忙しいあなたにこそお勧めしたい!毎日を乗り切るための睡眠の科学

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睡眠と脳の科学

  • 著者:古賀 良彦
  • 出版社:祥伝社
  • 発売日:2014/2/3

 

だいぶ前、「睡眠だって運動だ」をコピーにしたCMが流れていた。

「それなら睡眠の本も今回の書評に入れちゃえ!」となったかどうかは編集長しか知らないが、今回は『睡眠と脳の科学』を取り上げる。

たとえば、「就寝2時間前からは携帯などの液晶画面を見ないほうが良い」、「睡眠時間は7時間くらいがベスト」といった情報を耳にしたことはないだろうか。

ある程度一般常識のようなものにもなっていて、人が快眠に持つ関心の高さを表しているとも思う。

ただ、こんな諦めも頭の中に広がる。
「これってベストな状態のことだよね?」

要するに、常に同じ時間に寝られるなら、不眠だとか、慢性的な睡眠不足なんて起こらないはずなのだ。

大事な提案前で徹夜しなくてはいけないとき、海外出張で時差がある国へ行かなければならないとき、睡眠は犠牲にするものとして考えてしまう。

そんなとき、ベストでなくてもベターな睡眠を摂ることはできないだろうか。
そんな疑問に答えてくれるのが、本書だ。

徹夜明けすぐに、ベッドに倒れ込んではいけない

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著者は精神病の専門医で、精神病との関連性が高い睡眠障害についても深い知識を持つ。

専門医として著者が言うには、徹夜明け、すぐに寝るのはやめたほうが良い。
「徹夜は、普段の生活リズムに組み込まれたイレギュラーな時間帯」と捉えるべきだ、というのが著者の見解だ

昼は普段の生活リズム通りに過ごし、夜も少し早めに寝るくらいでいいそうだ。

基本的に、寝だめという概念は体に存在しない。
昨日4時間しか眠らなかったから、今日10時間眠れば取り返せるというわけではない。

人間の体は8時間眠ればコンディション調整ができるようになっている、という。
帰宅をしたらゆっくりとリラックスして、なるべくいつもと同じ生活を心がけよう。

移動中の睡眠で重要なのは、寝返りとアグレッシブな観光?!

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出張に限らず、海外に行くときにネックとなるのが時差ボケ。

説明不要かもしれないが、時差ボケは体内時間のズレによって生じる。
たとえば日本で寝ているはずの時間なのに、現地は真昼間、というような状況だ。

この場合も、徹夜続きの場合と同様に、普段通りの生活リズムを心がけることが重要だ。
ただしこの場合は、「現地の」という冠詞が付く。

どんなに眠くても現地の日差しを浴びることで、体内時計を現地に合わせておこう。
逆に帰国した場合も、日本の生活リズムになるべく合わせていくと良い。

基本は生活リズムを乱さないこと

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徹夜、時差ボケなどはイレギュラーな生活リズムと捉えることが、睡眠の質を一定に保つために重要なことだ。

平日は寝れない分、休日は日ごろの疲れを癒すため、と何時間も眠る。
こういうことは、なるべく避けるべきだ。

本書は睡眠の基本的なメカニズムから話してくれているので、一冊で基本から応用までを理解できる。
睡眠の「なぜ」を理解することで、睡眠の質は格段にあがり、毎日の行動も更にエネルギッシュになるだろう。

本書には一夜漬けをする場合の睡眠術など、シチュエーション別の睡眠法もいくつか掲載しており、汎用性の高い一冊になっている。

確かに、僕も昼の2時過ぎまで眠ったときは(寝すぎ)、なんだか体が重く感じる。
そんな実体験も踏まえて、皆さんにお勧めしたい一冊だ。

こんなお悩みを解決!

  1. 仕事上どうしても徹夜しなくてはいけないことがある
    →徹夜はイレギュラーな生活と捉えよう。徹夜が明けたら、徹夜がない時と同じ生活リズムを心がけ、早めに生活リズムを正常化させよう。
  2. 提案前で、ここ最近は短時間睡眠が続いていた
    →睡眠時間を取り戻そうとするのは厳禁。8時間眠れば人間はコンディション調整ができるようになっているので、8時間を心がけて睡眠を摂ろう。

睡眠と脳の科学

  • 著者:古賀 良彦
  • 出版社:祥伝社
  • 発売日:2014/2/3

モデルプロフィール

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  • 名前:岡部楓子
  • 生年月日:1995/3/22
  • 出身地:横浜
  • 職業:慶應義塾大学
  • 受賞歴:ミス慶應SFC2015ファイナリスト
  • 一言:趣味は趣味を探すこと
  • 最近の悩み:卒論テーマが決まらん

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Myコーデ

WRITERこの記事を書いた人

庭野蹴

同級生に同級生と見られない老け顔(両親譲り)眼鏡(父親譲り)の男性。お母さん方の井戸端会議によく顔を出しつつ、平和な青春時代を過ごす。 血のにじむような努力(とカロリー過多な食事)の末、早稲田大学に入学。授業に来なくなる友人を尻目にいそいそ学問に励む。結果、ちゃっかり論文で入賞したことも。また、(若さゆえ)関係各所に噛みつきながらフリーペーパーの制作もしていた。現在は社会人。