく生き物であるかもしれない。

それは、犬であるかもしれないし、うさぎであるかもしれない。

僕にとってそれは小学生の頃飼っていたハムスターだった。気付いたときには元気がなくなっていた。いつも食べていたひまわりの種も残すようになった。そして、急に冷たくなり、動かなくなった。

これが初めて死と対峙した瞬間だった。

どんなに可愛がっていてもその瞬間は必ず例外なく訪れ、永遠の命などないことを悟る。

生き物を飼うということは、いつか死ぬということであり、生き物を飼うためには覚悟のいることなんだなと子どもながら思っていた。

生き物を飼うことは、そんな生きていく上で必ず通らなければならない大事なことを教えてくれる。

もし自分の子どもに〇〇飼っていい?と言われたら、「飼育費がかかるからだめ」「どうせ世話しなくなるんだから」と言わずに、飼ってみてはどうだろう。「生きるとは何か」というきっと大事なことを教えてくれるはずだ。

こんなお悩みを解決!

  • 変わった生き物を、特にヘビとか飼ってみたいです!飼えますか?
    →もちろん飼える!エサとなるカエルやネズミをあげる覚悟があるなら。そしてヘビは意外と清潔好きで脱走が得意なので、特にこの2点気を付けよう。詳しい飼いかたは本書で!

その道のプロに聞く 生きものの飼いかた

  • 著者:松橋 利光
  • 出版社:大和書房
  • 発売日:2016/7/24

モデルプロフィール

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  • 名前:井上実萌彩
  • 生年月日:1997/03/05
  • 出身地:埼玉県
  • 職業:日本女子大学
  • 受賞歴:ミスコングランプリ日本女子大/Ray専属読者モデル プリンセス❤︎クラブ
  • 趣味:カフェ巡り
  • Twitter:@inoue_mimoza

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WRITERこの記事を書いた人

森井 悠太

「本to美女」副編集長。 1990年生まれ。慶應卒。一浪、一留、一休学と余すことなく学生生活を送る。2016年1月から株式会社SENSATIONにジョイン。 芸能事務所のスカウトマンを経験。渋谷でNo.1スカウトマンになれた経験を書き、第10回出版甲子園で準グランプリを受賞。モラトリアム症候群で、某大手IT企業の内定を入社ギリギリで辞退。結果、ニートとなる。その後、銀座で会員制のバーテンダーを経て、「本to美女」に参画。 キャッチコピーはアクティブなヒキコモリ。生粋のHONZ被害者でもある。