CATEGORY 娯楽

人生は、きっと短い『わたしを離さないで』

2017年にノーベル文学賞を受賞した作品『わたしを離さないで」。本書は、日系イギリス人作家であるカズオ・イシグロ氏が2005年に発表した長編小説だ。今日に至るまで映画化はもちろんのこと、2014年には蜷川幸雄演出で舞台化…

カラフルな車窓からの風景が眺めたい『いのちの車窓から』

2017年、テレビで彼を見ることがない1週間などなかったのではないだろうか。そう、星野源さんのことだ。俳優に音楽家、そして作家とあらゆる才能を開花させ、それぞれのステージで眩いほどに輝いている。 今、ここにそんな彼が書い…

夏の夜にゾクっとするミステリ・ホラー5選

異例の暑さが続く毎日。夜も寝付けないくらい暑いですね。 そんな夜、暑さを忘れる怖い話はいかがですか。 『マリオネットの罠』/赤川 次郎 雨の夜、人家もまばらな国道沿いの林の中でトラック運転手が殺され、血まみれの若い女性が…

大人の事情に潰された少年たちの夢と希望と、過去の傷『アンチェルの蝶』

大阪の港町で、掃き溜めのような居酒屋「まつ」を経営する藤太のもとに、幼馴染の秋雄と少女がやってきます。秋雄は、少年時代を共に過ごした幼馴染・いづみは死んだと言い、彼女の娘である少女・ほづみを置いて店を去ってしまいます。過…

「書くのも話すのも危険なもの」をあえて書いた『残穢』。あなたは手に取ることができますか?

小野不由美氏は、私が子供時代に愛読していたホラー小説(「屍鬼」や「悪霊」シリーズなど)を書かれていました。個性的な登場人物がコメディのような会話を交わしているテンポの良さと、相反して身がすくむようなホラー描写に、飲み込ま…

「整形シンデレラ」と呼ばれた女性死刑囚は、本当に罪を犯したのか?『イノセント・デイズ』

ニュースを見ると、毎日必ずと言っていいほど流れる殺人事件。特番として、過去の殺人事件と犯人を追うドキュメンタリーも目にすることがあります。しかし、番組で描かれる殺人犯の人物像が、実は歪められた全くの別人だったら――? レ…

囲炉裏端で語られる怖い昔話のよう。『山怪 山人が語る不思議な話』で教訓と背筋の寒さをどうぞ

「光る球体がふわふわしていた」、「木を切り倒す音がして目を凝らすが、そこには誰も、何もない」、「自宅の近くで道に迷ってしまう」。昔話で聞きそうなシチュエーションばかりですよね。これを実際に体験したという方たちの話を集めた…

細い伏線の糸が幾重にも折り重なる。マリオネットを操るその糸を手繰り寄せ、操者を暴くことができるか!?『マリオネットの罠

今週は、夏の夜の暑さをを忘れさせてくれる「ゾクっとするミステリ・ホラー本」をお送りします。  雨の夜、人家もまばらな国道沿いの林の中でトラック運転手が殺され、血まみれの若い女性が雨の林に消えた――。 殺人事件から1か月ほ…