「とりあえずア○ヤマ行くか…」ちょっと待って。全てのスーツを着る人のバイブル『[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで』

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[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

  • 著者:落合 正勝
  • 出版社:PHP研究所
  • 発売日:2004/1/22

とりあえずア○ヤマ、お金が入ったら麻○テーラー

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スーツを買わなければならない。

とりあえずア○ヤマで進められるがままに一式を購入する。
少しばかりお金が手に入った、お洒落なスーツが欲しい。
人でごった返す麻○テーラーでオーダースーツデビューだ。
ついでにバー○リーも買っちゃおう。

こうやって安くないお金をかけ手に入れた筆者のスーツは今、
クローゼットの奥深くに死蔵されている。
皆さんには、本書を読んで私と同じ過ちを繰り返さないで欲しい。

本書は、男性服飾評論の第一人者である落合氏が、伝統にのっとったクラシックなスーツスタイルとは何かを紹介した名著だ。スーツ、靴、シャツ、ネクタイ、靴下(ホーズ)の基本的なアイテムを取り上げ、それぞれの正統なクラシックスタイルを説明している。

クラシックスタイルとは何か

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男の服装は虚栄心ではなく……他人に対する礼儀を体現する。
1930年から1936年にかけて創造された 何種類かの基本的な服装の型は、全ての男性が自分自身の個性とスタイルを売り出すうえで、表現の尺度として、今日も十分に通用するものだ。
イブ・サンローラン

クラシックスタイルとは、昔からの伝統を受け継ぐ正統なスタイルのことだ。
単に昔からあるスタイルということではない。正しいルールを継承した、時代を代表するスタイルである。つまり、その服装が生まれた歴史を知って、そこに現代的な時代を代表するモダンな要素が加味されたものである。ところが、近年の変化の多くは商業的な思惑からの変化や、機能的側面からの変化であり、クラシックであるとは言えない。
つまり、半世紀以上前に確立した正統なスタイルを知ることがすなわち、クラシックスタイルを知ることなのだ。

それぞれのアイテムにおけるクラシック

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スーツスタイルの最も基礎的なアイテムのそれぞれについて、クラシックスタイルという観点からポイントをいくつか紹介する。

・スーツ

スーツは第二の皮膚である。

皆さんも、ルーズなスーツを身にまとった男性の姿をみて見苦しいと思ったことがあるだろう。
クラシックなスーツは、動きにまとわりつくように人の体にフィットしなければならない。
トラウザー(ズボン)は必ず上着と着用されるべきで、片割れだけを着てもスーツを着ているとは言えない。股上はウエストのくびれにフィットするように深く、ベルトではなくサスペンダーでつるすべきだ。

・靴

服装をいかに安上がりにしようと思っても、絶対にケチってはいけない分野があるのです。

クラシックな靴にはトレンドが無い。できる限り質の高いものを購入すべきだ。筆者自身も知識の無いうちに買ったスーツは後悔する点が尽きないが、購入した靴に関しては今も現役である。
黒か濃茶のストレートチップ(甲に横一文字に飾りが入ったもの)、プレインキャップトゥ(ストレートチップの横一文字に模様が入ったもの)、プレインキャップトゥ(何も装飾が無いもの)あたりを買っておけば間違いない。

・シャツ

ベストドレッサーは常にコットンシャツを愛用してきました。そしてこの伝統はこれからも変わることはないでしょう。

シャツの素材は吸湿性に優れた上質なコットンは意外にありえない。スプレッドカラー(ワイドに広がった襟)で白か青系のシャツをそろえよう。

・ネクタイ

レジメントのストライプは、特定の団体のものと紛らわしくないか慎重に注意する必要がある。

レジメント(ストライプ)タイは、一番よく見かけるネクタイの柄だが、基本的には避けるべきだ。古くは英国の艦隊旗に由来し、団体の所属を表すために多く使われてきたためである。(黒字に黄色ストライプを締めれば、オックスフォード出身だと主張しているようなものだ。)代わりに、上質なシルクの無地、ピンドット、小紋のネクタイの方が無難だ。

・靴下(ホーズ)

ふくらはぎをおおう靴下は、どんな天気でもはかなくてはいけない。

靴下という認識は誤りで、スーツと同様に人目に触れる独立したアイテム=ホーズ(オランダ語)として認識すべきだ。装飾を排ししっかりとひざ下までを覆うウールとシルクのものを選ぼう。

自分で見つけるモダン・クラシック

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洗練のためには、常にステップアップを心がけることだ。服装術はテニスと同じである。上手な人のプレイを見て練習を繰り返し、次第にレベルを上げていく。

落合氏が紹介するクラシックスタイルは、正統な基本なスタイルが何なのか?ということをまず知る上では欠くことができないものだ。ただし、それをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の周囲のお洒落な人の服装を見て真似し、知った上でそれを加味し次第にレベルを上げていくのが良いだろう。

もし、全く落合氏の勧めるように、真夏でも決して上着を脱がず、頭の先からつま先まで上質な天然素材で揃え、サスペンダーで決めてしまうと、それはそれで、場と相手をわきまえ「他人に対する礼儀を体現」したスタイルとは言えないからだ。しかし、クラシックスタイルを理解した上で、場や周囲を考えてあえてジャケットを脱ぐことと、何も知らずに化学繊維混紡の半袖のシャツを着用することとは全く違う。

[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

  • 著者:落合 正勝
  • 出版社:PHP研究所
  • 発売日:2004/1/22

モデルプロフィール

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  • 名前:井上実萌彩
  • 生年月日:1997/03/05
  • 出身地:埼玉県
  • 職業:日本女子大学
  • 受賞歴:ミス日本女子大グランプリ/Ray専属読者モデル プリンセスクラブ
  • 趣味/一言:カフェ巡り
  • Twitter:@inoue_mimoza

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