前回の代表ブログにて、ラグビー日本代表元コーチのエディージョーンズ氏の著作『ハードワーク』から、強いチームの作り方について紹介しました。
代表ブログでは、今後はあまりテーマを決めず、私が読んだ本の中でおすすめの本を定期的に紹介していきたいと思います。
そして、今回は、ライフネット社長の岩瀬大輔さんの著作『入社1年目の教科書』から、仕事の極意を紹介していきます。
入社1年目の教科書
- 著者:岩瀬 大輔
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日:2011/5/20
岩瀬大輔さんの経歴を拝見すると、
『東京大学法学部卒業→ボストン・コンサルティンググループ(外資系戦略コンサルティングファーム)→ハーバードMBA→副社長としてライフネット生命保険を立ち上げ→2013年より社長』となっており、
私が言うのもおこがましいのですが、私の経歴が、
『東京大学工学部卒業→ローランド・ベルガー(外資系戦略コンサルティングファーム)→(海外MBAを志していたが行くのは辞めて)会社立ち上げ』であり、同じような経歴で似たような発想をされているのではないか、と思って手に取ったのがこの本との出会いでした。
実際に数年前まだ前職のコンサルティングファームに在籍していたときに購入して読んでみると、かなり共感する部分があり、最近は従業員・インターン生に必読書として読んでもらっているのが本書です。
社会人1年目向けに書かれた本ですが、改めて仕事について考える上で、社会人全ての人におすすめできる一冊です。
仕事の3つの大原則
本書ではまず、仕事の3つの原則が紹介されています。
その中で1つ、特に私が共感する大原則をご紹介します。
それは、『頼まれたことは、必ずやりきる』ということです。
当たり前だろ?と思われる方も多いかもしれませんが、自分も含めなのですが、意外とこれが出来ない人は多いはずです。
あなたは、「すみません、まだやっていません」や、「忘れていました」という言い訳をしたことがありませんか?
自主的に催促される前に、『頼まれたことは確実にやりきる』大原則は、社会人1年目のときだけでなく、起業してからも心がけるようにしています。
そうすることで、上司、取引先、クライアントなどから信頼されることができると思うのです。
その際に、『いつまでに』やりきるべきか、確認することも併せて重要です。
入社1年目の教科書・50のルール
次に、社会人1年目の教科書として50のルールが記載されています。
たくさんあるので、目次を見ながら気になったところ読んでみるのがおすすめですが、そのいくつかのルールに共通すると私が思うのが、
『小さなことを馬鹿にせず遂行せよ』
ということだと思います。
50のルールとして、例えば、
- 何があっても遅刻はするな
- メールは24時間以内に返信せよ
- 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
のようなことが記載されているのですが、1つ1つを見てみれば小さなことです。
前回紹介したエディージョーンズ氏の『ハードワーク』にも書かれていましたが、小さなことを馬鹿にしてできない人間が、大きなことを成し遂げられるわけがありません。
小さいことをきっちりこなすことが、大きなことを実現することに着実に結びつくと思います。
チャンスを掴むために必要なこと
最後に、「チャンスを掴む人になろう」というメッセージが書かれています。
仕事とは、未知の分野への挑戦の積み重ねです。(中略)
勝負所どころでチャンスをつかめた人が、より大きな次のチャンスの切符を手にするのです。(中略)
挑戦するためには準備が必要です。しかも、正しく洗練された準備でなければなりません。来るべき「勝負どころ」をつかみ、近い将来飛躍できる人になるためには、準備の方法を理解し実践する以外にないと思います。
勝負どころでチャンスを掴める人になるために、本書を通して準備する方法を学び、十分な準備を重ねてみてはどうでしょうか?
仕事の極意
- 頼まれたことは、必ずやりきる
- 小さなことを馬鹿にせず遂行する
- チャンスを掴むためにしっかりと準備をする
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