「酒飲み」が趣味なら、こんなに楽しい。『サラリーマン居酒屋放浪記』

お酒を飲むことは好きですか?しっぽり晩酌、わいわい飲み会…どんな風に飲むのが好きですか?それとも、お酒は苦手ですか?人それぞれにお酒との付き合い方があって、「酒を飲む」ということの周りには、色々なドラマがあるこの世界。

「趣味は酒を飲むことです」

こう言う人がいても、いいのではないでしょうか。

本書を書いたのは、「現役サラリーマン」もとい、「酒場の主役」である藤枝暁生さん。筆者紹介の欄に「趣味は英語学習と居酒屋巡り。」と書かれている程、れっきとした「趣味が酒を飲むこと」な方。「居酒屋巡り」という角度から、趣味である「酒飲み」を味わう筆者が本書で紹介するのは、日本各地で巡った36軒の「酒場」です。一編一編から伝わってくるのは、それぞれの酒場のそれぞれの雰囲気。読者も居酒屋巡りを趣味にしているような気持ちになる、そんな放浪記を手に取ってみてはいかがでしょうか。

サラリーマン居酒屋放浪記

  • 著者:藤枝暁生
  • 出版社:朝日新書
  • 発売日:2016/2/12

読み進める程に、酒場へ行きたくなる。

生ビール、ハイボール、ニラ玉、なめろう…

お酒を飲むことが好きな方は、この並びを見ただけで、酒場に行きたくなるかもしれません。けれど、酒場にあるのは旨い酒と旨い料理だけではないのです。

例えば、愛知県の「酒肴・味わい処みち」で筆者を待っていたのが、嬉しい再会。行きつけのお好み屋さんの店先で筆者は、昔通っていた居酒屋のママさんから偶然声をかけられます。実はそのママさんは、芳しくない売上を理由に、常連さんに惜しまれながらもその居酒屋を畳んでしまっていたのです。ですが数年の時を経て、そのお店が復活。ぜひお店に来てほしいと言われた筆者はもちろん、そこを訪れます。

昔とは違う場所に、新しい看板。それでも暖簾をくぐった筆者を迎えたのは、懐かしい雰囲気。「ああ、またこの店の料理と酒を味わうことができるんだ。」としみじみ思う筆者に、変わらない割烹着のママと職人気質のマスター。酒場を作るのは、料理と酒だけではなく、そこにいる人と彼らが醸し出す雰囲気でもあるのだと、私たちに気づかせてくれる、そんな心温まる一編です。

立ち飲みの作法、知っていますか?

本書で紹介されているのは、「居酒屋巡り」という角度からの酒飲みだけではありません。もうひとつ、「立ち飲み」も紹介されています。とはいえみなさん、立ち飲みの作法はご存知ですか?

立ち飲み屋では、ドリンク注文までが第1ラウンド。入店と同時にあなたがまず試されるのは、どこに座るかです。そしてドリンクは何を頼むか、またそのスピード感も試されます。もちろん、おつまみの頼み方にも勝負はかかっています。趣味として立ち飲みを極めようと思うなら、ぜひこの答えは知っておきたいもの。滑り出しが上手くいけば、きっとその後も、趣味としてより楽しくお酒を飲めるはずです。

単にお酒を飲むだけではない「酒場」

36編全てを読み終えたあなたは、お酒と料理だけではない酒場の魅力に、もう気づいたはず。そう、酒場はただ単にお酒を飲むためだけの場所ではないのです。ある時は自分と向き合い、またある時は他のお客さんと交流する。酒場ではそんなことも出来ます。筆者は酒場について、こう考えると言います。「酒場の使い方は十人十色ですし、凝り固まったルールなどありません。他人に迷惑をかけたり、不快な思いをさせないという一点だけ守れば、誰だって自由に振る舞うことができて然るべき場所」。

ほら、趣味としての酒飲み、魅力的に思えてきませんか?

サラリーマン居酒屋放浪記

  • 著者:藤枝暁生
  • 出版社:朝日新書
  • 発売日:2016/2/12

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☑ 自由に楽しめる趣味がほしい!

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モデルプロフィール

  • 名前:鈴木康代
  • 生年月日:1997/6/14
  • 出身地:宮城県
  • 職業:大学生
  • 受賞歴:ミスオブサークル協賛賞、non-no読者モデル
  • 趣味・一言:読書、カラオケ
  • 最近の悩み:甘いものが好きなのにダイエットしないといけないこと
  • Twitte:@yaya_tter
  • インスタ:@yaya_stagram

(カメラマン:伊藤広将)

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