相手の話をしっかり聞くことの大切さとは『目からウロコのコーチング』

目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

  • 著者:播摩 早苗
  • 出版社:PHP研究所
  • 発売日:2008/4/1

 

「コーチング」という言葉が日本に入ってきたのは、おそらく20年ほど前ではないかと思いますが、ここ数年でかなり普及した感があります。それにしたがって、「コーチング」を名乗ってはいるけれど「本当にこの方法で、この人が相手でだいじょうぶなのかな」と思わざるを得ないものが増えたものまた事実です。

コーチングって?

airi1

本書『目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか?』は、コーチングについても本としては、読みごたえもあり、また実用性もある1冊です。リーダー向けに書かれた本であり、「部下が話を聞いてほしい人になる」ことに主眼が置かれています。

ここが大切な所です。上司になれば、おのずと自分の話を部下に解いて聞かせることは多いでしょう。けれども、部下から話を聞くということに関しては、なおざりになってしまうケースが少なくありません。
たとえば、部下との面談の時間を設けたとしても、部下は委縮して、当たり障りのない話に終始してしまう――そんな経験を多くの人が持っているはずです。それでは風通しが良いとはとても言えませんし、社内の改善にはつながりません。

本書では、まず「コーチングとは何か」「注目される背景」について説明し、「部下を伸ばすコーチング」の方法を説明します。
そのあと「聴くことと受け入れること」「承認(褒めることと叱ること)」について語られます。「承認」というのは、近年子育てなどでも最近注目されていることですから、汎用性を持って受け入れることができるでしょう。その後に語られる「Iメッセージ」も同じく、現在は幅広く使われています。

「Iメッセージ」の大切さ

airi2

そのほかにも「聴くことと信じる能力」「コミュニケーションから生まれるエネルギー」「ペーシング」「達成目標のビジュアライズ」「質問をコーチング」「コーチングにおけるアドバイス」「エネルギーロスの自覚をする」「コーチングのストラクチャー」など、コーチングの基礎であり、現在よく使われるスキルが満載。ビジネスにおけるコーチングだけではなく、コーチングそのものを知る上でも大変役に立ちます。また、ところどころイラストによる図解もあり、ビジュアルで理解することができるのもよいところです。

これらのなかでも特に覚えておいていただきたいのが「Iメッセージ」です。
「I(アイ)」とは英語の一人称の「I」です。「自分の思いを率直に言語化したもの」だといえます。とくに日本人は遠まわしに物事を伝えがちで、会話に「I」がないことが多く、実際は言葉足らずで伝わらず、混乱と揉め事につながってしまうことが多いのです、けれども、時にはしっかりと思いを伝え合うことが大切。それは上司と部下との間でも同じことで、お互いを理解することで、信頼が勝ち取れるといえるでしょう。

本書には「銀座NO.1ホステスに見るコーチング」など、他のビジネス書にはみられない記載もあり、コーチング初心者から、コーチングジプシーになってしまっている人まで、多くの人に細やかに伝わる記述が随所に見られます。この1冊を実践することで、明日からすこしずつ人間関係が豊かになっていくのではないでしょうか。

目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

  • 著者:播摩 早苗
  • 出版社:PHP研究所
  • 発売日:2008/4/1

モデルプロフィール

airi_profile
  • 名前:塚本愛梨
  • 生年月日:1989/7/4
  • 出身地:神奈川県
  • 職業:事務
  • 受賞歴:withgirlsスターメンバー、キュレーター
  • 趣味:カフェ巡り・スポーツ
  • 最近の悩み:欲しいモノがたくさん
  • Instagram:@airiii_t

(カメラマン:伊藤広将)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

本to美女選書