戦略を制す者は就活を制す 『戦略がすべて』

やみくもに面接を受けるのではなく、戦略を練ろう

marika1

就活をするにあたって、みなさんはどんな戦略を練っていますか?早期からインターン等の参加で企業分析をする人、業種を選ばずとりあえず色んな企業を受ける人……人によって、就活へのアプローチの仕方はさまざま。就活には十人十色の戦い方、つまり、戦略があるのです。

著者の瀧本さんは、戦略と作戦(オペレーション)戦術の違いを分かりやすく解説してくれています。

「作戦は目標が設定されたときに、そのためにするべきことをより効率よく行うための仕組みづくりである。これは会社で言えば、基本的な業務プロセスの作り込みやその改善ということになる。戦術は、さらに抽象度が落ちて具体性が増し、現場レベルでの細かな動き方ややり方の調整というものだ。」

就活という戦場で、他人と比較され、企業から「この人材を取りたい」と思わせるには、各人の強み・弱みを分析して、他の人とは違うアピールの仕方を考えなければなりません。

戦略は自信が無い人にもっとも有効です。走るスピードを比べたり、数学の得点を競う場合は、得意な人が勝つだけです。ですが、面接という何でもありの勝負の場では、戦い方のルールを変えても、攻守を逆転しても反則にはなりません。自信が無い人こそ、戦い方と自分の特技を生かせば、勝つことが可能なのが就活なのです。

就活をゲームとして捉えてみる

marika2

著者は、政治をゲームとして捉えてみようと言っています。というのも、選挙は沢山の候補者から、代わり映えしない選挙活動やマニフェストを聞いて私たちは投票をします。多くの候補者から選ばれた人は、それだけ他人と違い何か目立つ戦略を持っていたはずです。私は第6章の「政治は社会を動かす「ゲーム」だ」を読んで、就活における面接の場でも生かせるのではないかと感じます。

選挙において、マニフェストはそこまで重要ではありません。たとえ正しい意見であっても、時代や将来の出来ごとによっては人の意見は簡単に変わります。それは面接でも同じ。いま、学生である私たちが何を言っても、面接官にとっては大勢いる候補者の1人の意見として捉えられてしまいます。

だから、私たちは政策よりもブランドイメージを上げる方が効率的なのです。選挙も似たような政策を提言する人がいるなら、あとは印象で選びます。

例えば、本に紹介されている例では、地方の選挙で若手の議員が高齢の与党候補との違いを明らかにするために「若くて地元密着の候補が政治を変える」とアピールするものでした。

自転車やマラソンで市内を駆け回り、選挙演説をした若手議員は、高齢議員との違いをアピールし当選しました。他の人が出来ずに、自分にしか出来ないことは何かもう一度考えてみることが、就活攻略の秘訣です。

企業を見る前にまず人を見る

marika3

企業の今後を分析するなら、著者は商品市場、資本市場に最も注目すべきなのは人材市場と指摘しています。「企業は人材に対してより魅力的な労働機会を提供することにおいて、お互いに競争しており、より魅力的な労働機会を提供している会社がより良い人材を手に入れる」と言っています。

いい企業にはいい人材が集まるには納得が出来ますよね。さらに注目してみるには、どんな人が入社したかだけでなく、どんな人が何を理由に辞めたのかを知った方が今後の企業分析には役に立ちます。

特にベンチャー企業ではこうした動きは顕著で、いい兆しでも衰退傾向の場合、大量採用が行われ、学歴、職歴などレジュメばかりで、個々の成果をみるとハッキリした成果が得られていないというケースがあるのです。

特に本の中でも印象的だったのは、「元○○」の個人名が目立つようになったら、その出身母体はすでにピークを迎え、衰退の傾向があるというのです。実際に元ソニーの社員の活躍が目立つようになってから、ソニーの成長に陰りが見え、一部の優秀だった社員はアップルに転職したことが観察されたのです。企業を見るなら、まずは人を見る!今後企業が成長なのか、衰退していくのかが分かります。

あなたの悩みを解決する3ヶ条

  1. ただ面接を受けるのではなく、戦略を練る
  2. 自分にできて、他の人に出来ないことは何か考える
  3. 企業を辞めた人を知ることで会社が見えてくる

戦略がすべて

  • 著者:瀧本哲史
  • 出版日:2015/12/16
  • 出版社:新潮社

モデルプロフィール

marika_profile
  • 名前:まりか
  • 職業:キチョハナカンシャ/就活生
  • Twitter:@kichohana_marik

 

(追記:まりかさんは撮影調整ができなかったため宣材写真でお届けします)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Myコーデ

WRITERこの記事を書いた人

山下未帆

小学生5年生の時に、家族と1年間オーストラリアでバックパッカーをして放浪の旅をして過ごす。父の仕事は報道関係で、取材中ソマリアの海賊に銃で撃たれた話などを聞いて、自分も普通のOLでは満足できず記者を目指す。好きな本と漫画は『トッカン特別国税徴収官』、『闇金ウシジマくん』。資格集めが趣味で、化粧品検定1級、アイスマニア検定などを保持するも役に立たないものが多い。