やる気は出るものではない、出すものだ!キミのやる気スイッチは、どうすれば押されるのか?

のうだま―やる気の秘密

  • 著者:上大岡 トメ(著), 池谷 裕二(著)
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日:2008/12

 

秋も近いのに、相変わらず暑い。

日本の場合は湿気によって、暑さに不快感も加わる。
こんな暑くちゃやる気も起きないよ、と一日に三回は言いながら、僕は働いている。

そんなやる気の起きない季節でも特に頑張らなくてはいけないのが、受験生だ。
経験上、夏休みが終わった後に一種の燃え尽き症候群になってしまう受験生が多いように思う。

学生時代、教育系のアルバイトを長くしていた。
自分の高校時代の経験を基に、勉強法やモチベーションアップ法を伝授するというような仕事だった。

その過程で、旧帝大や有名私大に通う優秀な大学生独自の方法も聞くことができた。

今回紹介する「のうだま」は脳を騙し、モチベーションをアップさせることをテーマにした漫画形式の一冊。
イラストレーターの上大岡トメと、勢いと実力のある若手脳科学研究者として有名な池谷裕二の共著だ。

特に池谷氏は、最新の専門知識をわかり易く紹介できる研究者として、専門家の中でも評判が高いという。

本書の考え方は、アルバイト時代に話していたことと非常に近いものだった。
せっかくなので、書籍の内容とリンクするものを具体例として交えながら、紹介していきたいと思う。

やる気スイッチは「淡蒼球」にあり!

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♪やる気スイッチ 君のはどこにあるんだろ~♪というCMが一時期話題になった。
誰しもが「そんなもんがあるなら苦労しないわ!」と突っ込んだことだろう。

ところが、やる気スイッチは確かに存在するのだ。
それが、脳の淡蒼球と呼ばれる個所。

「なーるほど、そこを動かせば怠惰な俺でもやる気が出るのか!」と思った諸氏もいることだろう。

しかし、残念なお知らせもある。
それは、淡蒼球は意識的に動かせないことだ。

では、結局やる気は起こるのを待たなければならないのか。
実は、やる気スイッチを動かす「スイッチのスイッチ」が脳にはあるのだ。

「BERI」は「やる気スイッチのスイッチ」

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その「スイッチのスイッチ」の名前は、BERI。

脳の個所を表す名前ではなく、
Behavior=行動
Experience=経験
Reward=ごほうび
Ideomotor=なりきる
の頭文字だ。

たとえば「行動」なら、まずはパソコンを立ち上げてみる、眠い朝はまず掛け布団を剥がしてみる。
そういった行動を少しずつ行うことで、徐々にやる気も起こってくる。
僕も勉強するときは、単語など負荷が比較的軽いものから始めるようにしていた。

「経験」はいつもと違うやり方をすること。
たとえば勉強する場所を変えてみることだ。

ごほうびは言わずもがなかもしれない。
物的なものと精神的なものをうまく組み合わせる。僕は夜のスポーツニュースを見ることを楽しみにしていた(とてもおじさんっぽい)。

「なりきる」は、なりたい姿をイメージしてみること。
受験生の時は、合格して大学を歩く姿をよくイメージしていた。
社会人なら収入が増えたら住みたい町に出かけ、「絶対にこの町に住むんだ!」と思うのもいいかもしれない。

やる気は自分から迎えに行く

 

ここまで読んでお分かりかもしれないが、やる気は出るものではない。出すものだ。

「やる気は自分から迎えに行こう!」とは、池谷氏の言葉。

やる気が出ない、は人類共通の悩みだと思う。
それは、スポーツ選手でもきっと同じはずだ。同じ人間だから、疲れてやる気が出ない時もきっとあるだろう。
それでも体を動かし始めることで、徐々にやる気を高めていったに違いない。

イチローやウサイン・ボルトといった偉大な選手も、才能に加えて日々の努力があるから成功している。

本書ではBERIや脳の機能に関する考え方を基に、16個のやる気を「出す」ための方法を紹介している。
上大岡氏のかわいらしいイラストもあいまって、スッと受け入れられるものばかりのはずだ。

その中から自分に合った「やる気スイッチのスイッチ」を動かす方法を見つけてみよう。

こんなお悩みを解決!

  1. 気温は高いし、毎日忙しいしで、やる気が出ません
    →やる気は出すもの! 「やる気スイッチのスイッチ」を動かそう。
  2. 「やる気スイッチのスイッチ」ってなんですか
    →やる気スイッチは意識的には動かせない。連動するスイッチ(BERI)を意識して、行動を変えてみよう。

のうだま―やる気の秘密

  • 著者:上大岡 トメ(著), 池谷 裕二(著)
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日:2008/12

モデルプロフィール

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  • 名前:永井美生
  • 生年月日:1992/10/17
  • 出身地:千葉県鴨川市
  • 職業:女優
  • 受賞歴:2016年度大学の教材DVD、『恋人募集中』、『写真集:散歩ガール永井美生梅ケ丘編』その他CM再現VTRで活動中
  • 趣味:天然石のアクセサリー作ること 
  • 最近の悩み:悩みがすぐでてこないところ
  • Twitter:@mimimimioo10

(カメラマン:伊藤広将)

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Myコーデ

WRITERこの記事を書いた人

庭野蹴

同級生に同級生と見られない老け顔(両親譲り)眼鏡(父親譲り)の男性。お母さん方の井戸端会議によく顔を出しつつ、平和な青春時代を過ごす。 血のにじむような努力(とカロリー過多な食事)の末、早稲田大学に入学。授業に来なくなる友人を尻目にいそいそ学問に励む。結果、ちゃっかり論文で入賞したことも。また、(若さゆえ)関係各所に噛みつきながらフリーペーパーの制作もしていた。現在は社会人。