躊躇していても何も生まれない。ForuCafe代表平井幸奈がオススメする『はじめの一歩を踏み出そう』

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

  • 著者:マイケル・E. ガーバー
  • 出版社:世界文化社
  • 発売日:2003/5/1

 

今週のテーマは、「美人起業家がオススメする起業するか悩んだときに読みたい本特集」。

本日は、日本初のブリュレフレンチトースト専門店『ForuCafe』を手掛ける株式会社フォルスタイルの代表取締役社長・平井幸奈さんがオススメする『はじめの一歩を踏み出そう』を紹介します。

起業するかどうか悩むのは、起業って難しくて失敗するのではないかと思ってしまうから、ということも多いでしょう。
本日は、経営コンサルタントとして、多くのスモールビジネスを成功に導いた著者が教える、「成功する人たちの起業術」の中から、起業の失敗の原因と、成功へ導くカギのエッセンスをお伝えします。

起業の失敗の原因は

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「たいていの起業は失敗する。」

これは数字でも証明された事実です。本書でもこうあります。

米国では驚くほど多くの人が、会社を立ち上げては失敗しているのである。
毎年何百万人以上が会社を立ち上げる一方で、一年目に40%が、5年間では80%以上、つまり80万社!が姿を消している。そして、たとえ5年間生き延びたとしても、次の5年で残りの80%が姿を消す運命にある。

日本においてもこの状況はあまり変わりません。多くの新規企業があっという間に、倒産・廃業に追い込まれています。

こうして、多くの起業が失敗に終わるのですが、その原因は何なのでしょうか?

本書では、事業を立ち上げようとする人が持つ三つの人格というユニークな視点を用いて、多くの起業家が失敗に終わるプロセスを明快に説明しています。

著者に言わせると、事業を立ち上げようとする人は皆以下の三重人格者であるということ。
起業家:変化を好む理想主義者
マネジャー(管理者):管理が得意な現実主義者
職人:手に職をもった個人主義者

誰もが以上の3つの人格を併せ持っていて、そして3つのバランスが取れたときに、驚くような能力を発揮するというのです。つまり、逆に3つのバランスが取れないと、起業は失敗する、と。

私は必ずしも、トップ1人で、3つの人格のバランスを取れる必要はないのでは?と感じますが、チーム全体としては、バランスが取れる必要があると信じています。

起業家が、「理想を語り、新しい世界を切り開こうとし」
マネジャーが「事業の基礎を固め」
職人が「専門分野で力を発揮してくれる」。
こういったサイクルをチームとして回せるようになったら、成功に近づいている、ということではないでしょうか?

起業を成功させるカギ

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本書で、成功へのカギとして取り上げられており、本書をオススメしてくれた平井幸奈さんが共感する「自分がいなくてもうまくいく仕組み」について、ご紹介します。

この章で、著者が最も伝えたいメッセージは、
“あなたの事業は、あなたの人生ではない”
ということ。

あなたの人生の目的は、事業という生き物に奉仕することではない。反対に、事業という生き物は、あなたの人生に奉仕するはずである。つまり、自分のためにお金を生み出してくれたり、人生の目標のために役立ってくれたりするような事業をつくらなければならない。

そのために、自分がいなくてもうまくいく仕組みを構築することが重要である、というのが著者の主張です。

その主張に加え、少し違った視点で、私は自分がいなくてもうまくいく仕組みが大事だと思っています。
それは、「自分だけでできることは限られている」ということです。
起業したばかりの頃は人もモノもお金もないので、自分自身で、何でもやってしまいがちですが、事業を大きくし世の中を変えていくためには、自分の力だけでは実現するのが難しいでしょう。
周囲を巻き込み、自分がいなくても事業が回るような仕組みを創るということは、こういった視点からも大事ではないでしょうか?

はじめの一歩を踏み出そう

Hirai_2本書では、まず多くの起業が失敗する原因を分析した上で、起業の成功のカギ、そして具体的に成功するための7つのステップとして各種の戦略を紹介するという、経営コンサルらしいアプローチがとられており、経営コンサル出身の私としては、非常にわかりやすい一冊になっていました。

しかし、最後に著者が一番大切だと言ったことは、経営コンサル出身である私にとって、ドキッとさせられることでした。

中国には次のようなことわざがある。
聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。
しかし、実践しないかぎりは、何も理解することはできない。
(中略)実践に移すまではアイデアは思いつきにすぎず、イノベーションは起こすことはできない。今こそが、イノベーションを起こすときである。

私は前職で、経営コンサルタントとして多くの企業、経営者を支援する仕事をしていました。
ただ、私たちコンサルタントがやるのは、あくまでアイデアを考えることであり、実践するのは、その企業・経営者であるということを、わかっているようでわかっていませんでした。

自ら実践して理解できることは、起業に限らずたくさんあると思います。
私は起業して、こういうことだったのか、という発見を毎日しています。その発見は時には嬉しいことばかりではありませんが、良薬は口に苦しとも言いますし、今後も毎日精進していきたいと考えています。

皆さんも、はじめの一歩を踏み出してみませんか?

悩みを解決する3ヶ条

  1. まず、起業は失敗する確率が高いという事実を受け入れ、なぜ多くの起業が失敗に終わるか原因を探りましょう。
  2. 起業の成功の一つのカギは、自分がいなくてもうまくいく仕組みを創ることです。起業を考える際の視点として頭の片隅にでも入れておきましょう。
  3. 自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできません。いざ行動へ!

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

  • 著者:マイケル・E. ガーバー
  • 出版社:世界文化社
  • 発売日:2003/5/1

 

モデルプロフィール

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名前:平井幸奈
生年月日: 1992/08/07
出身地::広島県
職業::株式会社フォルスタイル代表取締役
趣味::旅行
Twitter:@yukina_hirai
Blog:http://ameblo.jp/yukinahirai
会社HP: http://forustyle.com/
フォルカフェ:http://forucafe.com/
フォルグラノーラ:http://forugranola.com/

(カメラマン・横須賀馨介)

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本to美女選書

WRITERこの記事を書いた人

有吉 洋平

株式会社SENSATION代表取締役。 大学卒業後、欧州系戦略コンサルティングファームの株式会社ローランド・ベルガーに入社。戦略立案からオペレーション改善まで、幅広いコンサルティング業務に従事。2015年、「本to美女」や様々なWEBサービスを運営する株式会社SENSATIONを創業、代表取締役に就任。