【POINT】
- 本と珈琲って、素敵じゃない?
- ブックカフェが、「わたしの世界」を広げる
- オススメの「首都圏 駅チカ」ブックカフェ(随時追加)
本と珈琲
早朝。カフェで、まどろんでいると、斜め向かいの席に、親子らしき2人組がすわりました。50代の女性と90代くらいのおばあさん。
「いい香りだね」
女性は、コーヒに顔を近づけ、手で湯気を扇ぎます。
おばあさんが微笑みました。
「だって。私はこのために生きてるのよ」
わあ、いいな。
おばあさんが、長い人生の中で見つけた幸せ。彼女の言葉が、心に沁みました。
そうね、と、女性も微笑み、カバンから本を取り出します。
「この本、お母さんにビッタリだと思って」
本は、佐藤愛子さんの『90歳、何がめでたい』でした。ナイスな選書。
おばあちゃんは本をパラパラめくり
「まあ、私もこの本と同じだねえ……!誰が書いた本?」
と、興奮した様子。20分ほど本の話が続きます。珈琲を飲みきると、腕を組んでで帰っていきました。
この親子は、
朝に、近所を散歩をして、
この喫茶店でモーニングを楽しむのが日課なのでしょうか。
何気ない日常をのぞいて、ほっこりした心地になると同時に、
この温かな風景を演出した「本と珈琲」ってなんかいいなと思いました。
1人で妄想していると、自然と今夜の予定が決まっていました。
ーーブックカフェにいこう。
オススメの「首都圏 駅チカ」ブックカフェ
最近の趣味は、ブックカフェめぐり。
次の予定までの空き時間、集中して作業をしたい時。
「首都圏の駅チカ」ブックカフェはオススメの空間です。
端的に言うと、ブックカフェに行くと、QOD(「クオリティ・オブ・デイ」と私が勝手に呼んでいる)が高まります。
普段の自分なら買わないような新しいジャンルの本。
それを手に取り、面白いと感じた時、わたしの世界は確実に広がっている。
「なんとなく気になるな」と思ったら、とりあえず読んでみればいい。
「自分の世界を広げる」きっかけを提供してくれる空間、それがブックカフェです。
私がこれまで行ったお店を、エリアごとにピックアップしました…!
【東京】
★MARUNOUCHIREADINGSTYLE(丸の内リーディングスタイル)

スコーン、ドリンクセット
→KITTE4階。店内にコーヒーとスイーツの甘い香りが漂う。ドリンクの料金は高め。スコーンは自然な甘さで美味しかった。店内が可愛い。本も雑貨も充実している。
★HINT INDEX BOOK(ヒント インデックス ブック)

→東京駅の改札内(丸の内南口周辺)にあります。モーニングに行くのがお得。

朝カレーセット(600円)。
【有楽町】
★スターバックスコーヒー TSUTAYA 有楽町マルイ店
・https://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=2018
→マルイ8階。座席が多いですが混んでます。息抜きに本を読みながらタスクをこなしたい。そんな日にオススメ。
【新橋】
★スターバックスコーヒー TSUTAYA 新橋店
・http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=2057
→JR新橋駅・烏森口から徒歩約3分程。座席数は少なめでこじんまりしている。電源ブースも3席あり。
【上野】
★ROUTE BOOKS

→本to美女の読書会イベントでも御世話になりました。階段を上がり、扉を開けると、別世界。こだわり抜いた植物とインテリアに、本が溶け込んでいる。オーナーさんのこだわりを感じます。移転再開したようです。
【秋葉原】
★STORY CAFE(有隣堂 ヨドバシAKIBA店)

→ヨドバシカメラの10階。同階にある有隣堂の本を3冊まで持ち込み可。ワイファイや電源もあります。
【渋谷】
★渋谷シティラウンジ (Shibuya City Lounge @SHIBUYA LOFT)
→渋谷センター街のロフト2階。趣味をテーマにした雑誌や書籍が約500冊。ランチプレートが美味しい。友人とお茶するのにも最適。
★萩原珈琲(マルゼン&ジュンク堂書店内)
→東急百貨店7階。購入済みの本のみ読めます。「今、どうしても本が読みたいんだ」という読書家が1人で楽しむ感じ。
★WIRED TOKYO 1999

→ハチ公口スクランブル交差点の目の前の「QFRONT」ビル7F。ゆったりとした空間。フォトジェニックです。クリームブリュレが忘れられない。
★森の図書室

→渋谷駅から徒歩7分。本to美女の撮影でもお世話になりました。落ち着いた空間。深夜まで本が読めるオトナなお店。座席料があるので、会員になるとお得。
【新宿】
★STORY STORY

→小田急百貨店本館10F。有隣堂併設カフェです。土日は混んでいます。Wi-Fi有り。

季節限定の苺ソースのアイスビスケットサンド。
【池袋】
★天狼院書店(東京天狼院)
→ブックカフェという枠にははまらないかもしれない。マーケティングや小説などのゼミが大人気。書店の可能性に、ワクワク。昨年、天明麻衣子さんのイベントで取材させていただきました(記事リンク)。
【六本木】
★スターバックスコーヒー TSUTAYA TOKYO ROPPONGI店
→アート、ビジネス書、児童書が中心。1階は混んでいるが、2階は穴場。
【二子玉川】
★スターバックスコーヒー 二子玉川蔦屋家電店
→これ以上に素敵なツタバには出会えていない。にこたま住みの友人にジェラシーを感じました。
ただ、いつでも、そこに居てくれる存在
名乗り遅れました。編集部のゆかわうららです。
猫と写真と、本が好きな女子大生です。
2017年5月から、『本to美女』編集長を務めさせていただくことになりました。
「読んでくれた方の人生を、少しでも、明るく、豊かに」。
そんな思いで、1年間、お手伝いします。よろしくお願いします。
ーー新しい世界、心揺さぶる言葉、自分らしい生き方。
なんでも教えてくれる本という存在は、
私たちの知らないところで生まれ続け、
あなたのことを待っているわけでもなく、
ただ、いつでも、そこにある。
本とわたしたちの関係性は、ぼんやりとしたものかもしれない。
ですが、
もし、あなたが必要とすれば、必ずあなたのものになります。
読みきった後も、知識としてあなたの人生に一生寄り添ってくれます。
本は、人生を豊かにします。
あなたが、今日も素敵な本に、出会えますように。
九十歳。何がめでたい
- 著者:佐藤愛子
- 出版社:小学館
- 発売日:2016/8/1
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